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261話
しおりを挟む「リビ。どうしたんだ?」
「オリオン様。お願いします。イリスを許してあげて下さい。ルアンの待ち望んだ相手テレーネの事で、取り返しのできない罪を犯しました。お怒りはわかります。しかし。ルアンに愛されず、まだ初夜も済んでいません。これで不安にならないわけがありません。第二夫人の立場ですが、夫に愛されないのは悲しいのです。少しでもイリスに気持ちを向けてもらえれば~今回、操られなかったと思うのです。
なので、私がイリスを預かり、再教育をします。今回だけは、お願いします。」とリビは懇願した。
「リビ。あなたがイリスを庇う気持ちもわかります。しかし。妻になった以上は、夫ルアンが一番に望んだことを一緒になって、叶うように補佐しなければいけません。それが望まず、嫉妬しようともです。わかりますよね。それに妻になって日が浅いイリスですが、小さい頃か教育されていたはずです。なので、今回のイリスが犯した罪は許されません。」
「わかってます。それでも~」
「そうだな。イリスがやった事は許すことはできないが、ルアンがイリスを大事にしないのも、今回イリスが操られた原因でもあるな。その事も考慮しよう。」
「「ありがとうございます」」
「そうだとしても。俺は許さない。俺がこの日をどんなに待ち望んでいたか、みんな知っているだろう。」
「ルアン様。ごめんなさい。
ごめんなさい。」と泣いていた
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