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第四章 『対話』する方法を見つけました!
とにかく私の義弟であるノエルは可愛い!
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通信用の魔導具をテーブルの上に置くとペンダントの魔法石と魔導具の魔法石が同時に光輝く。
光が落ち着くとそこには銀色の髪。緑色の瞳をしている彼、ノエルの姿が映し出された。
何日ぶりだろうか。元気そうで良かった。
「元気、だった?」
〈はい。姉上も元気そうで良かったです〉
ノエルは驚いた顔になったがすぐに頬を赤く染め、クスリと笑った。
う.....か、可愛い。
女の私から見てもノエルは可愛い! 男なのが残念ね。
「大変だったみたいね。聞いてるかもしれないけどイアン様、しばらく滞在することになったの」
〈聞いています。留学までしたのに残念です〉
「そうよね」
ノエルはイアン様の剣術に憧れて留学したのに、そのイアン様が居なくなってとても残念そう。状況が状況だから仕方ないと思うけど、なんとかならないものかな。
ノエルがデメトリアス家に戻ってくる.....なんて簡単なことじゃないもの。
今は戻ることは許されない。なにも解決してないもの。
解決しないで戻っても新たな問題が生まれるだろうし、ノエルもそれがわかってるからなにも言わないのよね。
「イリア様は大丈夫?」
〈イリア様ですか? 大丈夫ですよ。イアン様の無事がわかって安心したのか寝室でお休みになっています。彼女、イアン様が行方不明になってからずっと寝てなかったので〉
「そうなんだね。良かった」
〈そういえば、この前イリア様に姉上の話をしたんです〉
ノエルが嬉しそうに言うので私は、私のなんの話をしたのか少し気になって聞き返した。
「私の?」
〈はい! 覚えてますかね。このハンカチ〉
ノエルが見せてきたのは白のハンカチ。ハンカチの端には蛇のような刺繍が。
私はそれを見た瞬間、青ざめた。
これは忘れるはずがない。
私が人生初の刺繍をしてノエルにプレゼントしたやつなのだから。
刺繍は思ってたよりも難しく、薔薇を刺繍したかったのになぜか蛇に近くなってしまった。何回も刺繍に挑戦したけど蛇にしかならなくて渡すのを諦めたけど、いつの間にかノエルの手に渡ってたのよね。
どういう経緯で渡ったのか、ノエルに聞いても教えてくれなかった。
捨ててって言ったのに大切に持ってるなんて.....。
どこまでも良い子なんだから。
「失敗作を間違えて渡したやつよね、なんで失敗作が良かったの?」
〈姉上らしいから〉
「え!? そ、それは私がドジだからとかそんな理由」
義弟に遠回しに小馬鹿にされた気がしてグサッと胸に刺さった。
ノエルは微笑んで首を左右に振った。
〈可愛らしいという意味です〉
頬を赤く染めて言うものだからこっちまで赤くなってしまう。
「ありがとう」
可愛らしいって言われてちょっと照れくさい。でも、それが彼の優しさなのよね。
なんだかちょっぴり複雑だけど。
〈このハンカチのエピソードを少し話したら会ってみたいと言ってましたね〉
「そうなの。 私もイリア様に会ってみたい」
私の失敗談を話して会いたいだなんて.....、よっぽどの物好きなのね。
〈きっと喜びますよ。あっ.....姉上〉
「ん?」
〈アレン殿下とは.....いえ、なんでもありません。忘れてください〉
「うん? それじゃあもうそろそろ休みたいから失礼するわ」
〈は、はい! お休みなさい〉
「お休みなさい」
映像が静かに消えていく。
久しぶりに癒されたって感じがする。可愛いは罪ってこの事ね。
可愛くて仕方ない。近くにいたら頭をわしゃわしゃして思いっきり抱きついてたわ。
.....嫌がられそうだけど。
あっ。ノア先生にも伝えたいことあるんだっけ。
ノア先生、しばらく滞在するみたいだから私の属性のことを相談するには今なのかも。
と、思ったが今は夜の九時ぐらい。
この時間帯に出歩くと侍女たちがうるさそう.....。
仕方ない。明日、ノア先生のところに行こう。
光が落ち着くとそこには銀色の髪。緑色の瞳をしている彼、ノエルの姿が映し出された。
何日ぶりだろうか。元気そうで良かった。
「元気、だった?」
〈はい。姉上も元気そうで良かったです〉
ノエルは驚いた顔になったがすぐに頬を赤く染め、クスリと笑った。
う.....か、可愛い。
女の私から見てもノエルは可愛い! 男なのが残念ね。
「大変だったみたいね。聞いてるかもしれないけどイアン様、しばらく滞在することになったの」
〈聞いています。留学までしたのに残念です〉
「そうよね」
ノエルはイアン様の剣術に憧れて留学したのに、そのイアン様が居なくなってとても残念そう。状況が状況だから仕方ないと思うけど、なんとかならないものかな。
ノエルがデメトリアス家に戻ってくる.....なんて簡単なことじゃないもの。
今は戻ることは許されない。なにも解決してないもの。
解決しないで戻っても新たな問題が生まれるだろうし、ノエルもそれがわかってるからなにも言わないのよね。
「イリア様は大丈夫?」
〈イリア様ですか? 大丈夫ですよ。イアン様の無事がわかって安心したのか寝室でお休みになっています。彼女、イアン様が行方不明になってからずっと寝てなかったので〉
「そうなんだね。良かった」
〈そういえば、この前イリア様に姉上の話をしたんです〉
ノエルが嬉しそうに言うので私は、私のなんの話をしたのか少し気になって聞き返した。
「私の?」
〈はい! 覚えてますかね。このハンカチ〉
ノエルが見せてきたのは白のハンカチ。ハンカチの端には蛇のような刺繍が。
私はそれを見た瞬間、青ざめた。
これは忘れるはずがない。
私が人生初の刺繍をしてノエルにプレゼントしたやつなのだから。
刺繍は思ってたよりも難しく、薔薇を刺繍したかったのになぜか蛇に近くなってしまった。何回も刺繍に挑戦したけど蛇にしかならなくて渡すのを諦めたけど、いつの間にかノエルの手に渡ってたのよね。
どういう経緯で渡ったのか、ノエルに聞いても教えてくれなかった。
捨ててって言ったのに大切に持ってるなんて.....。
どこまでも良い子なんだから。
「失敗作を間違えて渡したやつよね、なんで失敗作が良かったの?」
〈姉上らしいから〉
「え!? そ、それは私がドジだからとかそんな理由」
義弟に遠回しに小馬鹿にされた気がしてグサッと胸に刺さった。
ノエルは微笑んで首を左右に振った。
〈可愛らしいという意味です〉
頬を赤く染めて言うものだからこっちまで赤くなってしまう。
「ありがとう」
可愛らしいって言われてちょっと照れくさい。でも、それが彼の優しさなのよね。
なんだかちょっぴり複雑だけど。
〈このハンカチのエピソードを少し話したら会ってみたいと言ってましたね〉
「そうなの。 私もイリア様に会ってみたい」
私の失敗談を話して会いたいだなんて.....、よっぽどの物好きなのね。
〈きっと喜びますよ。あっ.....姉上〉
「ん?」
〈アレン殿下とは.....いえ、なんでもありません。忘れてください〉
「うん? それじゃあもうそろそろ休みたいから失礼するわ」
〈は、はい! お休みなさい〉
「お休みなさい」
映像が静かに消えていく。
久しぶりに癒されたって感じがする。可愛いは罪ってこの事ね。
可愛くて仕方ない。近くにいたら頭をわしゃわしゃして思いっきり抱きついてたわ。
.....嫌がられそうだけど。
あっ。ノア先生にも伝えたいことあるんだっけ。
ノア先生、しばらく滞在するみたいだから私の属性のことを相談するには今なのかも。
と、思ったが今は夜の九時ぐらい。
この時間帯に出歩くと侍女たちがうるさそう.....。
仕方ない。明日、ノア先生のところに行こう。
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