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318話
しおりを挟むあれから時間が少し経ち、可愛らしい浴衣風を着たサーラが、ルゥーカと出て来た。
固まっている細雪に、ルゥーカが「終わりましたよ。
どうかしら?あらまあ。ふふ。
もしかして~あまりにもキレイで声が出ないのかしら。」
サーラが不安そうに「もしかして…似合いませんか?」
細雪は慌てて「とても似合っています。なのでつい。見惚れてしまいました。」
「ありがとうございます。とても嬉しいです。素晴らしい浴衣風も着られて幸せです。」ニコ。
細雪とルゥーカは、またもやあの笑顔にやられてしまった。
ルゥーカに感謝を伝えながら、花火がドカーンと打ち上げている中、細雪に案内をされ祭りの会場に向かった。
到着し細雪に「ありがとうございました。」とお礼を言って別れた。
月と星にみんなを見つけて
「みんな~。」と声をかけた。
「あ。サーラ。やっと来たね。待っていたのよ。もう。来ないかと思っちゃったわよ。」
「ふふ。ごめんね。本当は早くみんなに会いたかったんだけどね。」
「ま、良いわよ。だって会えたんだし。あ。食べ物たくさん、もらってきたわよ。食べながら花火でも見ましょうよ。」
「どれも美味しいわよ。」
「そうね♪ま~本当に美味しそう。いただきま~す。」パク
「おいし~い♪」
「ね。おいし~いでしょう♪」
「あら。私達も早く食べないと~サーラに全部食べられちゃうわよ。」
「「あ。本当だ。」」
☆☆☆☆☆
女性陣を見ていた男性陣は
「あの女性は、誰だ?」
「見た事ありませんな?」
レインが「あの方はサーラ様といって、天音の印を消してくれた人だそうです。」
「あの方が~我々でも解決できなかったのを。凄いなぁ~。話とか聞きたいくらいだ。」
王がサーラを見て「サーラという者。只者ではないぞ。
オーラが違う。王である私でも勝てないかも知れん。」
「「そんなに~!!」」
「見た目ではそんな風には、見えないのに。しかし。美味しそうに食べますね。みんなもそうですが。」
「確かに。なくなりそうなら、取りに行かないとな。」
「まだまだ。食べそうですよね。」
そんな会話をしている中~女性陣の方に一人の女性が近づいていた。
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