恋文~everlasting love

文字の大きさ
119 / 151
仲間の来島





—達也side




2人の喧嘩の声・・・・外まで聞こえた。
淳さんと凛さん、殆ど喧嘩したのは見た事ないけど・・・・何度かたまーに・・・・って感じ。
大抵淳さんが誰かに嫉妬して凛さんに強く言ってしまい・・・パターンが多い気がする。

まぁ、基本ヤキモチっすね!


大きな窓を開け中に入ると、デカい背中だけど何故か小さく見える淳さん。
寂しそうな背中からは・・・哀愁漂う・・・。

ちょっと可愛いな。

俺はコーヒーを飲みながら淳さんの隣の席へ座った。
「喧嘩-・・・・ですね?」
そう言って笑うと、淳さんは
「バカって何回も言いやがった・・・・」
そう言って笑った・・・・。


「てか、なんで大悟が?」
そう、・・・俺が気になったのはさっきの・・・大吾。

何週間か前に大悟が初めて来た日の事を話してくれた。
喧嘩の原因もそこらしい。

その時、結城にあったあの事件を・・・簡単に説明したと言った。
流石に・・・大吾ともう1人に・・・レイプされたとは・・・言えなかったと。

そうだよな・・・。
あの事件は、涼さんも結構参ってたし・・・一番辛かったのは結城だって思う。

でもアイツは今もあの北谷で暮らす。
立派な・・・母親だ。

いつも結城を虐めていた俺も、結城を尊敬するってそう思った・・・・。


「でもさ、・・・凛に言えるか?・・・・結城があの男に・・・強姦されたなんて・・・・」
そう言って煙を吐いた。

「ん~・・でも凛さんは高校時代の昌也も知ってるから、言葉巧みに結城さんを連れ出してー・・・脅しただけとか・・・そういう風に思ってるかもしれないし・・・」

まぁ・・・・でも、昌也の汚い手を使ってくることも知っているし・・・・・。

すると達也は、
「てか、結局はー・・・・淳さんが自分がいないところで口説かれてるのが面白くないって話でしょ?」

そう言って笑った・・・・・。



—凛side


なんなの?なんなのーーーー????


ガラガラッ!!!!
サワちゃんの店の扉を開けると、
「あっれぇ~???凛ちゃん、ランチタイム終わり???」

サワちゃんのお店もお昼が過ぎてかなり落ち着いた様子。

「はい・・・・お昼ご飯こっちで食べてもいいですか????」

そう言うとサワちゃんは笑って端っこの席を指さし、

「今日美味しいお刺身あるよ??定食にしてあげようか????」

わーーーい!!!

サワちゃんのお店にはたまに淳と一緒に来ていた・・・。
家までも歩いて帰れるから、淳はたまに仕事を終えたご主人と晩酌をしたりする仲。


10分くらいするとサワちゃんが定食を持ってきて、私の前に腰掛けた。
そして、
「相変わらず仲良い??」
そう言ってニッコリ笑った。


私は箸を持ち、
「さっき・・・喧嘩しちゃって・・」
別に喧嘩したかった訳じゃないの。
ただ・・・お互い少しイライラしてて・・・・。

シュンとすると、・・・サワちゃんは母親の様に私の頭を撫でて、
「どうした??喧嘩して落ち込むなら~・・・好きな証拠だよ???」
・・・・・////////

好き・・・・//////
大好き・・・・///////
なのにねっ!!!

なんかムカつくッ!!!


私がご飯を食べながらサワちゃんに淳の愚痴を言うと、サワちゃんはゲタゲタ笑った・・・・。

「あ~・・・若いねぇ~」
そう言って・・・また笑うんだ・・・。

お母さんって・・・こんな感じなのかな・・・//////////
「そうなのかな??・・・淳ってあんま言葉数多くないからちゃんと言ってくれないんだもん!!!」

ブツブツ言いながらお刺身をパクパク食べた。
「ペラペラしゃべる奴より良いじゃない???・・・でもぉ~・・・あっちゃん、ただ単純に・・・・」

・・・・・・・・・。

「嫉妬したんじゃないの??」

単純に・・・嫉妬・・・・・////////

「あ・・・、淳がッ????////////」

私が言うとサワちゃんは更に笑って、
「あの子さ、アンタの事相当大好きじゃない?だからぁ~・・・靡かないって分かっててもイヤなのよッ!他の男に誘われたりしてるのを見るのがー・・・」


淳が・・・??


一瞬箸を止め、
さっき淳に言ってしまった事を思い返した。

はぁ・・・私も子供っぽかったな・・・。
サワちゃんは私の頭をまた撫でて、
「まぁ、・・・あっちゃんも早く仲直りしたいと思ってるよ???・・・・だから、早く戻って~・・・あっちゃんに大好きよって言ってやんな???」


・・・・・・////////
「誰が見たってアンタらは相思相愛なんだからね」
サワちゃん・・・・////////////



そうだよね・・・・。
意地張ってないで・・・・言えばいいのか。

なんでさっきムカついちゃったのかな?


って・・・淳も想ってるといいな・・・。



—淳side





はぁ~・・・・。
普段凛に・・・。
好きだとか・・・愛してるとか言えるのに・・・。


何でこういう時言えねぇんだ俺。


達也に促され凛を迎えに出た。
店を出ると、

ん?

30代ぽい女性2人組が結構露出度高い服を着て・・・・こっちをガン見してきた。
・・・・・・・・。

この人たちー・・・・知り合いとかじゃねーよな・・・。
いや、こんな所で知り合いなんて・・・。

すると・・・・、そのうちの1人が、
「やっぱ・・!!!淳君じゃない?・・・淳君だよね??」

え・・・・。
だ・・・誰ッ????

一瞬眉間にしわを寄せると、女性は笑って俺の方まで歩いてきた。
そして、
「あ、私-・・・以前銀座のクラブに通ってて・・・何度か淳君指名したことある怜子!!鈴野怜子って言っても分かんないか???」

鈴野・・・・。
怜子????


てかっ・・・・
こんな所で元会員と会っちゃうっ?!
凄いタイミング悪い。

女性は直ぐに俺の腕に掴まってきて、
「結構前に聞いたけど辞めたって、小笠原に居たんだ???」
会員のノリで腕を組んでくる!

わーーーーーーーー!!!!
今そう言うのやめてくれー!!!

今というかもうやめてくれーーーー!!!



—凛side




よし!!
直ぐに戻って謝ろうかな・・・・うん。


電話番号を受け取ったのは確かだし、あの時しっかり断れたはずなのに、そう言わなかったのは私!!!
NOと言える大人になろうッ!!!


「頑張ってね、また喧嘩したらまたおいで~ッ!!!!」
サワちゃんに見送られながら店を出て道に出ると・・・通りには結構観光の人が歩いていた。
今日の船・・・結構乗ってたんだ・・・。
気候が良いからかなー・・・・。

そしてカフェの方に歩き・・・観光客の10人以上のグループの・・・向こう側に淳がいるのが見えたの・・・。


あ・・・//////
もしかして迎えに来てくれようとした???

なんてーーー/////////

人に隠れてちょっとしか見えない淳、早歩きでカフェの方に向かうと・・・・。


ん???
あれっ????

淳の隣に派手な真っ赤なマキシワンピースを着て麦わら帽子をかぶる女性と・・・黒のワンピースを着ている女性と話す淳・・・。

少しづつ近付くと、真赤なワンピースを着た女性は淳の腕に自分の腕を絡め・・・淳のシャツの胸ポケットに・・・何かを入れて・・・離れた。





感想 1

あなたにおすすめの小説

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

手を伸ばした先にいるのは誰ですか~愛しくて切なくて…憎らしいほど愛してる~【完結】

まぁ
恋愛
ワイン、ホテルの企画業務など大人の仕事、そして大人に切り離せない恋愛と… 「Ninagawa Queen's Hotel」 若きホテル王 蜷川朱鷺  妹     蜷川美鳥 人気美容家 佐井友理奈 「オークワイナリー」 国内ワイナリー最大手創業者一族 柏木龍之介 血縁関係のない兄妹と、その周辺の何角関係…? 華やかな人々が繰り広げる、フィクションです。

溺愛彼氏は消防士!?

すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。 「別れよう。」 その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。 飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。 「男ならキスの先をは期待させないとな。」 「俺とこの先・・・してみない?」 「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」 私の身は持つの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。 ※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする

葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。 そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった! ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――? 意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。

カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~

伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華 結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空 幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。 割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。 思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。 二人の結婚生活は一体どうなる?

イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)

便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC” 謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社 そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在 唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話 中山加恋(20歳) 二十歳でトオルの妻になる 何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛 中山トオル(32歳) 17歳の加恋に一目ぼれ 加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する 加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる 会社では群を抜くほどの超エリートが、 愛してやまない加恋ちゃんに 振り回されたり落ち込まされたり… そんなイケメンエリートの ちょっと切なくて笑えるお話

この度娘が結婚する事になりました。女手一つ、なんとか親としての務めを果たし終えたと思っていたら騎士上がりの年下侯爵様に見初められました。

毒島かすみ
恋愛
真実の愛を見つけたと、夫に離婚を突きつけられた主人公エミリアは娘と共に貧しい生活を強いられながらも、自分達の幸せの為に道を切り開き、幸せを掴んでいく物語です。