415 / 525
411話
しおりを挟む見学はとても楽しかった。
いろんな露店のお店が並んでいた。アクセサリーを作りながら売っていたお店の前に、ファストが立ち止まった。
女性達は、宝石みたいにキラキラしている石を特に見ていた。
それを見てファストが「きれいだろ。近くにある洞窟から採掘できる石だ。武器の飾りにつける者もいるぞ。ま、特に人気はアクセサリーだけどな。恋人とお揃いにするのも流行っているみたいだ。いろんな風に使えるから、他の村とかにも評判の品だ。」
「へぇ~お土産にいいかも。」
「うん。うん。」
それからいろいろと見て歩いていると
「みなさん。
お久しぶりで~す。」と声をかけてきた方を向くと
「あ。ライムさんじゃないですか。どうしてここに?あ。ライムさんが住んでいる村でしたね。はは。いて当たり前でしたね。ごめんなさい。」
「ふふ。確かにそうですね。会えて良かったです。ほら。この頃町で受付の仕事がなかったから。他の村でのイベントの受付の仕事にいったりしているんですよ。もしかしたら、会えなかったかも。」
「すごいですね。そうだ。町長にイベント開催を頼んでみますね。」
「お願いするね♪あ。宴はお手伝いで参加するね。父さん達にも頼まれてたんだ。」
「父さん達って~もしかして。ヨークさん達の事?」
「うん。私あそこの娘なんだ。お父さん。熊でガッシリしているから怖そうだけど、優しいから怖がらないであげてね。」
「… …」なんて言っていいか、わからなかった。
「あ。呼び止めてごめんね。
じゃ~また後でね。」と走って行った。
「さぁ~。あっちで果物取りと、簡単なお菓子作りを体験してから、宿に戻るぞ。」
「「はい。」」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
18
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる