10 / 13
第十話「おばさんの初恋」
しおりを挟む
おばさんが小学5年生の頃、おばさんはおつかいの帰りに久々に海の方を歩いて帰った。すると、排球の球を片手に砂浜で練習をしている少年がいた。
その少年は一つ年上の六年生で、ボールには「じゅんすけ」とかすれた文字で書いてあった。その一生懸命に練習し、汗をかく姿におばさんは惹かれた。
おばさんは翌日も海の方へ足を運んだ。すると、昨日の少年が練習をしていた。
おばさんは、急いで家に帰っておにぎりを握り、少年の元へと、戻った。
おばさんは勇気を振り絞って少年に
「いつも、練習していますね?何をしているんですか?」
と、声をかけた。少年は
「排球の練習だよ。まぁ、まだこの島では誰も知らないと思うけど。」
そう答えて、練習を続けた。
おばさんは、
「あの、私の握ったおにぎり、食べてくれませか?」
と、言った。少年は
「いいの?それならお腹空いたし、貰っちゃおっかな?」
と、言って、おばさんの握ったおにぎりを頬張った。
少年は
「君はなんて名前なの?」
と、おばさんに聞いた。
「幸(さち)です。五年生です。」
そう、おばさんは答えると、
「俺は、順介。六年だ。一個先輩だな!」
と、笑顔で答えた。
それから少年は、買った本に排球の事が載っていて興味を持ったこと。将来、島を出て排球で活躍したいこと等を語った。
そして、日が落ちてくると
「もう、遅いから幸ちゃんは帰った方が良いよ!今日はありがとう!」
と、言って、
「こちらこそ!」
と、言ってその日は解散した。
それからというもの、毎日おばさんはおにぎりを握り、少年の練習を応援した。風が強い日も雨の日も少年は練習をした。
そんな日々から三年が経過し、おばさんが中学二年生になったある日のことだった。
おばさんの父が、おばさんを呼んだ。
そこには、おばさんの母と、知らないん男性がいた。そしておばさんの父はとあることを言ったのだった。
「幸の許婚相手を紹介しよう。」
その少年は一つ年上の六年生で、ボールには「じゅんすけ」とかすれた文字で書いてあった。その一生懸命に練習し、汗をかく姿におばさんは惹かれた。
おばさんは翌日も海の方へ足を運んだ。すると、昨日の少年が練習をしていた。
おばさんは、急いで家に帰っておにぎりを握り、少年の元へと、戻った。
おばさんは勇気を振り絞って少年に
「いつも、練習していますね?何をしているんですか?」
と、声をかけた。少年は
「排球の練習だよ。まぁ、まだこの島では誰も知らないと思うけど。」
そう答えて、練習を続けた。
おばさんは、
「あの、私の握ったおにぎり、食べてくれませか?」
と、言った。少年は
「いいの?それならお腹空いたし、貰っちゃおっかな?」
と、言って、おばさんの握ったおにぎりを頬張った。
少年は
「君はなんて名前なの?」
と、おばさんに聞いた。
「幸(さち)です。五年生です。」
そう、おばさんは答えると、
「俺は、順介。六年だ。一個先輩だな!」
と、笑顔で答えた。
それから少年は、買った本に排球の事が載っていて興味を持ったこと。将来、島を出て排球で活躍したいこと等を語った。
そして、日が落ちてくると
「もう、遅いから幸ちゃんは帰った方が良いよ!今日はありがとう!」
と、言って、
「こちらこそ!」
と、言ってその日は解散した。
それからというもの、毎日おばさんはおにぎりを握り、少年の練習を応援した。風が強い日も雨の日も少年は練習をした。
そんな日々から三年が経過し、おばさんが中学二年生になったある日のことだった。
おばさんの父が、おばさんを呼んだ。
そこには、おばさんの母と、知らないん男性がいた。そしておばさんの父はとあることを言ったのだった。
「幸の許婚相手を紹介しよう。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる