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クリスマス
1
凛と出逢って13年目のクリスマス。
その間何度かは逢えなかった年もあったが、今年はこの小笠原父島で一緒に過ごす。
東京
—祐司side
何なんだ。
アイツは・・・・・。
12月半ば、淳から1通のラインが来た。
『ベットマットレス クィーンサイズ・ベットフレーム・炊飯器・冷蔵庫・電子レンジ・トースター・洗濯乾燥機・掃除機・ダイニングテーブル・テレビ・テレビ台下記住所に宜しく』
なんだこれは・・・・・。
アイツは俺を便利屋さんだと思っているのではないか?
しかし、飯田社長との仲も良好。
まぁいいか・・・。
時間がある達也に頼んでおくか。
マットレスはー・・・っと・・・・。
俺は自分の携帯からある人物へ電話を掛けた。
『あー・・・祐司君??』
「どうも、ご無沙汰しております。富士社長!」
『どうされました?祐司君からお電話だなんて・・・・』
「ちょっとお願いがありまして・・・・・」
昔からうちの社内マットレスは、寝具の老舗『富士リビング』さんにお願いをしている。
『後でメールを送りますのでその住所にうちで使ってるマットレスとベットフレーム、夏用羽毛のダブルとカバー類を一式送ってくださいますか?支払いはいつもの引き落としで』
「あー・・・承知しました!いつもありがとうございます!」
『大変申し訳ないのですが急ぎでお願いしてもいいでしょうか?』
「はい、大丈夫です。在庫は有りますから直ぐにお出ししますね」
そして、富士リビング外商部営業課
—野瀬side
「はい、外商営業補佐、野瀬です」
私は富士リビングの営業補佐野瀬です。
デスクの電話が鳴り直ぐに取ると、
『あー・・野瀬ちゃん??悪いんだけど今メールした商品直ぐに下記住所の上原淳様宛に送っていただけるかな?』
上原・・・・。
淳。
私はその名前を聞いて、PCのキーボードをたたく指を止めた。
メールを確認すると、確かに富士社長から今さっきメールが1件。
マットレス、ベット、カバー類、夏用羽毛全てを・・・小笠原の父島?
「承知しました、父島は中1日かかりますが宜しいでしょうか?」
『構わないよ、私からOH様に連絡を入れておくよ・・・あ、これねOH様のご依頼だから粗相のないようにね』
OH・・・・。
ふーん・・・・。
「承知しました、直ぐに手配いたします」
(※こちらはおまけページです♡少し先の公開にはなりますが、今後公開いたします『イケメンの向こう側』をお楽しみに)
そして、
小笠原父島 12月25日
—淳side
今日やっと全ての家具が揃う。
まだあの家にあるのは寝床だけ・・・・。
でも、それさえあればと思い寝具が届いた時からもう既にあの家で暮らしている俺と凛。
「おっもぉーーーーー・・・・・」
宏太は知り合いから軽トラを借りて来てくれて、俺と2人で船から降ろされた家電をどんどん乗せた。
凛はその中にある小さな段ボールを手に取って嬉しそうに抱えた。
宏太には凛と家を決めたあの日の夜、まち子も誘って街内の焼き肉屋で4人で飯を食って凛を改めて紹介。
「でもさぁー・・・お前の彼女が凛ちゃんだとは思わなかったぜー・・・・」
宏太には本当の事を話し、今後も色々協力してもらう事に。
3人で家に荷物を運び家具全てを搬入。
「あーー・・・・このベット気持ちいいーーー・・・ねぇー、凛ちゃん今夜俺とここで寝ようよーー!!」
相変わらず・・・・。
クソ軽い宏太。
これでもOH時代は結構人気が高く、稼ぎ頭だった・・・はずなのに。
「おい、お前もう帰れ!今日仕事だろ?」
そう言って枕を投げると、
「えーーー!!俺もここで凛ちゃんとイチャイチャするーーー」
何なんだよコイツ!
俺だって、こっちに来てからキス迄しかしてね~んだよ!!!/////////
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