5 / 6
貴方への詩 完結
しおりを挟む
私には守りたいと思える大切な人がいる。
最初は他愛もない話をして……気がつく頃には「もっと知りたい」と思うようになっていたんだ。
だが、その分辛いこともあるだろう それでも私は負けないよ。
その誓を胸に……今日も想い人に愛を注ぎ、
何があっても、その人を悲しませまいと……
自分を犠牲に払ってでも……その人を守りたいから。
疑いも必要だ それは分かっているんだ
でも
そんなことなど どうでも良く思えるんだ。
今も濁った目で明日を見据えている
守るものを見失ってしまった手で 空を仰ぎ
空から見下されているような気持ちを噛み殺し
それくらいの覚悟で……この詩を送るよ
自分でも何に向い何で終わるのかなんて……
分かりはしないよ。
でもそれでいいんだよ……貴方となら
どんな運命でも受け入れよう。
それが私の願いだから……私の嘘なしの気持ちをキミへ私はある日……夢を見たんだ。
大切な人が 私の手から離れていく夢を……
その時、自分が泣いていることに気づいたんだ
。 何故か泣いているのかはすぐに分かった。
貴方に会えない寂しさと、自分の弱さを知った……なんとも言えない感情が入り交じった
今までに感じたことの無い感情だった。
私の心は 何をやっても満たされることは無かった。
それでもしっかり前を向くことが出来たのは、
貴方がいてくれたからだ…… だから私は 貴方の気持ちと言葉がある限り……
しっかり前を向いて生きていくと誓ったんだ。
これが私の心の内……
私は貴方がいるだけで 生きていることを実感できる……
これだけは確かなことだ。
……だから どうか……傍にいて-
~愛するキミへ~
ある日キミが突然姿を消した。
前ぶりなんてなく 突然、姿を見せなくなった
私は貴方のことで胸がいっぱいになって
なにかが溢れ出してしまったんだ……
体に大きな空洞でも出来たかのような寂しさと
貴方の体になにかがあったのかもしれないという怖さが入り交じった。
勝手に涙がこぼれ それを誤魔化すために
面白くもないのに笑い、
虚しさを飲み込んで……
気づけば自分の首を絞めたくもないのに絞めていて……
自分が傷つけば……全てどうでも良くなってしまうからか……それとも
気を紛らわすためなのか……
自分でも分かりはしなかった。
少なくとも貴方はこんな事望んじゃいないだろう。
だけど……自分で望んでいるかのように自傷行為は激しくなっていった。
ある日突然貴方が戻ってきた。体を壊して寝込んでいたらしい。
……だがそれを聞いた時、体の隅のどこかで自分の「愛する人が傷ついた」と言うなんとも言えない感情、誰に当てようもない怒りが込み上げてきた。
……私は「どうしたらいいの?」……なんて言う履いて捨てられるほどの小さな悩みは、自分の嗚咽と共に消えていった。
ねぇ面白い話でしょう?
これはある女性と男性の「本当に」有ったお話
私は大切な人を守りたいという気持ちはあるのか?
あの人は近いようで遠い存在……
会うためには時間と金が必要だろう。
そんなのは関係ないんだ
ただ……貴方がだんだん離れて言っている気がして、
寂しくて、怖くて……
壊れてしまうのではないのかってくらい
愛して欲しい。
愛して……抱きしめて……愛の言葉を囁いて欲しい。
なんてこと、言えるはずがなかったんだ。
この最後の詩は……誰にも届くことなく
暗い空に溶けて行ってしまった……
綺麗事抜きで、貴方を愛したい……
居てくれるだけでいいから―
離れないで?
ずっと一緒なんて望まない……だけど
一緒に居られるまでは 嫌なら離れていいから、
少しでも長く、どうか……
―側にいて―
そんな私の戯言は ソラの中に溶けていった
最初は他愛もない話をして……気がつく頃には「もっと知りたい」と思うようになっていたんだ。
だが、その分辛いこともあるだろう それでも私は負けないよ。
その誓を胸に……今日も想い人に愛を注ぎ、
何があっても、その人を悲しませまいと……
自分を犠牲に払ってでも……その人を守りたいから。
疑いも必要だ それは分かっているんだ
でも
そんなことなど どうでも良く思えるんだ。
今も濁った目で明日を見据えている
守るものを見失ってしまった手で 空を仰ぎ
空から見下されているような気持ちを噛み殺し
それくらいの覚悟で……この詩を送るよ
自分でも何に向い何で終わるのかなんて……
分かりはしないよ。
でもそれでいいんだよ……貴方となら
どんな運命でも受け入れよう。
それが私の願いだから……私の嘘なしの気持ちをキミへ私はある日……夢を見たんだ。
大切な人が 私の手から離れていく夢を……
その時、自分が泣いていることに気づいたんだ
。 何故か泣いているのかはすぐに分かった。
貴方に会えない寂しさと、自分の弱さを知った……なんとも言えない感情が入り交じった
今までに感じたことの無い感情だった。
私の心は 何をやっても満たされることは無かった。
それでもしっかり前を向くことが出来たのは、
貴方がいてくれたからだ…… だから私は 貴方の気持ちと言葉がある限り……
しっかり前を向いて生きていくと誓ったんだ。
これが私の心の内……
私は貴方がいるだけで 生きていることを実感できる……
これだけは確かなことだ。
……だから どうか……傍にいて-
~愛するキミへ~
ある日キミが突然姿を消した。
前ぶりなんてなく 突然、姿を見せなくなった
私は貴方のことで胸がいっぱいになって
なにかが溢れ出してしまったんだ……
体に大きな空洞でも出来たかのような寂しさと
貴方の体になにかがあったのかもしれないという怖さが入り交じった。
勝手に涙がこぼれ それを誤魔化すために
面白くもないのに笑い、
虚しさを飲み込んで……
気づけば自分の首を絞めたくもないのに絞めていて……
自分が傷つけば……全てどうでも良くなってしまうからか……それとも
気を紛らわすためなのか……
自分でも分かりはしなかった。
少なくとも貴方はこんな事望んじゃいないだろう。
だけど……自分で望んでいるかのように自傷行為は激しくなっていった。
ある日突然貴方が戻ってきた。体を壊して寝込んでいたらしい。
……だがそれを聞いた時、体の隅のどこかで自分の「愛する人が傷ついた」と言うなんとも言えない感情、誰に当てようもない怒りが込み上げてきた。
……私は「どうしたらいいの?」……なんて言う履いて捨てられるほどの小さな悩みは、自分の嗚咽と共に消えていった。
ねぇ面白い話でしょう?
これはある女性と男性の「本当に」有ったお話
私は大切な人を守りたいという気持ちはあるのか?
あの人は近いようで遠い存在……
会うためには時間と金が必要だろう。
そんなのは関係ないんだ
ただ……貴方がだんだん離れて言っている気がして、
寂しくて、怖くて……
壊れてしまうのではないのかってくらい
愛して欲しい。
愛して……抱きしめて……愛の言葉を囁いて欲しい。
なんてこと、言えるはずがなかったんだ。
この最後の詩は……誰にも届くことなく
暗い空に溶けて行ってしまった……
綺麗事抜きで、貴方を愛したい……
居てくれるだけでいいから―
離れないで?
ずっと一緒なんて望まない……だけど
一緒に居られるまでは 嫌なら離れていいから、
少しでも長く、どうか……
―側にいて―
そんな私の戯言は ソラの中に溶けていった
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜
小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。
でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。
就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。
そこには玲央がいる。
それなのに、私は玲央に選ばれない……
そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。
瀬川真冬 25歳
一ノ瀬玲央 25歳
ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。
表紙は簡単表紙メーカーにて作成。
アルファポリス公開日 2024/10/21
作品の無断転載はご遠慮ください。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
貴方の幸せの為ならば
缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。
いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。
後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる