籠の鳥〜見えない鎖に囚われて✿❦二人の愛から…逃れられない。

クラゲ散歩

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393 〜アルトとリネズ〜罠①

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リネズがテントの中に入ると。
空気で膨らませた簡易ベッドの上で、アルトが苦しそうにもがいていた。

「あ~身体の中から、なにかが溢れだしそうだ。」

リネズはその様子を見てニヤリとしながら。
[香りの木]を端に置いてから
「苦しそうですが、大丈夫ですか?」と優しく声をかけた。

「あなたは誰ですか?どうしてここに?」

(年下だけど。見た目も声もなんて色っぽいの。あ~興奮するわ。クネクネ)

「私はリネズ。今日。食事の手伝いをしていたのよ。偶然。フラフラ歩くあなたを見かけたの。体調が悪いのかと気になって、後をつけてきたの。」

「もしかして。野菜スープの?あ~身体があつくて…苦しい。ハア ハア」

「そうよ。野菜スープの場所にいたわ。覚えていてくれて嬉しいわ。あ!苦しいのに喜んでしまってごめんなさい。苦しいのね。あ!もしかしたらあなたの症状。媚薬をもられたのかも知れないわ。」

「媚薬?」

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