アクティビティラブ

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ある女性が居ました。

その女性はある男性のことがとてもとてもとてもとても好きで、常日頃から妄想したりするくらいには思い浸っていました。

この女性のお話。



2年ほど前に、女性が仕事でぐったりと気が滅入ってる時に立ち寄ったコンビニで、その男性は店員で、見た目は大学生のアルバイトって感じの子。


女性は人生で初めての一目惚れをそこでしました。





そこから、女性は男性の為に時間を使います。

最初の頃は、仕事終わりには必ずそこのコンビニに行き、彼の大体のシフト時間を把握します。


基本は17時～21時の4時間で、火曜と水曜と木曜に入ってる。


次に、彼のプライベートを少しだけ把握します。


1ヶ月半事に美容院に行く。毎月1日か15日のどちらか。


でも、コンビニで見てられる時間だけだと、知れる情報って少なくて、だから今度は彼の普段の生活をもっと知るために、少しだけ、尾行してみる。



3階建てアパートの2階に一人暮らし。間取りは1Kの家賃が5.5万円。

20歳の大学2年生。コンビニバイト代は遊ぶお金として使いがち。

他にも、嬉しい情報として、彼女はいない。



こんな所までわかりました。でも、彼の素性をもっと知りたい、だから今度はネットに頼りました。

この頃に女性は仕事を辞めました。



コンビニバイトの彼は名札を付けているので、名前はわかっていました。



名前を打ち込んで探せば色々情報がわかる。

実家の住所、大学の名前、好きなゲーム、普段使っているシャンプーやリンスに、洗濯洗剤。



色んな情報を集めれました。



彼女は彼のことをなんでも知っている、それがとても嬉しかったのですが、逆に自分のことも知ってもらいたい。自分だけが知ってるのはなんだかおかしい気がした女性は、どんな方法がいいのかをネットで探しました。



検索は適当で、しかし3日もの間調べに調べてありとあらゆる手段を見つけました。

が、そんなネットの情報の手段なんかどうでもよくなる裏のサイトのような所を見つけました。




アクティビティラブ




至ってシンプルな白色の背景。怪しさ満点の紹介文。文字入力が出来る空白欄。


好きな人と1つになれる。


誰が見たってなんの効果も効力も無さそうな雰囲気しか無いそのサイト。


しかし、彼女は何の疑問も不安もおかしさも抱くこと無く、淡々とか空白欄に自分の名前と相手の名前を書き込みました。




しばらく経つと画面が切り替わり、真っ黒な背景に中央付近に文字が書かれてました。







The end of your love.