一行日記 一月

一月二十九日（日）

・BS-TBS『むかしばなしのおへや』
　『まんが日本昔ばなし』みたいな、アニメーションと夏木マリ一人の語り。
　いわゆる昔ばなしから古事記まで幅広いし、絵柄も夏木マリの声や演技も素晴らしい。

・映画『探偵クレア 白蘭の女』
　ネットで感想を検索すると、ヒッチコックオマージュだとか、ブライアン・デ・パルマ好きにおススメ、的なことが書かれてあって、それより何より、映画よりも１時間の連続ドラマの方が良いのでは、と思わせるほどキャラクターが描写不足のまま、主人公はいつもの通り、みたいに捜査を始めて、彼女の言動に共感・理解が出来ず、この人はどこまで本気なんだろうと不安になるし、口呼吸で、はあー、やら、すうー、やら、音が聞こえるのは、セクシーどころか、とても頼りなげで被害者みたいに見えるなあ。
　いや、だって、被害者の家に行って、いきなり、その人の使ってた口紅を塗りだしたら、ぎょっとする。残された衣服やウィッグを身につけ、本人になりきって事件を解決するタイプっぽいけれども、その説明がないから、美人だけど地味なメガネっ子が、派手で奔放な被害者（みたいなタイプ）に、なりたがってるの？　って、主人公なのに、不信感が湧き上がり、お話に集中出来ませんでした。
　ジョン・キャロル・リンチが保安官役で脇を固めてるから、ついて行けたけど。
　で、やっぱり、シリーズ化された原作小説がある模様。