恋文~everlasting love

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仲間の来島

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 ─達也side

今日、蒼太さんと半次さんが東京に到着し、俺と由美は・・・・朝、由美の事務所前で別れ・・・・俺はそのまま2人を迎えに羽田に向かった。

「東京さむーーーーーい!!!!!」
蒼太さんはうっすーーーーい上着を何枚も羽織ってそう言った。
沖縄はもう20度を超えるが・・・・こっちは12.3度。

「蒼太お前薄着なんだよ!俺の上着着るか????」
半次さんが上着を出し言うと、
「う~!久々東京来たらマジで寒いわ!!!小笠原は温かいわよね????」

半次さんの上着を引っ手繰るようにして着こむ蒼太さん
「父島は沖縄と変わんないんじゃないっすか??」
結局ホテル近くで食事をして、一度ホテルにチェックインし・・・その日は買い物。

夜19時過ぎに3人でホテルを出て近くの店で食事をしようと街を歩いた。
「はぁぁ~ッ!!!な~んか東京って人が多いわねぇ~・・・・よくアンタこんなとこに何年も住めたわね???」
行き交うサラリーマンが俺等を見る
「蒼太さん声デカいっすよ」

見た目でも目立つのに声デカいと余計に目立つから!
俺等が居酒屋に入ろうとした時、
「あれ???」

 半次さんが足を止めた。

「なんっすか??可愛い子でもいました~?」
俺が言うと半次さんは一回目を擦って・・・・。
「いや、・・・多分見間違いだわ」
??????

その時は何も考えず、
「いやだなぁ~ッ!!昌也でもいたのかと思いましたよ」
俺はそう言った・・・・。


てか、昌也ってもう沖縄に戻ったのかな???
全く昌也の情報は入ってこないし・・・・。

居酒屋に入り個室に案内された俺等は取りあえずビールで乾杯!!!

蒼太さんはビールを一気!!!

すると、速攻・・・。

「ねぇっ!!達也!アンタ由美さんとはどうなってるのよ!」

ゲッ・・・・。
覚えてた
「まぁ、仲良くしてますよー・・・・」
昨夜由美と話した・・・お互いの家族に紹介する約束をしたとは・・・まだ言わない!
言ったら超大騒ぎになるのは分かってる!

すると半次さんは、
「別に口は出さねぇけど、ちゃんと付き合うなら女遊びやめとけよ」
エッ・・・・・。
イヤイヤ俺最近そんな遊んでないし!
すると、
「そうよ!!!私そんな風に育てた覚えはないからねッ!!!」
と・・・蒼太さん。

すると半次さんも、
「そうだぞお前ー・・・お前がそんなじゃ俺向こうの親御さんに顔向けできねーぞ??」
って・・・・・。
誰っ?!



 ─半次side


東京なんて何年ぶりだろう・・・・。
昔涼と淳と達也が東京で働いている時、何度かは来たことあったが・・・・。

達也が蒼太に説教を食らってる間、俺が携帯を弄っていた。

すると、携帯には何件かライン・・・・。

『明後日港に迎えに行く!』
これは淳からだった。


そしてもう1件、
『半次君、東京の夜景撮れたら送ってね』
これは・・・・瑞江ちゃんからだった。

「半次さん~ッ!!!マジ助けてくださいよ~ッ!!!!」
俺の向かい側で、蒼太にがっちり捕まえられてる達也が泣きそうになって言ってきた。
「お前が女遊び止めればいいだけの話だろ???好きな女がいるならやめとけ・・・・」
そう言ってビールを飲み干す

「ほらぁぁ~!!!半次もそう言ってるじゃない!!!アンタは女に手出し過ぎなのよぉ~ッ!!!!」
「俺、最近してないっすよーーー!!!!!」

と・・・・、俺等は、なかなか平和だ。





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