恋文~everlasting love

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IN小笠原の新たな出会い



—宏太side


お店に着いたのは15時半前。

すると・・・・哲夫が情けない顔をして、
「俺が手を出したせいで・・・あの子いなくなっちゃって」

エッ?!
あの俺がナンパした子??
あの子なら喜んで最後までしそうなのに・・・・・。

すると、うちで働いている・・・売れっ子キャバ嬢が
「あの子ー・・・宏太さんの何?」
化粧を直しながらそう言ってきた。
「あー・・・先々週来てた時ナンパした子!結構軽めだったから大丈夫かって思ったけど」
そう言うと、
「ハァッ?!・・・・あれその子じゃないわよ!あのギャルの100倍は可愛かった」
エッ?!違う子っ??
「私だってそのギャル見た事あるもん!パグ犬みたいな顔してる子でしょ?あんなブスとさっきの子・・・天と地の差よ!」
ェエエエエエッッ????マジで?そんなに可愛い子だった???
哲夫を見ると、
「あの後探したんですが見当たらなくってー・・・・なんか口がきけない子だったんっすよー・・・・」
口が・・・利けない???
じゃ―セックスした時どうなるの???ってバカな事を思う俺。

えー・・・・そんな可愛い子だったら逢いたかったなー・・・・。

「ったくー・・何でそんなに可愛い子逃がすんだって・・・・ちょっと俺探してくるわ・・・・」

島に居るという事は、最低でも1週間は居る。

何処かに居るはずだ。

しかもそんなに可愛くて金髪、口が利けないじゃ・・・直ぐに見つけられる自信があった。
店を出て海の方に歩き・・・公園を眺めると・・・・あれ??

ベンチの方に金髪の女の子が座っていた・・・・。
あの子じゃね???

早速小走りでその子に近付き、
「あのぉ・・・・」
と声をかけると、

振り返ったその子は・・・・・メッチャ・・・・・・・

可愛い!!!

目がクリックリで、肌もスッゲー綺麗で・・・・まつ毛も長い長い!
「あの俺・・・・」

そう言った時・・・・

「あーーーー!!もぉー・・・ここに居たんだぁ????」

え?

俺とその子の背後から聞こえたそんな声。

一緒に振り返ると、そこに居たのは・・・・さっき話題になっていた、先々週ナンパしたあのギャルだ!
あれっ?!
こっちも来てたっ??

そのギャルが俺の腕にしがみつき、
「ねぇ・・・会いに来ちゃった!!!何してんのー???」
って・・・俺にオッパイ擦り付けてくる。
良く顔を見比べると、・・・・まぁ・・・・確かにパグに似てて・・・この可愛い子とは全く似てない。

するとその可愛い子は荷物を持って・・・・凄い勢いで逃げてしまった・・・・。
わーーーー!!!
「ちょっと待って・・・待ってってぇ・・・・」
その子を追おうとすると、パグギャルが
「なぁにーー??ねぇー・・・何あの子ーーーー!!」

って・・・

ああああああー・・・・・可愛い子がー・・・・・・・。



—淳side


夕方17時を回って日は落ち暗くなってきた。

よし・・・今日は沢ちゃんの店にでも行くか・・・・・。

アパートを出て、商店街の方に歩いて行くと・・・昼間とはまた違う雰囲気。
居酒屋や寿司屋・・・新し目のバーのようなお店も開きだしてまた賑やかだ。

沢ちゃんの店に行くと、

「あれ???あっちゃんー!!!」
沢ちゃんが直ぐに俺に声をかけてきた。
「あー・・・どうもー・・・こんばんはー・・・」
そう言って奥のカウンターに行くと、沢ちゃんが直ぐに俺の隣に来て・・・・
「ねぇ、・・・あの子に会えた?」
・・・・・・・・・・。

あの子?

タバコを吸おうとしていた手を止め沢ちゃんを見ると
「あのほら・・・名前聞くの忘れちゃったんだけど―・・・可愛い子!金髪の・・・おかっぱで可愛い子よ!!」
金髪でおかっぱ?????
え・・・・、ちょっと待てよ?
宏太の店に来た子って・・・金髪の子って・・・言ってなかったっけ?
「それって・・・宏太の知り合いじゃ・・・」
俺がそう言うと、沢ちゃんは首をブンブン振って
「違う違う!アンタの写真持ってきて~・・アンタを探してるって・・・で、私・・・宏ちゃんの家にいるって教えたのよ!でも家の場所は知らないからさ・・・お店を教えたのよ――・・・あれ何時位だったかな??」

・・・・・・・・・・。

俺は沢ちゃんに

「その子・・・・口が利けない子でした??」
そう言うと、沢ちゃんは
「そうそうそうそう!!ボード首からかけてさぁ・・・なんかね財布と携帯が入ったバックを船の中で無くしたってそう言ってたよ!!」

ハァァァァァアアアアーーー????
アイツ・・・マジで・・・・。

直ぐに席を立ち、
「ごめんね沢ちゃん・・・あの、その子がまた店に来たり見かけたら・・・直ぐに電話くれるかな?」
そう言って財布に入っていたレシートに自分の携帯番号を書いて渡した。
沢ちゃんはニッコリ笑って、
「早く見つけてやんな!夜は少し寒いし・・・危ないよ!」


直ぐに店を出て・・・宏太に電話を掛けた。


すると、


『あー・・・・ちょっ・・ッと待って・・・・・あーっ・・・ヤバい』

は?
コイツ何してんの???
『宏太ぁー・・・・もっと奥して・・・』

ハァァァァァ???
明らかに知らない女の声。
『淳?5分後に掛けるわ・・・・』
そう言ってきたが、
「いや、悪いけど一つ聞いても良い?」
『あーー・・うーーうん、何??』
うっぜー・・・・・。
「あのさ、昼間店に来た可愛い子何処行った?」
すると、
『あー・・・・ヤバッ・・ちょっと待て・・・』
何なんだよコイツはーーーーー!!!!!!
「早く答えろ!!」
『あー・・・うちの若いのが手出して逃げた!その後ー・・・あー・・・見つけたけど・・・逃げられたんだってー・・・あの子誰だ・・・・』

ハァァァァぁー??で、コイツは誰とセックスしてんだよ!

「わかった・・・もしも、また見つけたら俺に連絡して」

そう言って電話を切った。

直ぐにまた街中や・・・公園を探したが・・・それらしき人はいない。




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