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[影狼と神速]
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「〈我流抜刀術・瞬き〉」
黒狼の半分が真っ二つになり消滅した
「やっぱり、凄いわね、目に見えない早さの抜刀術〈神速〉の楓」
「ご存じでしたか、自分の影から狼を作り出し集団戦闘の〈影狼〉のナルウですよね」
「あぁそうだよ、その黒い方が妖刀〈一瞬〉かい」
「はい、そうです、因みに白の方は名刀〈雪〉ですよ」
妖刀〈一瞬〉とは鞘から抜いた十秒間だけ何でも斬れるが十秒間を過ぎると瞬時に刃こぼれが起きる
直すには鞘に12時間入れておく必要がある
「よく知ってますね?」
「強いやつの情報収集が趣味なんでね」
「そうなんですかそれは嬉しいですねっ」
楓は白の刀の方を抜き、ナルウに降り下ろした
「効かないわよ」
キンッ
ナルウは爪で刀を防いだ
「次は私の番ね」
もう片方の爪を楓の顔に向かって伸ばした
「楓さん、危ない」
楓の顔の前に小さな盾が現れ、防いだ
「ありがとう、マリアさん」
「いえ、どういたしまして」
「チッ邪魔な小娘だね、お前達さっさとやっちまいな」
ナルウがそう言うと黒狼達はマリアに襲い掛かった
「マリアさん!!」
楓はマリアの所に向かおうとするが
「行かせないわよ」
ナルウが行く手を阻んだ
「私は大丈夫です、〈拒絶の壁〉」
マリアの前に見えない壁が現れ、黒狼達を防いだ
「そして〈重力の壁〉」
黒狼達は上から何かに押し潰され消滅した
「私はここにいますので、楓さんは気にせずに戦ってください」
「わかりました、ありがとうございます」
〈雪〉を構えなおし、深呼吸をすると雰囲気がガラリと変わった
「どうやらさっきとは違うみたいね」
ナルウはピリッとした雰囲気を感じ、黒狼達を影に戻した
「戻して良かったのですか?」
「あぁ邪魔なだけだからね」
二人は睨み合い動かなくなった
楓の汗が頬から落ちると同時に二人の姿は消え、刀と爪が交わる音と火花のみが見えていた
「早すぎて見えない」
空中に刀と爪で押し合っている二人の姿が現れたが次の瞬間姿は消えた
火花が数回散ると
楓はマリアの前に現れ、ナルウは楓の5メートル前に現れ睨みあっていた
「私のスピードに付いてこれるなんて、中々やるじゃない」
「こちらこそ、私の速さに着いてこれるとは思いませんでした」
「それじゃあ、ちょっと本気を出させてもらうよ」
そう言うとナルウの纏っている雰囲気が変わった
「このモードになって戦うのはボス以来だから、誇りに思うと良いよ」
ナルウの頭に黒の狼耳が生え腕と足に黒の体毛に覆われ足は狼の足のように変わった
「〈獣化モード〉さっきの何倍も速いよ」
「なら、私も」
〈雪〉を鞘に戻し、目を瞑り集中した
「〈速度特化術式・神速神風〉」
楓の足元に魔方陣が現れ、楓は白く光った
楓は目を開け
「これで私もさっきの何倍も速くなりました」
「じゃあ、始めようか、最速の戦いを」
楓は雪を抜き、構え
「はい、始めましょう」
二人の姿は消えた
黒狼の半分が真っ二つになり消滅した
「やっぱり、凄いわね、目に見えない早さの抜刀術〈神速〉の楓」
「ご存じでしたか、自分の影から狼を作り出し集団戦闘の〈影狼〉のナルウですよね」
「あぁそうだよ、その黒い方が妖刀〈一瞬〉かい」
「はい、そうです、因みに白の方は名刀〈雪〉ですよ」
妖刀〈一瞬〉とは鞘から抜いた十秒間だけ何でも斬れるが十秒間を過ぎると瞬時に刃こぼれが起きる
直すには鞘に12時間入れておく必要がある
「よく知ってますね?」
「強いやつの情報収集が趣味なんでね」
「そうなんですかそれは嬉しいですねっ」
楓は白の刀の方を抜き、ナルウに降り下ろした
「効かないわよ」
キンッ
ナルウは爪で刀を防いだ
「次は私の番ね」
もう片方の爪を楓の顔に向かって伸ばした
「楓さん、危ない」
楓の顔の前に小さな盾が現れ、防いだ
「ありがとう、マリアさん」
「いえ、どういたしまして」
「チッ邪魔な小娘だね、お前達さっさとやっちまいな」
ナルウがそう言うと黒狼達はマリアに襲い掛かった
「マリアさん!!」
楓はマリアの所に向かおうとするが
「行かせないわよ」
ナルウが行く手を阻んだ
「私は大丈夫です、〈拒絶の壁〉」
マリアの前に見えない壁が現れ、黒狼達を防いだ
「そして〈重力の壁〉」
黒狼達は上から何かに押し潰され消滅した
「私はここにいますので、楓さんは気にせずに戦ってください」
「わかりました、ありがとうございます」
〈雪〉を構えなおし、深呼吸をすると雰囲気がガラリと変わった
「どうやらさっきとは違うみたいね」
ナルウはピリッとした雰囲気を感じ、黒狼達を影に戻した
「戻して良かったのですか?」
「あぁ邪魔なだけだからね」
二人は睨み合い動かなくなった
楓の汗が頬から落ちると同時に二人の姿は消え、刀と爪が交わる音と火花のみが見えていた
「早すぎて見えない」
空中に刀と爪で押し合っている二人の姿が現れたが次の瞬間姿は消えた
火花が数回散ると
楓はマリアの前に現れ、ナルウは楓の5メートル前に現れ睨みあっていた
「私のスピードに付いてこれるなんて、中々やるじゃない」
「こちらこそ、私の速さに着いてこれるとは思いませんでした」
「それじゃあ、ちょっと本気を出させてもらうよ」
そう言うとナルウの纏っている雰囲気が変わった
「このモードになって戦うのはボス以来だから、誇りに思うと良いよ」
ナルウの頭に黒の狼耳が生え腕と足に黒の体毛に覆われ足は狼の足のように変わった
「〈獣化モード〉さっきの何倍も速いよ」
「なら、私も」
〈雪〉を鞘に戻し、目を瞑り集中した
「〈速度特化術式・神速神風〉」
楓の足元に魔方陣が現れ、楓は白く光った
楓は目を開け
「これで私もさっきの何倍も速くなりました」
「じゃあ、始めようか、最速の戦いを」
楓は雪を抜き、構え
「はい、始めましょう」
二人の姿は消えた
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