スイミングスクールは学校じゃないので勃起してもセーフ

九拾七

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20年前、そして今



もう今から20年ほど前の話。


私(男)はスイミングスクールに通わされていた。
といってもガチで水泳を極めるようなコースではなく、
かなりゆるい、
遊びの時間なんかも多めにとってくれるようなお気楽なものだった。

そんなスイミングで私はほとんどいつも勃起していた。

ブーメランパンツの締め付けがきつくて、痛くて。
それが気持ちよさであったのも覚えている。

とはいえ、まだまだ子供。
大した「モノ」ではなかったはず。

同級生(男)もそのスイミングにいたが、指摘もされなかった。
コーチ(男)にも何も言われなかった。
あえて見逃してくれていたのか、
そもそも目立ってなかったのか、は分からない。


でも覚えている。

そのスイミングには自分より年下しかおらず、
同級生女子を見かけたことはなかったこと。
(ガチ水泳クラスは別日に設定されていたから。)

そして自分より3つ下の女の子の水着姿を目で追いかけていたこと。

その子やほかの子の前でも股間を隠したりせず、堂々と勃たせていたこと。

それが学校生活では得られない、開放的で楽しい時間だったこと。


そんな私も「学校では勃たせちゃダメだ」、というマイルールがあった。
なんというか大勢の同級生たちに見られてしまうのはヤバイ、
という曖昧な感覚があった。

プールの時間は必死に女子たちから目をそらしていた。

当時の学校用の水着はぴっちりしているものだったが、
ブーメランに比べれば股間はそれほど目立たない。

しかしもし「感づかれたら」その噂はすぐに広まる。
プールの時間はいつもピリピリしていた。


そういえば着替えの時も。
学校では徹底的にタオルでガードして着替えていた。
当然周りは男子だけ。それでもみんなそうだった。

スイミングでは違う。
最初こそ隠していたが、
すぐ、気にせず隠さず着替えるようになった。
さすがに全裸で走り回るようなタイプではなかったが。

私が勃起姿を見せていたのはスイミングに通う子たち相手だけではない。
スイミングのプールサイドには
保護者達がガラス越しに観覧できるスペースがあった。

私の親がそこにいることはなかったが、
幼児向けのクラスも同時に開かれているため、若いお母さん方が大勢いた。
たいていは我が子を見るのに必死だろう。

しかし、そのスイミングでは授業はじめと終わりに
そのガラス前で、一礼をするというルールだった。

全員の水着姿が晒される。

股間を隠そうにもみんなで手をつないで礼をするので逃げ道はなかった。
とはいえ、当時の私は保護者達、
それも全く関係のない親達に見られることが
恥ずかしいとは思っていなかった。股間はビンビンでも。

これが男性コーチが同じ状況なら大問題になっているかもしれない。
子供の股間が多少ふくらんでいても外からはたいしてわからない。
もし気づかれても微笑ましい光景だ、と気にも留めないだろう

それよりも女の子と手をつなぐため「位置取り」に一生懸命だった気がする。


学校では、いつもいじめられないか様子をうかがうようなタイプの
大人しい少年だった私。
スイミングでは、つまり、年下しかいなければ積極的になる性格だった。
ということを思い出す20年後の私であった。



ここまで書いたのち、なにか当時を思い出せるアイテムが無いかと、
実家をあさった。

そこで当時の【写真】を2枚見つけた。
初めて見る写真だった。
どちらもスイミングでの集合写真。水着姿。
撮られた記憶は全くないが、スクール側が公式に撮影したものだった。
同じスイミングクラスのメンバーとコーチと自分が写っている。
ここで私は自分の記憶が間違っていたことに気づく。

1枚目の私の水着姿は想像を超えていた。
薄いブルーのブーメランパンツの中で下向きに収めた「モノ」がはっきり
映っている。棒の太さがよくわかってしまう。
股間のもっこりによって、プールの照明で太ももに影ができている。
隣に写る同級生の股間がほぼ分からないレベルなのに。
華奢な当時の私の体つきによって、より股間が目立っている。。

2枚目はそこからかなり時間が経ったもの。おそらく卒業直前だ。
少し色あせ、生地も多少は薄くなったブーメランのなかで、
立派に勃起してしまっている。

おそらく水着を買い替えていないので、そもそもキツイ水着サイズであるはずだが、
にしても水着を飛び出しそうな勢いを感じる。
1枚目より劣化した水着によって、よりくっきりと形があらわになっている。
ちょっと右玉が持ち上がっているとか、竿の長さだとか。
あとこの間に「剥けていた」ことがわかった。このころか。

普通サポーターのようなものを中に履くのだろうか。
コーチの水着が特に目立っていないことを考えると
恐らくそうなのだろう。

なぜ、私はそれをしていないのか。

写真を撮るときぐらい何とか股間を静めろよ、とも思うが、
それぐらい当たり前になっていたのだとも思う。
あと、そんなに簡単にコントロール出来たとは思えない。

これは微笑ましい少年の水着姿ではない。
こんな状態の股間で、授業を受けていた。
誰もその状態に気づかないなんてありえない。

そういえば、ガラス越しの挨拶も。
当時は意識していなかったが、
幼児の母といえば、おおむね20代。
20代の女性に対していきりたった男性器を見せつける、
そういう少年だった。

家族が見ていなくて本当に良かったと思う。




もう20年も前、そしてついこの間のはなし。
家族が見ていない…わけないか。
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