吾妻楓は親と距離を取ることにした

honoka

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親との距離感

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 私の名前は、吾妻 楓《あずま かえで》。
 
 小さい頃から自分の考えを自由に形にできることが好きだった。私の一日は深夜二時から始まる。寝室でぼーっとするのが最初。リビングに移動し、机に向かってお気に入りのホワイトの卓上ライトで照らしながら小説を書く。明け方五時まで続き、その後湯船に沈み動画見てリラックスするのが朝の日常。
 

 ——動画の音声が聞こえる——
  顎まで湯船に浸かり、全身を温めるのが幸せ。
  お風呂は一日の疲れを取る場所というのが一般的だが、早朝のお風呂が一番オススメ!
  
 お風呂の後は、朝ごはんのスープを飲む。それから仕事に行くのが日課になった。
 
 
 私は社会人になって本に魅了された。現代は、紙の本よりネット上の本を読む方のが多いと思う。私は紙の本のがじっくり読めて、本の匂いも感じながら楽しめるため好き。スマホばかり見てしまうのをやめようと思ったのが始まりだった。
 
 本にはいろんな種類がある。漫画や観光本、小説や、勉強本。
 私にとって本は、とってもワクワクするものの一つになった。知らないことだらけで、架空の世界を描いた漫画にも羨ましいと思う場面がある。私には本を見ると羨ましいことだらけだった。
 
 私は、夢がなかった。
 「〇〇がやりたい」
 と言っても、返ってくる言葉はいつも同じ。
 「できるわけない」。
 否定されてばっかり。そんな家が嫌になっていった。自分の都合で機嫌が変わる親と怒るばかりで何もしない親に、自分が大人になり変わっていくにつれてますます嫌いになっていった。それぐらいでって思うかもしれないけど、そういうことじゃない。もちろん、こんな事と比べものにならない家庭はあると思う。それでも、嫌だと思う感情は同じ。
 だから、私はそこから離れることにした。
 完全に関わるのをやめるわけではない。必要最低限のみ関わる。
 
 【縁を切るほどじゃないけど、家族でもあまり関わりたくないと思ってる人は割と多いのではないでしょうか?】
 
 家族だから関わらなきゃいけないとか ないと思う。人生は関わる相手で大きく変わってしまうもの。自分が良い人にも良くない人にもなる。どんな人と関わるのかは自分で決められる。自分が良く思わない人とは、相手が誰であろうと距離を取るのが自分のためになると思う。
 付き合う相手や友達も誰と関わるのかがとても重要になる。友達がいないきゃいけないなんて思わないし、恋人ができないのは寂しいとは思わない。
【自分に合う人がいないだけ】
 
 この人と関わりたいなって思う人はいますか?その人の周りにいる人を観察すると良い。自分とは違う何かをきっと持っているのだろう。
 
 
 
 
 私が自分を見つめ直すきっかけになったのは離婚だった。結婚をとにかく焦っていた。今の人と別れたら、結婚できないかもしれないと思った。付き合ってる頃から、気になる嫌なところがめちゃくちゃあったのに……。見て見ぬふりをした。結婚すれば気にならないだろうと思った。
 
 今ならはっきり言える。焦っても良いことはない。
 
 【結婚が幸せかどうかは人による】
 
 迷ったら、今じゃない。時間をかけても大丈夫。そばにいる人は、いつまででもいる。居なくなったら、遅かれ早かれいなくなる相手だということ。




 年が明けた。一年の始まりは、いつも〈今年の目標〉を立てている。毎年、筋トレする事を目標の一つに入れている。続くのは4日程度。気が向いたらやることは多少ある為、自分を許している。

 
人生は、一人一人生き方がある。
 
どんな人生にしたいですか?
 
今のままでこの世からいなくなる時、後悔しないですか?
 
周りからどう思われるかなんてどうでもいい。生きていくのはわたしだから。
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