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343話 手紙①

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朝に細雪町長が家に来て、2通の手紙を受け取った。

差出人は~ニーナ様とラネア大商会の長モント(誰?)。

花雪と両親で読んでみた。

モントは、グロウの相手の女性の父親だった。
なぜ?父親からの手紙と思い、不審に思いながら読んでいくと、謝罪の手紙だった。

内容は~アリスの妄想の事。
グロウはアリスとなにもない。アリスは、村に帰って直ぐに婚礼を挙げる。
村から出さない。
等など細かく書かれていた。

次にニーナからの手紙には~
あの女の事は片付いたので、一度グロウに会ってほしい。
グロウがどんな状態で、毎日過ごしているなど書いてあった。

「お父さん。お母さん。読んでみてどう思う?」

「そうだな~。あの娘に関しては、本当なんだろうな。妄想であんなに自信もって言えるなんて、恐ろしいな。父親はまともそうで良かったな。」

「本当にねぇ~。グロウも厄介な娘に好かれたのね。ま、見た目もいいし、優しいから勘違いする女性も多そうよね~。(花雪しか眼中にないけど。)」

花雪が黙っていると。

「それで、花雪はどう思う?」
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