10 / 36
黒指輪編
#10 雨〜shower〜
しおりを挟む
僕――星井照は、ちょっと普通とは違う高校生。
今は放課後、僕は後輩の森井華の友人の衣笠小雨を助けるため、1年のクラスへと来ていた。
「小雨さんいますか?」
そう聞くとそのクラスの人が
「小雨~呼ばれてるよ!」
と呼んでくれる。
「また貴方ですか」
「しつこいんですが」
とうざがられてしまう。
「だが華の頼みなんでね」
「その指輪、壊させてもらうよ」
「させない……そんなこと!」
『させてたまるか!』
案の定怪人態となり、抵抗しようとしてくる。
「来ると思ってたから、玲から刀借りてるんでね!」
「ふん!」
向かってくる小雨に刀を振るう。
『そんな刀程度で私を止めれると思うな!』
しかしそんな言葉とは裏腹に刀一本に止められてしまう小雨。
『何故刀で止まるんだ!』
「俺が今まで何体倒してきたと思ってるんだ!」
「どうやれば止まるかぐらい!」
「わかっているんだよ!」
一年生がかなり怯えている。
そりゃ友達やクラスメイトが突然怪人になったらびっくりするよな。
「さて、ここで決着をつけてもいいがお前のクラスメイトが可哀想だからな」
「ついてこい!」
そう叫ぶと俺は屋上に向かって一目散に走り出す。
『言われなくても!』
そうして光弾を放ちながら追いかけてくる小雨。
「やっとついた」
屋上へと到着すると反転し、小雨の方を向く。
『いつもいつもしつこいのよ』
『それにあいつも……』
「あいつ?」
俺が不思議に思っていると
「多分、小雨ちゃんの幼馴染だと思う」
華が教えてくれる。
『あいつには相応しくて、あいつに思いを馳せている女がいるのに何故私に構うの……』
「そいつにとってお前の方が大事なだけじゃないのか?」
『黙れ!あいつにはもう相応しい人がいるんだ!』
『だから……私は』
『私ハァァァァ!』
「うっそぉ?!」
急にエネルギーが上昇を始める。
『オマエヲツブシテアイツモツブス!』
「これって」
「暴走よ」
「魔狐!」
近くで雑貨屋を営んでいる狐面超能力少女が助けに?来てくれた。
『オマエモジャマヲスルノカ!』
今度は光弾ではなくビームを放つ小雨。
『ガァァァ!』
もはや人間じゃなく獣だな。
『アズマ……ライゴォォウ!』
「嘘だろ?!」
まさかの俺の友人の東が幼馴染だったらしい。
「ってことは相応しい女って天狐か?!」
『テンコ……ソウダ』
『アイツガァァァ!』
そこら中にビーム攻撃をばら撒く小雨。
「なぁこれやばくないか?!」
「見りゃわかるわよ!」
「一旦ここから私が引き剥がすわ!」
「頼む!」
魔狐に相手を頼み俺は急いで下駄箱へ向かう。
「先輩、小雨ちゃんどうしてあんなに暴走してるんだろ」
「お前よりも嫉妬の感情が強かったのかもな」
「先輩……やっぱりかっこいいです!」
「今そういう事言ってる場合じゃないぞ!」
俺と華は靴を履き替え外に出ると
「くっそぉぉ!」
小雨に押し負けている魔狐がいた。
「狐狗狸燦!」
狐、狗、狸のエネルギーが小雨に向かっていく。
「ってなんで聞かないのよ!」
『アズマ……アズマァァァァァァ!』
「うわっ!」
「きゃあっ!」
再度ビームをばらまく小雨。
「おぉい!こいつどうすりゃいいんだよ!」
「わかんないわよ!」
「と、とりあえずここから引きはがしましょう!」
そうしてどうにか公園に誘導することができたが、結局決定打は与えられず、苦戦を仕入られている。
「零!さっさと決着付けたいから参式で行くぞ!」
≪五分が限度だからな、気をつけろよ!≫
「わかってる!」
「超速化!」
「さっさとお前を助けてやる!」
そうして目にもとまらぬスピードで小雨に連撃をしかける
しかし
『ジャマダ!』
「まじかよ!」
攻撃が当たり吹き飛ばされてしまう。
「まさか……このスピードに追い付くなんて」
「ショルダー・ガトリング!」
肩のキャノンの先をガトリングへと変更し攻撃を仕掛けるが
『ウガァァァァァァ!』
「ちょっ待っ――」
ものともせず吹き飛ばされる。
「ちょっと断斬!しっかりしてよ!」
「無茶いうなって」
「こいつパワーが段違いすぎる」
「5分でケリをつけられる相手じゃない!」
「じゃあどうするっていうのよ!」
「なぁ魔狐」
「どうしたの?」
「確か近くに池ってあったよな」
「あるけど……まさかあんた!」
「いったんそこに沈める」
「この子はどうするのよ!」
「一か八かだ」
「そうでもしないとこいつを止める算段はない」
「先輩!本気なんですか!」
「今俺の出せる全力は参式だ」
「それで倒せないのならいったん封じるしかないだろ!」
「それはそうだけど……」
「迷ってる暇はない!」
「魔狐!ここから何キロだ!」
「2キロくらい!」
「じゃあこのまま運ぶぞ!」
「超速化・弐式!」
背中にブースターを装備する。
「オラァァァァァ!」
一直線に池へと移動する。
そして池に到着し
「沈めぇぇぇぇ!」
ドボォォォンっと池の底に突き落とし自分だけ浮上する。
「悪い、ちょっと外す」
「先輩……」
「すまない」
夜の公園に叢雲玲と二人で向かい合う。
「どうしようか」
「あぁ、あいつを鎮静化できないと勝ち目はない」
「そしたら、東雷豪に会わせるのが楽か?」
「いや、むしろ興奮するだろう」
「ならどうすれば」
「あいつの復帰までの時間にあれを使えるようにしなきゃな」
「あれ?あれってなんだ、玲」
「肆式だよ」
「あるのか!」
「ただ負荷は尋常じゃないし持っても」
「持っても?」
「3分だ」
「まじかよ」
「3分でケリをつけろって?」
「そうだ」
「しかしそうでもしないあぎりあいつには勝てない」
「もはや自分の体を気にしてる場合ではないぞ、星井」
「わかってる」
「だが俺は腐っても人間だ」
「どうしてもそういうのは怖いんだよ」
「じゃあなんだ?あいつに頼るのか?」
「やだね」
「ならこれしか択はないぞ、星井」
「……はぁぁ」
「わかった、制御の練習をしよう」
「そうこなくっちゃ!」
≪この力は参式以上のパワーがあるからな≫
≪ブレーキをかけつつって感じだ≫
「了解」
≪速度は常時速化状態だし≫
≪私の切れ味も上がってるはずだ≫
「了解」
そう返事すると目の前に泥でできた人型の物体が現れる。
≪一時的な敵を作った≫
≪反応速度とかは今日見た小雨のものからとっている≫
≪実践的だろ?≫
「あぁ!」
そして日をまたぐまで練習するのだった。
次の日、学校に行くと人だかりができていた
「東。この人だかりは?」
「お前知らないのか?」
「知らないから聞いてるんだよ」
「ネット上にここで怪物が現れたっていう情報が拡散されて」
「みんな何かあるんじゃないかと見に来てるわけだ」
「華ちゃんのこともあったしな」
「はぁ~ん」
「面倒くさいことになってるんだな」
なんて東と話していると
「先輩」
小声で華が話しかけてくる。
「どうした?」
「小雨ちゃんが」
「小雨が?」
「町で暴れてるって!」
「はぁ?!」
「どうした?照」
「いや、何でもない」
「えぇ……さぼりたくはないんだけど」
「致し方ないだろ?星井」
「玲……まぁそうだな」
「行くか!」
そして町へ行こうとするとスマホが震える。
「何々……今日は休校にします?!」
俺と華は顔を合わせ
「ラッキー!」
「行くぞ!華!」
「はい!」
そして契約している駐輪場へ向かう。
「玲はもう零になっておいてくれ」
「わかった」
「よし、華は後ろに乗れ」
「えっ」
「迷ってる場合じゃないだろ!」
「う、うん!」
そして駐輪場を出てバイクで暴れている地点へ向かう途中で、
「全てを斬り捨てる者、断斬!」
変身をしておく。
「ついたな」
『ガァァァァ!』
『コワシテヤル…スベテ!』
「そこまでだ!怪人!」
『マタオマエカ』
『コノマエカテナカッタクセニ!』
「こんどはどうかな?」
「肆式!」
壱式よりも紅い、真紅のボディに肩にはキャノン、背中や足にはブースター、フェイスパーツは肆と刀が融合したようなデザインになる。
「さぁ、悪しき縁は断ち斬ろうか!」
『フザケルナァァァァ!』
「よっ!」
高速移動でよけそのまま刀を振るう
『ンナッ!』
『キサマ……!』
「人間は日々進歩するんだぜ!」
「極・速化!」
「高乱斬!」
高速で移動しつつ何度も斬りつけ続ける。
『オイツケナイ!』
「残念だったな!」
『ダマレェェェ!』
当たり前のように全方向へと光線を放つ小雨。
それをジャンプで躱し!
「これで終わりだ!」
「ザビ・セブ・ガガ・ジオ・ギル!」
「断縁斬!」
『シマッタ!』
一刀両断しその切り口から小雨を救出する。
「消し飛べぇぇぇ!」
「断影剣・光!」
輝いた刀で横に一閃斬り込む。
すると段々と光へとなっていく怪人。
『コレデオワリダトオモウナァァァ!』
完全に消滅した。
「うぐっ!」
「先……断斬!」
華が駆け寄ってくる。
「そいつは救急隊に任せよう」
「確かにサイレンの音がする」
「そうですね」
「よし」
辛い体に鞭打って無理やりバイクで離脱する。
その日の夜、ニュースになっていた。
「いやぁ……ニュースになるのは想定外だな」
「どうしようかな」
「どうするもないだろ?」
隣にいる玲が話してくる。
「正体を明かさないように気をつけながら振る舞うしかない」
「いやでも学校であんだけ力使えば流石にバレるんじゃ」
「そこは魔狐にどうにかしてもらえるように頼んである」
「軽い記憶操作だな」
「えぇ?!」
「なんつーもん頼んでるんだよ」
「しょうがないだろ?」
「あそこまでばれたら一旦リセットが必要だ」
「ただし消すのはお前の正体だけだ」
「そうでもしないとお前これから暮らせなくなるぞ」
「わかってるけどさ」
「さすがにやばくない?というか魔狐にそんなことできるとは思えないんだが」
「たまたま手に入ったオーパーツがあるとかなんとか」
「1回きりらしいけど」
「だからそこは気にするな」
「わかったけど……後々面倒くさいことにならんか?」
「まぁその時はその時だろ」
「わかった」
「それじゃあ魔狐に連絡しておくな」
そうして電話をかけようとする魔狐。
「待った!」
「華はどうなる?」
「一応効果範囲外にしてもらう予定だ」
ほっと胸をなでおろす。
「さてはよかったとか思ってるな」
「安心しろよ、もうあるかわからないモテ期だからな」
「ただ説明はしておくよ」
「ありがとう」
そして次の日に学校に行くとみんな謎のヒーローの話をしていて僕をヒーローのように扱う人は華を除きいなくなっていたのだった。
今は放課後、僕は後輩の森井華の友人の衣笠小雨を助けるため、1年のクラスへと来ていた。
「小雨さんいますか?」
そう聞くとそのクラスの人が
「小雨~呼ばれてるよ!」
と呼んでくれる。
「また貴方ですか」
「しつこいんですが」
とうざがられてしまう。
「だが華の頼みなんでね」
「その指輪、壊させてもらうよ」
「させない……そんなこと!」
『させてたまるか!』
案の定怪人態となり、抵抗しようとしてくる。
「来ると思ってたから、玲から刀借りてるんでね!」
「ふん!」
向かってくる小雨に刀を振るう。
『そんな刀程度で私を止めれると思うな!』
しかしそんな言葉とは裏腹に刀一本に止められてしまう小雨。
『何故刀で止まるんだ!』
「俺が今まで何体倒してきたと思ってるんだ!」
「どうやれば止まるかぐらい!」
「わかっているんだよ!」
一年生がかなり怯えている。
そりゃ友達やクラスメイトが突然怪人になったらびっくりするよな。
「さて、ここで決着をつけてもいいがお前のクラスメイトが可哀想だからな」
「ついてこい!」
そう叫ぶと俺は屋上に向かって一目散に走り出す。
『言われなくても!』
そうして光弾を放ちながら追いかけてくる小雨。
「やっとついた」
屋上へと到着すると反転し、小雨の方を向く。
『いつもいつもしつこいのよ』
『それにあいつも……』
「あいつ?」
俺が不思議に思っていると
「多分、小雨ちゃんの幼馴染だと思う」
華が教えてくれる。
『あいつには相応しくて、あいつに思いを馳せている女がいるのに何故私に構うの……』
「そいつにとってお前の方が大事なだけじゃないのか?」
『黙れ!あいつにはもう相応しい人がいるんだ!』
『だから……私は』
『私ハァァァァ!』
「うっそぉ?!」
急にエネルギーが上昇を始める。
『オマエヲツブシテアイツモツブス!』
「これって」
「暴走よ」
「魔狐!」
近くで雑貨屋を営んでいる狐面超能力少女が助けに?来てくれた。
『オマエモジャマヲスルノカ!』
今度は光弾ではなくビームを放つ小雨。
『ガァァァ!』
もはや人間じゃなく獣だな。
『アズマ……ライゴォォウ!』
「嘘だろ?!」
まさかの俺の友人の東が幼馴染だったらしい。
「ってことは相応しい女って天狐か?!」
『テンコ……ソウダ』
『アイツガァァァ!』
そこら中にビーム攻撃をばら撒く小雨。
「なぁこれやばくないか?!」
「見りゃわかるわよ!」
「一旦ここから私が引き剥がすわ!」
「頼む!」
魔狐に相手を頼み俺は急いで下駄箱へ向かう。
「先輩、小雨ちゃんどうしてあんなに暴走してるんだろ」
「お前よりも嫉妬の感情が強かったのかもな」
「先輩……やっぱりかっこいいです!」
「今そういう事言ってる場合じゃないぞ!」
俺と華は靴を履き替え外に出ると
「くっそぉぉ!」
小雨に押し負けている魔狐がいた。
「狐狗狸燦!」
狐、狗、狸のエネルギーが小雨に向かっていく。
「ってなんで聞かないのよ!」
『アズマ……アズマァァァァァァ!』
「うわっ!」
「きゃあっ!」
再度ビームをばらまく小雨。
「おぉい!こいつどうすりゃいいんだよ!」
「わかんないわよ!」
「と、とりあえずここから引きはがしましょう!」
そうしてどうにか公園に誘導することができたが、結局決定打は与えられず、苦戦を仕入られている。
「零!さっさと決着付けたいから参式で行くぞ!」
≪五分が限度だからな、気をつけろよ!≫
「わかってる!」
「超速化!」
「さっさとお前を助けてやる!」
そうして目にもとまらぬスピードで小雨に連撃をしかける
しかし
『ジャマダ!』
「まじかよ!」
攻撃が当たり吹き飛ばされてしまう。
「まさか……このスピードに追い付くなんて」
「ショルダー・ガトリング!」
肩のキャノンの先をガトリングへと変更し攻撃を仕掛けるが
『ウガァァァァァァ!』
「ちょっ待っ――」
ものともせず吹き飛ばされる。
「ちょっと断斬!しっかりしてよ!」
「無茶いうなって」
「こいつパワーが段違いすぎる」
「5分でケリをつけられる相手じゃない!」
「じゃあどうするっていうのよ!」
「なぁ魔狐」
「どうしたの?」
「確か近くに池ってあったよな」
「あるけど……まさかあんた!」
「いったんそこに沈める」
「この子はどうするのよ!」
「一か八かだ」
「そうでもしないとこいつを止める算段はない」
「先輩!本気なんですか!」
「今俺の出せる全力は参式だ」
「それで倒せないのならいったん封じるしかないだろ!」
「それはそうだけど……」
「迷ってる暇はない!」
「魔狐!ここから何キロだ!」
「2キロくらい!」
「じゃあこのまま運ぶぞ!」
「超速化・弐式!」
背中にブースターを装備する。
「オラァァァァァ!」
一直線に池へと移動する。
そして池に到着し
「沈めぇぇぇぇ!」
ドボォォォンっと池の底に突き落とし自分だけ浮上する。
「悪い、ちょっと外す」
「先輩……」
「すまない」
夜の公園に叢雲玲と二人で向かい合う。
「どうしようか」
「あぁ、あいつを鎮静化できないと勝ち目はない」
「そしたら、東雷豪に会わせるのが楽か?」
「いや、むしろ興奮するだろう」
「ならどうすれば」
「あいつの復帰までの時間にあれを使えるようにしなきゃな」
「あれ?あれってなんだ、玲」
「肆式だよ」
「あるのか!」
「ただ負荷は尋常じゃないし持っても」
「持っても?」
「3分だ」
「まじかよ」
「3分でケリをつけろって?」
「そうだ」
「しかしそうでもしないあぎりあいつには勝てない」
「もはや自分の体を気にしてる場合ではないぞ、星井」
「わかってる」
「だが俺は腐っても人間だ」
「どうしてもそういうのは怖いんだよ」
「じゃあなんだ?あいつに頼るのか?」
「やだね」
「ならこれしか択はないぞ、星井」
「……はぁぁ」
「わかった、制御の練習をしよう」
「そうこなくっちゃ!」
≪この力は参式以上のパワーがあるからな≫
≪ブレーキをかけつつって感じだ≫
「了解」
≪速度は常時速化状態だし≫
≪私の切れ味も上がってるはずだ≫
「了解」
そう返事すると目の前に泥でできた人型の物体が現れる。
≪一時的な敵を作った≫
≪反応速度とかは今日見た小雨のものからとっている≫
≪実践的だろ?≫
「あぁ!」
そして日をまたぐまで練習するのだった。
次の日、学校に行くと人だかりができていた
「東。この人だかりは?」
「お前知らないのか?」
「知らないから聞いてるんだよ」
「ネット上にここで怪物が現れたっていう情報が拡散されて」
「みんな何かあるんじゃないかと見に来てるわけだ」
「華ちゃんのこともあったしな」
「はぁ~ん」
「面倒くさいことになってるんだな」
なんて東と話していると
「先輩」
小声で華が話しかけてくる。
「どうした?」
「小雨ちゃんが」
「小雨が?」
「町で暴れてるって!」
「はぁ?!」
「どうした?照」
「いや、何でもない」
「えぇ……さぼりたくはないんだけど」
「致し方ないだろ?星井」
「玲……まぁそうだな」
「行くか!」
そして町へ行こうとするとスマホが震える。
「何々……今日は休校にします?!」
俺と華は顔を合わせ
「ラッキー!」
「行くぞ!華!」
「はい!」
そして契約している駐輪場へ向かう。
「玲はもう零になっておいてくれ」
「わかった」
「よし、華は後ろに乗れ」
「えっ」
「迷ってる場合じゃないだろ!」
「う、うん!」
そして駐輪場を出てバイクで暴れている地点へ向かう途中で、
「全てを斬り捨てる者、断斬!」
変身をしておく。
「ついたな」
『ガァァァァ!』
『コワシテヤル…スベテ!』
「そこまでだ!怪人!」
『マタオマエカ』
『コノマエカテナカッタクセニ!』
「こんどはどうかな?」
「肆式!」
壱式よりも紅い、真紅のボディに肩にはキャノン、背中や足にはブースター、フェイスパーツは肆と刀が融合したようなデザインになる。
「さぁ、悪しき縁は断ち斬ろうか!」
『フザケルナァァァァ!』
「よっ!」
高速移動でよけそのまま刀を振るう
『ンナッ!』
『キサマ……!』
「人間は日々進歩するんだぜ!」
「極・速化!」
「高乱斬!」
高速で移動しつつ何度も斬りつけ続ける。
『オイツケナイ!』
「残念だったな!」
『ダマレェェェ!』
当たり前のように全方向へと光線を放つ小雨。
それをジャンプで躱し!
「これで終わりだ!」
「ザビ・セブ・ガガ・ジオ・ギル!」
「断縁斬!」
『シマッタ!』
一刀両断しその切り口から小雨を救出する。
「消し飛べぇぇぇ!」
「断影剣・光!」
輝いた刀で横に一閃斬り込む。
すると段々と光へとなっていく怪人。
『コレデオワリダトオモウナァァァ!』
完全に消滅した。
「うぐっ!」
「先……断斬!」
華が駆け寄ってくる。
「そいつは救急隊に任せよう」
「確かにサイレンの音がする」
「そうですね」
「よし」
辛い体に鞭打って無理やりバイクで離脱する。
その日の夜、ニュースになっていた。
「いやぁ……ニュースになるのは想定外だな」
「どうしようかな」
「どうするもないだろ?」
隣にいる玲が話してくる。
「正体を明かさないように気をつけながら振る舞うしかない」
「いやでも学校であんだけ力使えば流石にバレるんじゃ」
「そこは魔狐にどうにかしてもらえるように頼んである」
「軽い記憶操作だな」
「えぇ?!」
「なんつーもん頼んでるんだよ」
「しょうがないだろ?」
「あそこまでばれたら一旦リセットが必要だ」
「ただし消すのはお前の正体だけだ」
「そうでもしないとお前これから暮らせなくなるぞ」
「わかってるけどさ」
「さすがにやばくない?というか魔狐にそんなことできるとは思えないんだが」
「たまたま手に入ったオーパーツがあるとかなんとか」
「1回きりらしいけど」
「だからそこは気にするな」
「わかったけど……後々面倒くさいことにならんか?」
「まぁその時はその時だろ」
「わかった」
「それじゃあ魔狐に連絡しておくな」
そうして電話をかけようとする魔狐。
「待った!」
「華はどうなる?」
「一応効果範囲外にしてもらう予定だ」
ほっと胸をなでおろす。
「さてはよかったとか思ってるな」
「安心しろよ、もうあるかわからないモテ期だからな」
「ただ説明はしておくよ」
「ありがとう」
そして次の日に学校に行くとみんな謎のヒーローの話をしていて僕をヒーローのように扱う人は華を除きいなくなっていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる