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17.膝枕してあげようか?
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遊は、自分の鼻をつまんでいた手をようやく離した。
血はもう出てこない。
マキノが自分の鼻と頭を押さえている状態でいろいろしゃべってくるので、居心地が悪かった。
「そういう話聞くのに、この体勢はオレに不利。すごく。」
「いいのいいの。じゃあ、横になりなさいよ。」
マキノは、最初に血を見たときの動揺が収まったらしく態度が大きくなってきた。
「上を向くよりも、下向きか横向きのほうがいいんだよ。ほらここに。」
と、座布団を半分に折って枕にして,ぽんぽんと叩いた。
「膝枕がいい・・?」
マキノがにこりと笑った。
遊はギョッとして、マキノが本気かどうかまじまじとマキノの顔を見た。
・・・どうも冗談ではないようだ。
「い・・・」
「いやだとか言わないの。早く寝なさい。痛いのは収まった?」
「・・まだ痛い。」
「折れたのかな・・救急車呼ぶ・・?」
「まさか。それはないよ。」
「じゃあ、遊は早く寝て!」
遊はマキノに背中を見せてころがった。もちろん座布団の枕の上に。
マキノが横に座って、遊の後ろから手を回して、反対側を向いているその鼻にもう一度おしぼりをあてて押さえた。
「鼻が高すぎるんだろうね。」
「自分がやっといてなんなんだよ・・・。」
「へへへ。」
位置が近すぎるせいなのか、進路の話のせいか、ぎこちなくなってしまう。
「今日は・・春樹さん遅いね。」
「会議だってさ。もう帰ってくるよ。ごはんはもう用意できてるから大丈夫。」
そうか・・春樹さんのごはんは、さっきマキノが揃えてたな・・。
「これ、もういいよ。」
と、遊は、できるだけおだやかな動作でおしぼりを除けた。
意地張ってるとか、強がってるとかに、拒絶してとかに、見えないように。
「そう?」
すると今度は、マキノが遊の頭に手を置いた。そしてやわらかく撫ではじめた。
自分が寝ているそばに、マキノがぴったり座っているというだけで、なんだかくすぐったい気持ちになるのに、なぜか「やめてよ」と言えなかった。
・・・膝枕よりはマシ・・と自分に言い聞かせる。
「遊・・・あのさ。好きな子ができて、結婚したくなってもアルバイトでは養っていけないよ?」
「・・・。」
「自分でわかってるんでしょ。このままじゃだめだって。意地張ってないで、正直に言ってごらんなさいよ。」
「・・・。」
「私はさ・・・。勉強はさておき・・、同じぐらいの年の友達と机を並べて、クラスの子達と話をしたり、遊んだり、恋をしたり、音楽聞いたり、たまにはいやな試験を受けたりって、青春をして欲しいと思うんよ。知識を増やすだけでなく経験を積んでほしい。」
マキノは、何てこと言いだすんだ・・・親でもないのに。
無理だよ、こんな状態で、学校に戻るとか・・。
「・・む・・無理だと思う・・。」
頭の中で思った事が、そのまま口から出た。
「何をもって無理だと思うの?」
「・・・逃げてきたから。」
「逃げてきた?何から?ご両親から?」
「・・・。」
「昨日の様子見てて、部活はまじめに頑張ってたんだなって、わかったよ? バレーボール好きだったんでしょ?」
「うん・・。」
「部活では他の仲間とも仲良くやれてたでしょう。」
「うん・・。」
「どうしてやめたの?」
「理由は、いろいろだけど、結局は、期待されて裏切ることになるのが、・・怖かったんだと思う。」
母親のせいだとは、言えなかった。
迷いがあったのは自分自身だ。あの頃、もっと反発したらどうなっていただろう。
本気でぶつかることをしなかったという後悔があった。
中学の時は、自分の進路をコントロールされてた気がする。家にいる間は、自分で将来を考えるということができなかった。・・・自分では何も決めてはいけないんだと刷り込まれてしまったのかもしれない。
母親にしてみれば、よかれと思ってのことだろう。彼女なりにオレにとってより良い将来をと考えていたはずだ。
・・しかし、その元になる価値観は、あまりにも食い違っていた。
「もう一度バレーやりたいと思う?」
「いや・・・バレーは、昨日みたいにたまにちょっとできればそれでいいかな。それほど素質はないと思うし。あ・・謙遜じゃなくて。ずっと続けていたら違った気持ちになったかもしれないけど、今はそんな熱も意欲もない。」
「じゃあ、学校というものについてはどう思ってる?」
「・・・わかんないな。勉強は面倒だけど、やめたのはまずかったとちょっと思う。」
マキノはにっこりと笑った。
「ふうん。 素直になってきたじゃない。」
はぁ・・と遊はため息をついて、観念したように目を閉じた。
なんでオレこんなことしてるんだろう・・・・。母親でもない女の人にあたま撫でられて、将来のこと説教されて・・。マキノは何をたくらんでいるんだ。オレに何をさせたいのか。
「まずね。・・遊は,ここでずっと仕事してくれてもいいよ。という事をひとつ言っておきます。」
「えー?」
「遊が、もし学校に行くようになったとしたら、それからも、うちでお仕事しててもいいんだよ?住み込みしたいなら下の部屋を空けるし、どこか他で部屋を借りたいならそれでもいいし。今これを言うのは、遊の今いる場所がなくなるわけじゃないってことをまず知っておいて欲しいから。」
「う・・・うん・・。」
「高校が遊の価値を決めるわけじゃないけど、こんなふうになしくずし的に人生を食いつぶすんじゃなくてさ、やりたいことを選ぶ力をつけて、自分で選んでほしい。学校とはそのための物だと、私は思うんだ。」
「・・・。」
「男子寮での間借りも、近いうちに何とかしようよ。」
「・・う・・。」
どうやって?と問いたかったが、マキノが何を言い出すのか怖くなって黙った。
見ず知らずの得体のしれないオレを雇って、この人はどうしてこんなオレの進路を親身に考えているのか。
それに、矛盾していることが一つある・・。
一番最初、ここで働くなら、自立できていないとダメだと言ったはず。
マキノ自身が、オレの生活を背負う義理はないと確かに言った。オレもその通りだと思ったんだ。
他人にそこまで甘えられるわけがない。
何故、今、ここに住んでもいいと言うのか?
マキノはにっと笑った。
「お母さんと、対決してみる?」
「ええっ?」
「未成年の遊くんの家賃・生活費・学費を、保護者に出してもらおう。」
「えええっ? そんなこと無理・・」
「いけると思うよ。」
「待ってよ・・うそ・・だろ・・」
混乱するオレに、マキノは言葉を足した。
「遊が腹をくくったらの話だけどね。」
そうだった・・。
オレは、逃げてる。
オレは、けじめをつけなければいけないのだ。
この人は、それを、わかっていて、根本から正そうとしてる。
花矢倉の旅館の女将さんや、板長さんと話をしたときのように、今度はオレの両親と?
普通・・そこまでするか?
信じられないおせっかい度だ。
「マキノさんて、・・・・ものすごく・・変な人なのか、ものすごく頼りがいがあるのか、わからなくなってきた。」
「失礼だなぁ・・・。」
カランカランと玄関の音が鳴って、春樹が入ってきた。
「ただ・・い・・まー。」
「おかえりー。」マキノは元気よく返事をしたが、遊はぴくりと頭をあげようとして、マキノに抑えつけられた。
春樹は多少戸惑ってふたりに尋ねた。
「その睦まじい感じの状況は、ええと~・・・どう受け止めたらよいのかな?」
「遊がね、私の魅力に参って鼻血出したの。」
とマキノが得意そうに血で汚れたおしぼりを指さした。
「ええええっ。ちょっ、何言ってんだよ。」
「今、安静にしてるの。」
「ちがいます!マキノさんがオレの顔を殴りとばしたんです。」
「ふはははは。それも違うでしょ!!」
マキノはケラケラと笑っているが、遊はマキノのご亭主の前で、とてもバツが悪かった。
「もうしばらく安静!」
遊がなおも起き上がろうとするのを止めて、マキノは遊に指図をしてくる。
「よっこらしょ。」
筋肉痛だから、掛け声は仕方ないが。
マキノは、春樹の食事を整えるために立ち上がった。
血はもう出てこない。
マキノが自分の鼻と頭を押さえている状態でいろいろしゃべってくるので、居心地が悪かった。
「そういう話聞くのに、この体勢はオレに不利。すごく。」
「いいのいいの。じゃあ、横になりなさいよ。」
マキノは、最初に血を見たときの動揺が収まったらしく態度が大きくなってきた。
「上を向くよりも、下向きか横向きのほうがいいんだよ。ほらここに。」
と、座布団を半分に折って枕にして,ぽんぽんと叩いた。
「膝枕がいい・・?」
マキノがにこりと笑った。
遊はギョッとして、マキノが本気かどうかまじまじとマキノの顔を見た。
・・・どうも冗談ではないようだ。
「い・・・」
「いやだとか言わないの。早く寝なさい。痛いのは収まった?」
「・・まだ痛い。」
「折れたのかな・・救急車呼ぶ・・?」
「まさか。それはないよ。」
「じゃあ、遊は早く寝て!」
遊はマキノに背中を見せてころがった。もちろん座布団の枕の上に。
マキノが横に座って、遊の後ろから手を回して、反対側を向いているその鼻にもう一度おしぼりをあてて押さえた。
「鼻が高すぎるんだろうね。」
「自分がやっといてなんなんだよ・・・。」
「へへへ。」
位置が近すぎるせいなのか、進路の話のせいか、ぎこちなくなってしまう。
「今日は・・春樹さん遅いね。」
「会議だってさ。もう帰ってくるよ。ごはんはもう用意できてるから大丈夫。」
そうか・・春樹さんのごはんは、さっきマキノが揃えてたな・・。
「これ、もういいよ。」
と、遊は、できるだけおだやかな動作でおしぼりを除けた。
意地張ってるとか、強がってるとかに、拒絶してとかに、見えないように。
「そう?」
すると今度は、マキノが遊の頭に手を置いた。そしてやわらかく撫ではじめた。
自分が寝ているそばに、マキノがぴったり座っているというだけで、なんだかくすぐったい気持ちになるのに、なぜか「やめてよ」と言えなかった。
・・・膝枕よりはマシ・・と自分に言い聞かせる。
「遊・・・あのさ。好きな子ができて、結婚したくなってもアルバイトでは養っていけないよ?」
「・・・。」
「自分でわかってるんでしょ。このままじゃだめだって。意地張ってないで、正直に言ってごらんなさいよ。」
「・・・。」
「私はさ・・・。勉強はさておき・・、同じぐらいの年の友達と机を並べて、クラスの子達と話をしたり、遊んだり、恋をしたり、音楽聞いたり、たまにはいやな試験を受けたりって、青春をして欲しいと思うんよ。知識を増やすだけでなく経験を積んでほしい。」
マキノは、何てこと言いだすんだ・・・親でもないのに。
無理だよ、こんな状態で、学校に戻るとか・・。
「・・む・・無理だと思う・・。」
頭の中で思った事が、そのまま口から出た。
「何をもって無理だと思うの?」
「・・・逃げてきたから。」
「逃げてきた?何から?ご両親から?」
「・・・。」
「昨日の様子見てて、部活はまじめに頑張ってたんだなって、わかったよ? バレーボール好きだったんでしょ?」
「うん・・。」
「部活では他の仲間とも仲良くやれてたでしょう。」
「うん・・。」
「どうしてやめたの?」
「理由は、いろいろだけど、結局は、期待されて裏切ることになるのが、・・怖かったんだと思う。」
母親のせいだとは、言えなかった。
迷いがあったのは自分自身だ。あの頃、もっと反発したらどうなっていただろう。
本気でぶつかることをしなかったという後悔があった。
中学の時は、自分の進路をコントロールされてた気がする。家にいる間は、自分で将来を考えるということができなかった。・・・自分では何も決めてはいけないんだと刷り込まれてしまったのかもしれない。
母親にしてみれば、よかれと思ってのことだろう。彼女なりにオレにとってより良い将来をと考えていたはずだ。
・・しかし、その元になる価値観は、あまりにも食い違っていた。
「もう一度バレーやりたいと思う?」
「いや・・・バレーは、昨日みたいにたまにちょっとできればそれでいいかな。それほど素質はないと思うし。あ・・謙遜じゃなくて。ずっと続けていたら違った気持ちになったかもしれないけど、今はそんな熱も意欲もない。」
「じゃあ、学校というものについてはどう思ってる?」
「・・・わかんないな。勉強は面倒だけど、やめたのはまずかったとちょっと思う。」
マキノはにっこりと笑った。
「ふうん。 素直になってきたじゃない。」
はぁ・・と遊はため息をついて、観念したように目を閉じた。
なんでオレこんなことしてるんだろう・・・・。母親でもない女の人にあたま撫でられて、将来のこと説教されて・・。マキノは何をたくらんでいるんだ。オレに何をさせたいのか。
「まずね。・・遊は,ここでずっと仕事してくれてもいいよ。という事をひとつ言っておきます。」
「えー?」
「遊が、もし学校に行くようになったとしたら、それからも、うちでお仕事しててもいいんだよ?住み込みしたいなら下の部屋を空けるし、どこか他で部屋を借りたいならそれでもいいし。今これを言うのは、遊の今いる場所がなくなるわけじゃないってことをまず知っておいて欲しいから。」
「う・・・うん・・。」
「高校が遊の価値を決めるわけじゃないけど、こんなふうになしくずし的に人生を食いつぶすんじゃなくてさ、やりたいことを選ぶ力をつけて、自分で選んでほしい。学校とはそのための物だと、私は思うんだ。」
「・・・。」
「男子寮での間借りも、近いうちに何とかしようよ。」
「・・う・・。」
どうやって?と問いたかったが、マキノが何を言い出すのか怖くなって黙った。
見ず知らずの得体のしれないオレを雇って、この人はどうしてこんなオレの進路を親身に考えているのか。
それに、矛盾していることが一つある・・。
一番最初、ここで働くなら、自立できていないとダメだと言ったはず。
マキノ自身が、オレの生活を背負う義理はないと確かに言った。オレもその通りだと思ったんだ。
他人にそこまで甘えられるわけがない。
何故、今、ここに住んでもいいと言うのか?
マキノはにっと笑った。
「お母さんと、対決してみる?」
「ええっ?」
「未成年の遊くんの家賃・生活費・学費を、保護者に出してもらおう。」
「えええっ? そんなこと無理・・」
「いけると思うよ。」
「待ってよ・・うそ・・だろ・・」
混乱するオレに、マキノは言葉を足した。
「遊が腹をくくったらの話だけどね。」
そうだった・・。
オレは、逃げてる。
オレは、けじめをつけなければいけないのだ。
この人は、それを、わかっていて、根本から正そうとしてる。
花矢倉の旅館の女将さんや、板長さんと話をしたときのように、今度はオレの両親と?
普通・・そこまでするか?
信じられないおせっかい度だ。
「マキノさんて、・・・・ものすごく・・変な人なのか、ものすごく頼りがいがあるのか、わからなくなってきた。」
「失礼だなぁ・・・。」
カランカランと玄関の音が鳴って、春樹が入ってきた。
「ただ・・い・・まー。」
「おかえりー。」マキノは元気よく返事をしたが、遊はぴくりと頭をあげようとして、マキノに抑えつけられた。
春樹は多少戸惑ってふたりに尋ねた。
「その睦まじい感じの状況は、ええと~・・・どう受け止めたらよいのかな?」
「遊がね、私の魅力に参って鼻血出したの。」
とマキノが得意そうに血で汚れたおしぼりを指さした。
「ええええっ。ちょっ、何言ってんだよ。」
「今、安静にしてるの。」
「ちがいます!マキノさんがオレの顔を殴りとばしたんです。」
「ふはははは。それも違うでしょ!!」
マキノはケラケラと笑っているが、遊はマキノのご亭主の前で、とてもバツが悪かった。
「もうしばらく安静!」
遊がなおも起き上がろうとするのを止めて、マキノは遊に指図をしてくる。
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