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少女と日常
少女とお泊まり会(神様7)
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「なにして遊ぼっか?」
「俺色々持ってきたから見てみるか?」
昇くんは大きなリュックを開きそこから遊び道具を出した。
トランプ、麻雀、ジェンガ、すごろく、まだあるな。
「俺のおすすめはこれだ」
そう言ってリュックの中から取り出したのは
「四人で遊べるやつといったらこれ!バト」
「それはダメ」
「いやでもこれ楽しいでしょ。前にやったけど楽しかったよ?バト」
「名前を出すのがダメ。色々とあったじゃんそれ。ダメでしょ」
「えぇ一推しなのに。エキサイティングになれるよ」
「ダメです」
昇くんは残念そうにバト、じゃなかったそれをしまう。
「じゃあなにするよ」
「すごろくは?」
「双六とな!それならわしも知っておるぞ!というか持ってる」
「え、ほんと?奉納されてたとか?」
「奉納というか普通にわしの事態で流行っててな。その名残で持ってる。えーっと、あった!これじゃ」
「・・・なにこれ?」
それは大きな箱にマス目が入っており白と黒の石?がある。
「盤双六じゃ!当時は禁止令が出るほど流行っておったのじゃぞ?」
「そ、そうなんだ」
「今のすごろくとは似つかないわね」
「遊び方とか覚えてるのか?」
「えーとそうじゃな。まず黒い石か白い石かを選んで先行後行を決める。そのあとさいころを振って先行が石を移動させる。自分の全ての石が陣地に全て入ったら勝ちじゃ」
なるほど。バックギャモンみたいな感じか。
「他にも色々とあるがそれはまぁやっていくうちにわかるじゃろ」
「一ついい?」
「なんじゃ?」
「これって二人用だよね?」
「そうじゃが、あ」
彼女は頭を抱える。耳もへんなりして尻尾もだらんと落ちて見て落ち込んでるのがわかる。
可愛い。
「四人じゃこの遊びはできん!失念しとった!」
私たち三人はちょっと考えて
「別にいいんじゃない?総当たり戦にすれば」
「そうだね。現代のすごろくも楽しいけど昔のもやってみたいかも」
「じゃそうするか」
「・・・いいのかの?」
「いいよ。私たちがやりたいんだもん」
「ほんとかの!じゃあ早速順番を決めるのじゃ!」
「俺色々持ってきたから見てみるか?」
昇くんは大きなリュックを開きそこから遊び道具を出した。
トランプ、麻雀、ジェンガ、すごろく、まだあるな。
「俺のおすすめはこれだ」
そう言ってリュックの中から取り出したのは
「四人で遊べるやつといったらこれ!バト」
「それはダメ」
「いやでもこれ楽しいでしょ。前にやったけど楽しかったよ?バト」
「名前を出すのがダメ。色々とあったじゃんそれ。ダメでしょ」
「えぇ一推しなのに。エキサイティングになれるよ」
「ダメです」
昇くんは残念そうにバト、じゃなかったそれをしまう。
「じゃあなにするよ」
「すごろくは?」
「双六とな!それならわしも知っておるぞ!というか持ってる」
「え、ほんと?奉納されてたとか?」
「奉納というか普通にわしの事態で流行っててな。その名残で持ってる。えーっと、あった!これじゃ」
「・・・なにこれ?」
それは大きな箱にマス目が入っており白と黒の石?がある。
「盤双六じゃ!当時は禁止令が出るほど流行っておったのじゃぞ?」
「そ、そうなんだ」
「今のすごろくとは似つかないわね」
「遊び方とか覚えてるのか?」
「えーとそうじゃな。まず黒い石か白い石かを選んで先行後行を決める。そのあとさいころを振って先行が石を移動させる。自分の全ての石が陣地に全て入ったら勝ちじゃ」
なるほど。バックギャモンみたいな感じか。
「他にも色々とあるがそれはまぁやっていくうちにわかるじゃろ」
「一ついい?」
「なんじゃ?」
「これって二人用だよね?」
「そうじゃが、あ」
彼女は頭を抱える。耳もへんなりして尻尾もだらんと落ちて見て落ち込んでるのがわかる。
可愛い。
「四人じゃこの遊びはできん!失念しとった!」
私たち三人はちょっと考えて
「別にいいんじゃない?総当たり戦にすれば」
「そうだね。現代のすごろくも楽しいけど昔のもやってみたいかも」
「じゃそうするか」
「・・・いいのかの?」
「いいよ。私たちがやりたいんだもん」
「ほんとかの!じゃあ早速順番を決めるのじゃ!」
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