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「ぱぱー!ぱぱー!!」
「ん……?」
ペチペチとヒナに頬を叩かれて目が覚めた。
うっすらと目を開けると目の前に人の顔。
「!?」
俺はガバッと起き上がった。
「ぱぱ~」
「ヒナ……か……?」
「キュイ~!」
俺の前には全裸の幼女。
その頭には竜体の時にもあったツノが生えている。
見た目は人間でいう三歳くらいか……。
……はっ!
俺は慌てて子供用の服を持ってきてヒナに着せた。
白いワンピースがよく似合っている。
「むい?」
「こらこら、脱がないの。寒いだろ?」
「キュウ……」
ヒナは着心地が慣れないのか服を引っ張ったりしている。
ヒナの髪の色は白、瞳は赤で俺とまったく同じ配色だ。魔力が多いとこの色になる。
「ぱぱ、ごはん~」
「はいはい、ちょっと待ってな」
ヒナに袖を引っ張られて立ち上がる。ヒナも立とうとしたみたいだが、ペシャリと潰れた。
「??」
もう一度挑戦したが、上手く立てないみたいだ。初めての人化だし目線とかも変わったから仕方ないのか。
何度か同じことを繰り返しているとイライラしてきたようだ。
「キュイー!!」
「怒んな怒んな、パパが抱っこしてってやるから」
「キュウ~……」
ちっちゃなヒナを片腕で抱き上げてあくびをしながらリビングに向かう。
「ふああ~」
「ぱぱ……」
不安気な顔をするヒナを抱き締めて背中をポンポン叩く。
「大丈夫だよ、ヒナ。焦らなくていい、まだ慣れてないんだ。パパと一緒に歩く練習しような」
「うん!ぱぱだいすき!!」
「っっ!!………パパもヒナ大好きだぞ~!」
ウチの子が可愛すぎてつらい。
ヒナは手も上手く使えなかったから朝食は全部あーんで食べさせてやった。
「ヒナ、頑張れ、あと少しだぞ」
「キュッキュッキュッ~!」
ヨタヨタと歩いてくるヒナを見守る。
つい手を貸してしまいたくなるが、必死に我慢だ。だがヒナが転んでも受け止められるように準備はしている。
ヒナが俺の膝にタッチした。
どうだ、と言いたげに見上げてくる。
「ヒナ~よくできたな~!お~よしよし」
「ふんぬ!」
俺の腕の中で胸を張っているヒナは素直で可愛い。でも純粋過ぎて将来騙されそうだな……。俺がしっかり見ててやらねば。
「おじゃましまーす。うわっ、オズワルドさんが立派にお父さんやってる……」
「その減らず口で胴体とのお別れは済んだのか?エドウィン」
「いきなりの首ちょんぱ宣告!?てかやっぱりそれヒナちゃんの人の姿っすか?かわいいっすね~」
「帰れそしてウチの子を見るな性犯罪者」
「かわいいって言っただけでそこまで飛ぶんすか……。親バカ怖いっす」
「ん……?」
ペチペチとヒナに頬を叩かれて目が覚めた。
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「!?」
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「キュイ~!」
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……はっ!
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ヒナの髪の色は白、瞳は赤で俺とまったく同じ配色だ。魔力が多いとこの色になる。
「ぱぱ、ごはん~」
「はいはい、ちょっと待ってな」
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「??」
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何度か同じことを繰り返しているとイライラしてきたようだ。
「キュイー!!」
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「キュウ~……」
ちっちゃなヒナを片腕で抱き上げてあくびをしながらリビングに向かう。
「ふああ~」
「ぱぱ……」
不安気な顔をするヒナを抱き締めて背中をポンポン叩く。
「大丈夫だよ、ヒナ。焦らなくていい、まだ慣れてないんだ。パパと一緒に歩く練習しような」
「うん!ぱぱだいすき!!」
「っっ!!………パパもヒナ大好きだぞ~!」
ウチの子が可愛すぎてつらい。
ヒナは手も上手く使えなかったから朝食は全部あーんで食べさせてやった。
「ヒナ、頑張れ、あと少しだぞ」
「キュッキュッキュッ~!」
ヨタヨタと歩いてくるヒナを見守る。
つい手を貸してしまいたくなるが、必死に我慢だ。だがヒナが転んでも受け止められるように準備はしている。
ヒナが俺の膝にタッチした。
どうだ、と言いたげに見上げてくる。
「ヒナ~よくできたな~!お~よしよし」
「ふんぬ!」
俺の腕の中で胸を張っているヒナは素直で可愛い。でも純粋過ぎて将来騙されそうだな……。俺がしっかり見ててやらねば。
「おじゃましまーす。うわっ、オズワルドさんが立派にお父さんやってる……」
「その減らず口で胴体とのお別れは済んだのか?エドウィン」
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