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[お伽夢学園]
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ピピピ
カチッ
夢は目覚まし時計を止め
ベッドから起き上がり
カーテンを開けると朝日が差し込んできた
「眩しい,今日もいい天気」
夢は制服に着替え始めた
私の名前は神楽坂 夢
見た目は黒髪のショートヘアーで無表情な小学6年生
家族は両親と姉が一人
両親は仕事関係で海外に住んでいて
この家には姉と二人暮らしています
夢は姿見の前に立ち、寝癖を直し、小さな赤い石のついたペンダントを制服の中に入れ
「準備完了」
鞄を持って部屋を出て
台所へと向かう
台所に着くと
鞄を椅子の上に置き
花柄のエプロンを身に付け
朝御飯の準備を始めた
―30分後ー
夢は朝御飯を机に並べて時計を確認すると
―6時35分―
「お姉ちゃんを起こさないと」
夢は2階へと上がって行き
―MAIMU―
と書かれたプレートを掛けられたドアをノックした
「お姉ちゃん起きて、ご飯できたよ」
返事がないので夢が中に入ると
部屋の中は食べかけのお菓子や脱いだ服などで散らかっていた
「お姉ちゃん、またこんなに散らかして」
夢は服を拾いながら、机に突っ伏して寝ている姉の元へ近づいた
この人は私のお姉ちゃんの神楽坂 茉伊夢
科学者で何時も研究データを夜中遅くまで見ている
黒髪でロングヘアーで私とは違って表情豊かな大好きなお姉ちゃん
「お姉ちゃん、朝だよ起きて」
夢は茉伊夢の肩を揺するが
「うーん」
全然起きる気配がない
「仕方がない、あれをするしかないか」
夢はポケットからスマホをデータフォルダの中から―おばあちゃん朝―を選び、茉伊夢の耳元に近付け
ポチッ
「こらー茉伊夢!!とっと起きんか!!バカたれが―!!」
「はい!!起きます!!おばあちゃん」
茉伊夢は背筋を伸ばして起きた
「おはよう、お姉ちゃん」
「あれ?おばあちゃんは?おはよう、夢」
夢はスマホをポケットにしまいながら
「さっきのはおばあちゃんに吹き込んでもらってた録音だよ、ご飯が出来てるから降りてきてね」
「えっうん、わかった」
夢は洗濯を片手に持ち、部屋を後にした
-10分後-
「お待たせ、夢」
「遅いよ、お姉ちゃん」
茉伊夢は椅子に座りながら
「ごめん、ごめん」
「コーヒーで良い?」
「ありがとー」
夢はトーストを置くと台所にコーヒーを入れに向かった
「いただきまーす」
「はい、コーヒー」
茉伊夢の前にコーヒーを置く
「ありがとー」
夢も椅子に座り、食事を再開した
―5分後―
「ごちそうさまでした、じゃあ学校に行ってくるね、洗い物は浸けといてくれたら帰ってからするから」
「わかった、気をつけて行ってらっしゃい」
夢はエプロンを外し、椅子に掛け、鞄を持ち
「じゃあ、二度寝はしちゃ駄目だよ」
「わかってるよ」
夢は家を出て歩いていると
「夢ちゃーん!!」
ドンッ
後ろから誰かが抱きついてきた
「痛いよ、遊」
「ごめん、ごめん」
遊は舌を出しながら謝ってきた
この子は詩々屯 遊
茶髪でショートヘアーの活発な女の子で大親友の1人
「遊ちゃーん、いきなり走らないでよ」
「ごめん、ごめん、夢の姿が見えたからつい」
息も絶え絶えで喋ってるのは枕 瑠亜
黒髪で腰までの長さで前髪は目元にかかるくらい長さの恥ずかしがり屋の女の子で大親友の1人
「おはよう、瑠亜、大丈夫?」
瑠亜は軽く深呼吸をすると
「大丈夫だよ、ありがとう♪夢ちゃん」
「それはよかった、じゃあ行きましょうか、瑠亜」
「はい、夢ちゃん」
二人は学校へと向かう
「ちょっとちょっと私のことを無視しないでよ~」
「自業自得です、遊」
「ごめんてば、許してよ~」
「私は良いですけど、瑠亜は?」
「私も大丈夫だよ♪」
「じゃあ行きましょうか、遊、瑠亜」
「おう」
「うん」
三人は学校へと向かった
―10分後―
「遅いですわよ、皆さん」
「あっアリー、おはよう」
「おはよう、アリーちゃん」
「おはようございます、アリー」
「おはようございますですわ、皆さん」
金髪の少女は微笑んだ
この子はアリー・カルファ
イギリスと日本のハーフの女の子でちょっと気が強い
「でも、遅いってまだ学校が始まる時間じゃないよ?アリー」
「そんなことはわかってますわ、私が言いたいのは私が待っているのに来るのが遅いってことですわ」
「でも、そんなやくそ」
夢は遊の口を右手で塞ぎ
「遅れてごめんなさい」
「いいのよ、わかっていただければ、それでは参りましょうか皆さま」
アリーは先に歩き出した
パンパン
遊は顔を青くしながら夢の手を叩いた
「ごめんなさい、遊」
夢は遊の口から手を離した
「ちょっとどうして口を塞ぐの」
「余計なことを言って、空気を悪くなるのを防ぐためよ」
遊はニコッと笑い
「そっか、なら仕方ないね」
「ありがとう、遊」
「いいよいいよ、私は思った事を言っちゃうから」
「それは遊の良いところよ、ねぇ瑠亜」
「うん!そうだよ、遊ちゃんの馬鹿正直なところは良いところだよ」
遊は苦笑し
「ありがとう、瑠亜」
「うん」
「皆さん、何をしてますの~行きますわよ」
「待ってぇアリー」
遊達はアリーのそばへと駆け寄った
[私立お伽夢学園]
ここは私達が通っている初等部~大学まで一貫の学校
校風は[自由]
犯罪行為でない限り何をしても良い
敷地は山を二つほど切り開いているので小さな市が入るくらいの広さで
中には商業施設や飲食店などがある
学科や部活は数えきれないほどある
学園の入口は駅の改札機の様なものがあり
そこに[お伽夢カード]をかざさないと中には入れない
[お伽夢カード]とは学園に入学したときに渡される証明書でお金を入れたりすることが出来る
ちなみに初等部はかぐや姫、中等部は桃太郎、高等部は傘地蔵の絵が描かていて
大学は好きなキャラクターを選ぶことが出来る
ちなみに
高校からは私服登校ができるようになる
先生達も常識範囲ならどんな格好でも許される
カチッ
夢は目覚まし時計を止め
ベッドから起き上がり
カーテンを開けると朝日が差し込んできた
「眩しい,今日もいい天気」
夢は制服に着替え始めた
私の名前は神楽坂 夢
見た目は黒髪のショートヘアーで無表情な小学6年生
家族は両親と姉が一人
両親は仕事関係で海外に住んでいて
この家には姉と二人暮らしています
夢は姿見の前に立ち、寝癖を直し、小さな赤い石のついたペンダントを制服の中に入れ
「準備完了」
鞄を持って部屋を出て
台所へと向かう
台所に着くと
鞄を椅子の上に置き
花柄のエプロンを身に付け
朝御飯の準備を始めた
―30分後ー
夢は朝御飯を机に並べて時計を確認すると
―6時35分―
「お姉ちゃんを起こさないと」
夢は2階へと上がって行き
―MAIMU―
と書かれたプレートを掛けられたドアをノックした
「お姉ちゃん起きて、ご飯できたよ」
返事がないので夢が中に入ると
部屋の中は食べかけのお菓子や脱いだ服などで散らかっていた
「お姉ちゃん、またこんなに散らかして」
夢は服を拾いながら、机に突っ伏して寝ている姉の元へ近づいた
この人は私のお姉ちゃんの神楽坂 茉伊夢
科学者で何時も研究データを夜中遅くまで見ている
黒髪でロングヘアーで私とは違って表情豊かな大好きなお姉ちゃん
「お姉ちゃん、朝だよ起きて」
夢は茉伊夢の肩を揺するが
「うーん」
全然起きる気配がない
「仕方がない、あれをするしかないか」
夢はポケットからスマホをデータフォルダの中から―おばあちゃん朝―を選び、茉伊夢の耳元に近付け
ポチッ
「こらー茉伊夢!!とっと起きんか!!バカたれが―!!」
「はい!!起きます!!おばあちゃん」
茉伊夢は背筋を伸ばして起きた
「おはよう、お姉ちゃん」
「あれ?おばあちゃんは?おはよう、夢」
夢はスマホをポケットにしまいながら
「さっきのはおばあちゃんに吹き込んでもらってた録音だよ、ご飯が出来てるから降りてきてね」
「えっうん、わかった」
夢は洗濯を片手に持ち、部屋を後にした
-10分後-
「お待たせ、夢」
「遅いよ、お姉ちゃん」
茉伊夢は椅子に座りながら
「ごめん、ごめん」
「コーヒーで良い?」
「ありがとー」
夢はトーストを置くと台所にコーヒーを入れに向かった
「いただきまーす」
「はい、コーヒー」
茉伊夢の前にコーヒーを置く
「ありがとー」
夢も椅子に座り、食事を再開した
―5分後―
「ごちそうさまでした、じゃあ学校に行ってくるね、洗い物は浸けといてくれたら帰ってからするから」
「わかった、気をつけて行ってらっしゃい」
夢はエプロンを外し、椅子に掛け、鞄を持ち
「じゃあ、二度寝はしちゃ駄目だよ」
「わかってるよ」
夢は家を出て歩いていると
「夢ちゃーん!!」
ドンッ
後ろから誰かが抱きついてきた
「痛いよ、遊」
「ごめん、ごめん」
遊は舌を出しながら謝ってきた
この子は詩々屯 遊
茶髪でショートヘアーの活発な女の子で大親友の1人
「遊ちゃーん、いきなり走らないでよ」
「ごめん、ごめん、夢の姿が見えたからつい」
息も絶え絶えで喋ってるのは枕 瑠亜
黒髪で腰までの長さで前髪は目元にかかるくらい長さの恥ずかしがり屋の女の子で大親友の1人
「おはよう、瑠亜、大丈夫?」
瑠亜は軽く深呼吸をすると
「大丈夫だよ、ありがとう♪夢ちゃん」
「それはよかった、じゃあ行きましょうか、瑠亜」
「はい、夢ちゃん」
二人は学校へと向かう
「ちょっとちょっと私のことを無視しないでよ~」
「自業自得です、遊」
「ごめんてば、許してよ~」
「私は良いですけど、瑠亜は?」
「私も大丈夫だよ♪」
「じゃあ行きましょうか、遊、瑠亜」
「おう」
「うん」
三人は学校へと向かった
―10分後―
「遅いですわよ、皆さん」
「あっアリー、おはよう」
「おはよう、アリーちゃん」
「おはようございます、アリー」
「おはようございますですわ、皆さん」
金髪の少女は微笑んだ
この子はアリー・カルファ
イギリスと日本のハーフの女の子でちょっと気が強い
「でも、遅いってまだ学校が始まる時間じゃないよ?アリー」
「そんなことはわかってますわ、私が言いたいのは私が待っているのに来るのが遅いってことですわ」
「でも、そんなやくそ」
夢は遊の口を右手で塞ぎ
「遅れてごめんなさい」
「いいのよ、わかっていただければ、それでは参りましょうか皆さま」
アリーは先に歩き出した
パンパン
遊は顔を青くしながら夢の手を叩いた
「ごめんなさい、遊」
夢は遊の口から手を離した
「ちょっとどうして口を塞ぐの」
「余計なことを言って、空気を悪くなるのを防ぐためよ」
遊はニコッと笑い
「そっか、なら仕方ないね」
「ありがとう、遊」
「いいよいいよ、私は思った事を言っちゃうから」
「それは遊の良いところよ、ねぇ瑠亜」
「うん!そうだよ、遊ちゃんの馬鹿正直なところは良いところだよ」
遊は苦笑し
「ありがとう、瑠亜」
「うん」
「皆さん、何をしてますの~行きますわよ」
「待ってぇアリー」
遊達はアリーのそばへと駆け寄った
[私立お伽夢学園]
ここは私達が通っている初等部~大学まで一貫の学校
校風は[自由]
犯罪行為でない限り何をしても良い
敷地は山を二つほど切り開いているので小さな市が入るくらいの広さで
中には商業施設や飲食店などがある
学科や部活は数えきれないほどある
学園の入口は駅の改札機の様なものがあり
そこに[お伽夢カード]をかざさないと中には入れない
[お伽夢カード]とは学園に入学したときに渡される証明書でお金を入れたりすることが出来る
ちなみに初等部はかぐや姫、中等部は桃太郎、高等部は傘地蔵の絵が描かていて
大学は好きなキャラクターを選ぶことが出来る
ちなみに
高校からは私服登校ができるようになる
先生達も常識範囲ならどんな格好でも許される
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