一行日記 2023年5月

犬束

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5月2日(火)

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・明日から連休なので夜更かしを満喫しよう、なんて意気込んでいたのに早々に寝てしまってた。起きたら朝の4時過ぎ。

・昨日、気がついたのだが、どうやら映画監督としてもジャン・コクトーが好きなのではないだろうか。『詩人の血』も『美女と野獣』も『オルフェ』も『オルフェの遺言』も好きなのに、全く監督として捉えてなかったんよ、なんでか。

・で、あともう一つ気がついたのは、今は音楽に興味がないっぽい。
 ヴィム・ヴェンダースの映画『アランフエスの麗しき日々』で音楽が邪魔、と思ったのは、庭の自然の音、風や葉ずれの音や二人の喋り声で充分なのに、作家と思しき男性の部屋でジュークボックスを掛け始めると、被さる楽曲が妙に画面にそぐわず、不自然で神経に触った。
 メルヴィルの『恐るべき子供たち』も、バッハの音が大きくて、雪の日や夜の静けさに似合わない、と不満でした。衣摺れや足音や食器の触れ合う生活音くらいで充分、と。

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