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セーブポイント カリスマ占い師 クロの部屋

ドールの日常の課題 インディゴの勇者(芸術家として)道を開拓していく為

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占い師アユの部屋にドール(タツヤ)は戻った。

ドールは、水瓶座が月に、リリスも水瓶座にあった。

占い師アユは言った。

貴方の望んだ安寧なスローライフ、芸能界に飛び込む才能を持ちながら、2流で有り続けたい根性を教えて欲しいの。アナタは、パッションを望んで、己が十字架に死んだり、蓮になり、悟りを開くことを望んでいるみたいだわね。それはスティーブジョブスやホリエモンもアナタのように天才性を持ちながら、アナタは彼らとはまったく違った道を歩みたいみたいだわね。

貴方は自分自身のことをよく知っているわ。誰が噂しようとも。

多くの人は、色妾で貴方を操作し、男も女も思い通りに操ることが出来ると信じているわ。

貴方の本音を聴かせてもらいたいの。貴方が簡単に人前で笑顔を見せず、頑なに心を閉ざしたように内側の世界にこもるのにはワケがある筈だわ。

私はその幹を添える手助けがしたいの。

ドールは答えた。

俺は生まれたときから、根拠のない自信とともに、同時に漠然と閉ざさされた闇を感じていた。

そして、俺の同級生は皆天才だった。俺はその中で、凡人だったかもしれない。

しかし、彼らとは一線を引きたかった。

俺は野心や、闘争、競争をむき出しに、天才エリートを歩む生き方が我慢ならなかったから。。。。

俺は私の母がいうように善良な素直な心でそれを理解したわけではない。

俺の中の野獣性、狂気のさたのようなモノが、それを生理的に拒絶した。

私は凡人でも一向にかまわなかった。私が何故、スピリチュアルやスローライフを求めたのか?

そこに必然性を感じたからに他ならなかった。

リリス魚座の母は、私に癒しと真の母性を与えてはくれなかった。

彼女は常に野心家で、同級生と一緒で、聡明ではなかった。

私は、ドラマティックな生活を恐れ、恐怖し、自分を大きくしたくなかった。

私は人々に癒しと心のご飯を与え、マザーテレサのような人間になりたかった。

しかし、多くの人は私のことを野心家で自己中心的だと勘違いした。

私が求めているのは、社会の信頼と共感と安定した収入以外に何者でもなかった。

私はすでに天才であることを拒絶し、真の人間的な目覚めの為の冒険に出た。

それは水瓶の持っている非人間的なモノとの決別を意味している。

もっとも家庭的で、優しい性質を持ち、そしてそれは、ビックになることでは得られない。

私はプチインフルエンサーでいいのだ。アウトサイダーとしてインサイダーとして、

核心的なモノを訴え続け、人生に敗れる泥臭い絵描きのゴッホでありたい。

そして、天の国に富を与え、名実ともに清富になりたいのだ。

富豪や芸能人になりたいわけではない。

占い師マユは言った。

同情はしないわ。しかし、この表現は今の貴方にとってとっても刺激的ね。

さあ、リアルへ行ってらっしゃい。
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