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私は貴方の背後
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私はあなたのことが大好きな女の子。
あなたは私のことが大好きな男の子。
でも、あなたは私を見てくれない。
ずっと一緒に、家族よりも誰よりもず~っと一緒にいるのに見てくれないし、気付いてすらくれない。
あなたが地元から電車にのって東京の大学に行くときも私は一緒についていくし、大学の授業を終えてカフェでバイトしているときも一緒にいるし、帰りの電車も、家までの帰り道も、寝るときも一緒。
それなのにあなたは私を見てくれない。
それどころか今ではあなたは私ではなく違う女の子と付き合っている。
私はこんなにあなたのことが好きで好きで仕方がなくて、いつも一緒にいるのにどうしてあなたは私を見てくれないの?
そんなに私のことが嫌いなの?
…あ、そっか。見ないんじゃなくて、見れないのか!
あれはちょうど一年前のある日の夕方のこと。
その日は前々から東京であなたが私に告白してくれると約束をしていた日だった。
あなたと私は東京の町並みを見ながら二人でお散歩していたときのこと。
私達は道路の真ん中にいる猫を見つけた。
心優しいあなたは猫を助けるために道路の真ん中に向かって歩いていた。
その時、一台の車が勢いよく走ってきた。
「危ないよ!」
私が大声で叫び、猫を抱いたあなたが後ろを見たときにはもう車はあなたのすぐそばまできていた。
私はいてもたってもいられなくなって駆け出した。あなたを助けるために。何よりも大切なあなたを助けるために。
そう、あの日から私はずっとあなたと一緒。
あなたが私を見てくれなくても、私に気付かなくても、例えあなたが私のことを忘れてしまっていたとしても…
私はあなたとずっと一緒。
だって、私はあなたのことが大好きだから。
私はこれからもず~っとあなたのそばにいるね。
そう、あの日から私はあなたの背後霊。
あなたは私のことが大好きな男の子。
でも、あなたは私を見てくれない。
ずっと一緒に、家族よりも誰よりもず~っと一緒にいるのに見てくれないし、気付いてすらくれない。
あなたが地元から電車にのって東京の大学に行くときも私は一緒についていくし、大学の授業を終えてカフェでバイトしているときも一緒にいるし、帰りの電車も、家までの帰り道も、寝るときも一緒。
それなのにあなたは私を見てくれない。
それどころか今ではあなたは私ではなく違う女の子と付き合っている。
私はこんなにあなたのことが好きで好きで仕方がなくて、いつも一緒にいるのにどうしてあなたは私を見てくれないの?
そんなに私のことが嫌いなの?
…あ、そっか。見ないんじゃなくて、見れないのか!
あれはちょうど一年前のある日の夕方のこと。
その日は前々から東京であなたが私に告白してくれると約束をしていた日だった。
あなたと私は東京の町並みを見ながら二人でお散歩していたときのこと。
私達は道路の真ん中にいる猫を見つけた。
心優しいあなたは猫を助けるために道路の真ん中に向かって歩いていた。
その時、一台の車が勢いよく走ってきた。
「危ないよ!」
私が大声で叫び、猫を抱いたあなたが後ろを見たときにはもう車はあなたのすぐそばまできていた。
私はいてもたってもいられなくなって駆け出した。あなたを助けるために。何よりも大切なあなたを助けるために。
そう、あの日から私はずっとあなたと一緒。
あなたが私を見てくれなくても、私に気付かなくても、例えあなたが私のことを忘れてしまっていたとしても…
私はあなたとずっと一緒。
だって、私はあなたのことが大好きだから。
私はこれからもず~っとあなたのそばにいるね。
そう、あの日から私はあなたの背後霊。
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