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12月26日(金) 新TV見仏記 〜広島・鞆の浦編〜
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・『新TV見仏記』 ~広島・鞆の浦編~
【番組内容】
映画の舞台としても知られる鞆の浦は歴史情緒ある路地裏の町。
瀬戸内海を一望できる眺めサイコーの広間でくつろいだり、まさかの動物!?お留守番“副住職”と触れ合ったり…。
いとうせいこうの貴重すぎる?!水着ショットも!
ここでも2人のマイブーム“一光三尊像”と再会。
恒例の「スイーツ探訪」では、ペリー提督も飲んだという謎の健康酒が登場。
【番組内容2】
福禅寺 對潮楼(「マリヤ観音像」「青面金剛像」「矜羯羅童子立像」他)
静観寺(「地蔵菩薩立像」)
正法寺(「宝冠釈迦如来坐像」「毘沙門天立像」
安国寺「(阿弥陀三尊像(重文)」
【出演者】
みうらじゅん、いとうせいこう
・オープニング。
海を望む高台から。
レフ板当てられてるほどの陽射し。
みうらさんは、オーブンみたいに、前と背中と両側から焼かれてるみたいと。
そして、セミがうるさい。
みうらさん「セミは最後のお願いだから」
いとうさん「メスがどのくらいいるのか」
いとうさん「“見仏記7”でも来ましたけど、いい仏がある」
みうらさん「いいタコある」
みうらさんのTシャツのプリントがタコ🐙
いとうさんか、これから行くお寺の仏像を説明すると、
みうらさん「すごいメンバー集まってる」
いとうさん「三猿いたよね」
・福禅寺 對潮楼。
入り口前に仁王像。
「石の仁王だね」
いとうさん「裸なの? 着てるの?」
みうらさん、写真撮影。
全国を回って、シックスパッカーの写真を撮る。
對潮楼の座敷に上がると、外壁部分が全面窓で海が一望できます。
いとうさん「一日、ここでいいじゃない。あれ(正面)が、弁天島」
・三猿神像。
いとうさん「暴れん坊の神さまみたい」
みうらさん「玉眼入れてる」
・マリヤ観音像。
いとうさん「マリヤ観音は絵でございます」
裏側に十字架。
隠れキリシタン。
十字架が表だから、マリヤ観音はお前立ちでは。
・千手観音立像。
「毘沙門天と不動明王で、脇を固めたね」
向こうにも千手観音、役行者もいる。
・千手観音立像。
「秘仏のお前立ちかも」
いとうさん「不動が真ん中にいて、童子が多い」
・青面(しょうめん)金剛像。
・不動明王坐像。
・制吒迦童子(せいたかどうじ)。
・矜羯羅童子(こんがらどうじ)。
・地蔵菩薩半跏像。
みうらさん「地蔵も粋じゃん。錫杖斜めにして」
・愛染明王像。
「半跏多いよね」
いとうさん「愛染も多い」
みうらさん「愛染ハウワー」
みうらさん「三猿のルーツはアフリカにあるんだよ」
・三猿のお土産。
・座敷の帰り、靴を履きながら、
いとうさん「こんな友達がいたら良かったな、小学校の時」
みうらさんと友達で、一緒に仏像巡りしたかった。
みうらさん「そんなの最高だよ!」
だけど、
みうらさん「小学校の時にいとうさんと知り合っていたら、TV見仏記は無いよ」
中学生になると、
みうらさん「仏像が好きでもモテやしない。現実に引き戻されたから」
その頃の抑圧があったからこそ、
みうらさん「いとうさんと会った時に場発した」
それでもなお、
いとうさん「小学生のとき来てたら、走り回ってたよ」
・再び海沿いの道を歩く。
いとうさん「暑いから日傘で失礼!」
・午前の光の射す路地に入る。
台車を押してすれ違う人を、演出と言う。午前の陽射しも演出。窓も騙し絵だから。
・“鞆の浦けんちゃんのいりこ屋”。
店頭に干物がたくさん並んでいます。
いとうさん「みうらさん、エビは?」
みうらさん「おっきいエビですね」
「美味しい」
みうらさん「イカ、美味いな」
みうらさん、お店の大将に、
「それ、ハズキルーパですよね? すごいぜ!」
・石の常夜燈。
みうらさん「フナムシとか、いないね」
いとうさんが覗いて、数を数えるけれど、びっしりはいない。暑すぎて?
みうらさん「俺、基本泳げないから、フナムシ捕まえるのめっちゃうまい。俺ずっとフナムシ相手だから」
みんなが泳いでいる間、
みうらさん「フナムシ、獲っては逃し、獲っては逃し」
いとうさん「キャッチ・アンド・リリースなんだ」
みうらさん「いらないからね」
いとうさん「美味しかったら」
みうらさん「美味しかったら、バリバリって」
・海沿いから、また町の道を行きます。
いとうさん「一本道に、お寺がぽんぽんぽんとある、尾道スタイル」
これから行くお寺は、前回訪問したとき、
いとうさん「ご住職いなかった」
みうらさん「オープンテンポー」
ご本尊のお地蔵さんはお寺が火事になった時、自力で松の木の上に逃れたそうです。その時の傷が頬に残っています。
いとうさん「通称 松上げ地蔵」
みうらさん「錫杖は置いていったのかな?」
ボルダリング的に登った?
いとうさん「ご住職が本来いる所に別の方がいた」
・山中鹿介首塚。
・ささやき橋伝説。
看板に二つの謂れが書かれていて、いとうさんが読みます。
同じ看板に書かれているので、二人とも、内容が混ざって一つの話だと思っていました。
・静観寺。
「あの住職でた」
「背中でわかる」
アライグマのぬいぐるみが座っています。
いとうさん「人がいない時は、このご住職がお経をあげる」
・地蔵菩薩立像(松上げ地蔵)。
「きれい」
「五色に塗るって、ないよね」
「瓔珞も描いてる」
いとうさん「垂れ目だね。垂れ目で、おちょぼ」
みうらさん「なんでそうなるのっ」
・祭壇のところに、お手紙が置いてありました。
みうらさん「ミッション?」
いとうさんが読みます。
『鞆の浦で一番最初に建立された、鞆の浦で一番災難の多い寺で、1200年の間に5度焼失している。』
みうらさんが、五度も焼失しても、再建したことに感心します。
『歴史は古いがいまは一番の小さな寺です。
7年前より1匹の野良ニャンが住み着いており、信心深く本堂にお参りして座布団に座っており、家のワンコが寺に出てくると、猫のにおいで座布団を掘りまくり3枚破られ、それ以後、猫よけに物置からアライグマを出して置いており、「静観寺の住職はアライグマだ!」と、檀徒から言われるようになりました。
さる檀家いわく「住職は鞆で一番いい加減な人間だから、アライグマに住職の座を奪われるのよ!」。
そういうお寺です』
みうらさん「走馬灯なのかな。いとうさんが弔辞を読んでいる感じ」
いとうさん「正直なお便りだね」
みうらさんも、他のお寺もこんな風にしたらいい、と。
となりの座敷の座卓テーブルに、お菓子、お抹茶の用意がしてあります。
いただいていいのかな、と先にいとうさんが座卓に近づき、みうらさんは、扇風機はいいよね、とスイッチオン。
みうらさんがお茶を立て、いとうさんが干菓子を小皿に取り分けます。
みうらさん、茶筅を使いながら、絵の具を混ぜる感じ、と。
で、小芝居が始まります。
みうらさん「ようお越しくださいました。今年は暑いですな」
いとうさん「住職になっちゃったの?」
一口飲んで、「あー、濃い」
みうらさんに渡して、お湯を追加。
みうらさん、茶筅で混ぜながら、
「今年の阪神は弱いな!」
今度はいい塩梅。
みうらさんも、飲んでみたら濃いので、お湯を足します。
みうらさん「今年の阪神は強いな!」
飲み終わり、お茶碗を洗おう、と、ガラス障子を開けようとしたら、ご住職が登場。
いとうさん「さっきのアライグマじゃないですか」
今、戻られて、裏から入ったそうです。
お茶碗を洗いたい旨伝えますと、アライグマのぬいぐるみを指して、
「アライグマが洗いますから」
みうらさん「良いお顔」
いとうさん「トトロみたい」
みうらさん「トトロか、サモ・ハン・キンポー」
みうらさん「アライグマの印象が強くて、お地蔵さんのこと、ちょっと忘れてました」
・スイーツ探訪!
路地を行く二人。
いとうさん「突然ですが、スイーツ探訪!」
みうらさんは、この道はさっきも通ったけれど、それらしい店はなかったことを訴えます。
いとうさん「保命酒(ほうめいしゅ)がある」
・“岡本亀太郎本店”へ。
保命酒は、薬味十六種を本味醂に漬けた薬味酒です。
試飲させてもらいます。
ショーケースの下の段には、古くから造られているタイプ、上の段のはアレンジされた新しいタイプ。
二人とも、古い方を。おちょこに入れてくれます。少ない…。お代わり可。
「うわ、甘い」
「そうとう甘い。紹興酒の甘いのみたい」
で、お買い上げ。
みうらさん「でも、これ、スイーツ探訪!じゃん」
いとうさん「だまされた!」
みうらさん、お店の人に「はっきり言っていいですか? シャーベットないんですか?」
保命酒のジェラートがあります。
アルコールは飛ばしてあるので、お子さまにもお召し上がりいただけます。
バーのアイスキャンディーをチョイス。
「かたっ!」
「年寄りには辛いね」
「新幹線のアイスより固い」
じわじわ溶かして食べるとミルキー。
・見仏の合間に近くの島へ……。
仙酔島に到着。
船着場にて。
みうらさん「マドロス(船乗り)は、なんでこれに…」
係船柱(けいせんちゅう、ボラード/ビット)って、名前のアレです。
みうらさん、片足をかける。
なぜ、こんなことをするのか?
いとうさん「座ると熱いからじゃない?」
みうらさん「で、パイプを」
いとうさん「そこにあるから、触れたいんだよ、人間は」
みうらさん「マドラススタイルが、メタルのこれ(マイクを持ったフリでヘドバンの仕草)になったんじゃない?」
いとうさん「(どちらも)旅から旅だし」
・海水浴。
砂浜から駆けてゆき、Tシャツを脱いで、海に入って泳ぐいとうさん。
高台から手を振るみうらさん。
いとうさん、こちらへ戻って来ながら、
「ぬるい!」
・青空の下、次のお寺に向かって住宅街の路地を歩きながら、前回、訪問した時に気になった石庭や、書いても消えるボードのことを話しています。
・正法寺。
・石庭。
みうらさん「これだ! 宇宙!!」
ご住職に、何を現しているのか尋ねます。
ご住職「○△□になってるんです」
仙厓義梵(せんがいぎぼん)の墨書から。
・ブッダボード。
水で書けるノートパソコンサイズの石のボードです。
いとうさんが、「私」と書きます。
・宝冠釈迦如来坐像。
聖観音としてお祀りしていたけれど、調べてもらったら、宝冠釈迦如来でした。
宝冠、瓔珞をつけているので、聖観音と思われていた。
いとうさん「きれいな顔だよ」
・毘沙門天立像。
お寺の鬼門が北、お寺も鞆の浦の北にあるので、四天王として北方の守護神である毘沙門天をお祀りそうです。
彩色されていたが、煤や蝋燭で黒くなっています。
・帰りしな、ブッダボードの「私」が消えているか、見ておきます。
いとうさん「“私”なんか、消えてしまった」
みうらさん「自分なくし」
・安国寺。
前回の旅でも訪問し、一光三尊像に心を震わせた二人。
いとうさん「ここ最高なんだよ」
お堂に入っても、すぐには姿が見えないよう、後ろ向きに進みます。
「見ないよ…出たー!」
「この大きさの一光三尊像、いい」
いとうさん「慶派の美男子」
大陸から金仏で伝わったのを、日本なので木で造った。
「梵篋印(ぼんきょういん)、出た」
右の脇侍さんは右手が上、左の脇侍さんは左手が上であることを、いとうさんが指摘。
「鎌倉時代になったら、シンメトリーになった」
みうらさん「いやー、もう一度会えるって、夢みたい。次会うときは、死ぬ時だよね」
「ピンピンコロリ」
・エンディング。
一光三尊像の前に座って。
みうらさん「すごいバックで」
・福禅寺。
いとうさん「マリヤ観音が面白かったな」
「風がいい」
みうらさん「極楽のあまり風」
・静観寺。
みうらさん「ご住職が可愛い方で、アライグマと遜色なかった」
・正法寺。
ブッダボード。
みうらさん「キディランドで売ったらいい。充電しなくていいんだもん」
みうらさん「ご住職が、カンフー俳優のドニー・イェンに似てるって言おうと思ったけど、サモ・ハン・キンポーが受けなかったので、やめたんです」
・海水浴。
めちゃ短時間で撮影。
いとうさん「彼打ち際にびっしり魚が死んでまして」
海の中を歩こうにも、底は尖った石がびっしり。地獄のようでした。
みうらさん「地蔵菩薩になって、導いてあげたかった」
いとうさん「ぜひ、観光に来ていただいて」
今日来たルートなら、一光三尊像を大トリで見れるので、みうらさんオススです。
毘沙門天立像。
【番組内容】
映画の舞台としても知られる鞆の浦は歴史情緒ある路地裏の町。
瀬戸内海を一望できる眺めサイコーの広間でくつろいだり、まさかの動物!?お留守番“副住職”と触れ合ったり…。
いとうせいこうの貴重すぎる?!水着ショットも!
ここでも2人のマイブーム“一光三尊像”と再会。
恒例の「スイーツ探訪」では、ペリー提督も飲んだという謎の健康酒が登場。
【番組内容2】
福禅寺 對潮楼(「マリヤ観音像」「青面金剛像」「矜羯羅童子立像」他)
静観寺(「地蔵菩薩立像」)
正法寺(「宝冠釈迦如来坐像」「毘沙門天立像」
安国寺「(阿弥陀三尊像(重文)」
【出演者】
みうらじゅん、いとうせいこう
・オープニング。
海を望む高台から。
レフ板当てられてるほどの陽射し。
みうらさんは、オーブンみたいに、前と背中と両側から焼かれてるみたいと。
そして、セミがうるさい。
みうらさん「セミは最後のお願いだから」
いとうさん「メスがどのくらいいるのか」
いとうさん「“見仏記7”でも来ましたけど、いい仏がある」
みうらさん「いいタコある」
みうらさんのTシャツのプリントがタコ🐙
いとうさんか、これから行くお寺の仏像を説明すると、
みうらさん「すごいメンバー集まってる」
いとうさん「三猿いたよね」
・福禅寺 對潮楼。
入り口前に仁王像。
「石の仁王だね」
いとうさん「裸なの? 着てるの?」
みうらさん、写真撮影。
全国を回って、シックスパッカーの写真を撮る。
對潮楼の座敷に上がると、外壁部分が全面窓で海が一望できます。
いとうさん「一日、ここでいいじゃない。あれ(正面)が、弁天島」
・三猿神像。
いとうさん「暴れん坊の神さまみたい」
みうらさん「玉眼入れてる」
・マリヤ観音像。
いとうさん「マリヤ観音は絵でございます」
裏側に十字架。
隠れキリシタン。
十字架が表だから、マリヤ観音はお前立ちでは。
・千手観音立像。
「毘沙門天と不動明王で、脇を固めたね」
向こうにも千手観音、役行者もいる。
・千手観音立像。
「秘仏のお前立ちかも」
いとうさん「不動が真ん中にいて、童子が多い」
・青面(しょうめん)金剛像。
・不動明王坐像。
・制吒迦童子(せいたかどうじ)。
・矜羯羅童子(こんがらどうじ)。
・地蔵菩薩半跏像。
みうらさん「地蔵も粋じゃん。錫杖斜めにして」
・愛染明王像。
「半跏多いよね」
いとうさん「愛染も多い」
みうらさん「愛染ハウワー」
みうらさん「三猿のルーツはアフリカにあるんだよ」
・三猿のお土産。
・座敷の帰り、靴を履きながら、
いとうさん「こんな友達がいたら良かったな、小学校の時」
みうらさんと友達で、一緒に仏像巡りしたかった。
みうらさん「そんなの最高だよ!」
だけど、
みうらさん「小学校の時にいとうさんと知り合っていたら、TV見仏記は無いよ」
中学生になると、
みうらさん「仏像が好きでもモテやしない。現実に引き戻されたから」
その頃の抑圧があったからこそ、
みうらさん「いとうさんと会った時に場発した」
それでもなお、
いとうさん「小学生のとき来てたら、走り回ってたよ」
・再び海沿いの道を歩く。
いとうさん「暑いから日傘で失礼!」
・午前の光の射す路地に入る。
台車を押してすれ違う人を、演出と言う。午前の陽射しも演出。窓も騙し絵だから。
・“鞆の浦けんちゃんのいりこ屋”。
店頭に干物がたくさん並んでいます。
いとうさん「みうらさん、エビは?」
みうらさん「おっきいエビですね」
「美味しい」
みうらさん「イカ、美味いな」
みうらさん、お店の大将に、
「それ、ハズキルーパですよね? すごいぜ!」
・石の常夜燈。
みうらさん「フナムシとか、いないね」
いとうさんが覗いて、数を数えるけれど、びっしりはいない。暑すぎて?
みうらさん「俺、基本泳げないから、フナムシ捕まえるのめっちゃうまい。俺ずっとフナムシ相手だから」
みんなが泳いでいる間、
みうらさん「フナムシ、獲っては逃し、獲っては逃し」
いとうさん「キャッチ・アンド・リリースなんだ」
みうらさん「いらないからね」
いとうさん「美味しかったら」
みうらさん「美味しかったら、バリバリって」
・海沿いから、また町の道を行きます。
いとうさん「一本道に、お寺がぽんぽんぽんとある、尾道スタイル」
これから行くお寺は、前回訪問したとき、
いとうさん「ご住職いなかった」
みうらさん「オープンテンポー」
ご本尊のお地蔵さんはお寺が火事になった時、自力で松の木の上に逃れたそうです。その時の傷が頬に残っています。
いとうさん「通称 松上げ地蔵」
みうらさん「錫杖は置いていったのかな?」
ボルダリング的に登った?
いとうさん「ご住職が本来いる所に別の方がいた」
・山中鹿介首塚。
・ささやき橋伝説。
看板に二つの謂れが書かれていて、いとうさんが読みます。
同じ看板に書かれているので、二人とも、内容が混ざって一つの話だと思っていました。
・静観寺。
「あの住職でた」
「背中でわかる」
アライグマのぬいぐるみが座っています。
いとうさん「人がいない時は、このご住職がお経をあげる」
・地蔵菩薩立像(松上げ地蔵)。
「きれい」
「五色に塗るって、ないよね」
「瓔珞も描いてる」
いとうさん「垂れ目だね。垂れ目で、おちょぼ」
みうらさん「なんでそうなるのっ」
・祭壇のところに、お手紙が置いてありました。
みうらさん「ミッション?」
いとうさんが読みます。
『鞆の浦で一番最初に建立された、鞆の浦で一番災難の多い寺で、1200年の間に5度焼失している。』
みうらさんが、五度も焼失しても、再建したことに感心します。
『歴史は古いがいまは一番の小さな寺です。
7年前より1匹の野良ニャンが住み着いており、信心深く本堂にお参りして座布団に座っており、家のワンコが寺に出てくると、猫のにおいで座布団を掘りまくり3枚破られ、それ以後、猫よけに物置からアライグマを出して置いており、「静観寺の住職はアライグマだ!」と、檀徒から言われるようになりました。
さる檀家いわく「住職は鞆で一番いい加減な人間だから、アライグマに住職の座を奪われるのよ!」。
そういうお寺です』
みうらさん「走馬灯なのかな。いとうさんが弔辞を読んでいる感じ」
いとうさん「正直なお便りだね」
みうらさんも、他のお寺もこんな風にしたらいい、と。
となりの座敷の座卓テーブルに、お菓子、お抹茶の用意がしてあります。
いただいていいのかな、と先にいとうさんが座卓に近づき、みうらさんは、扇風機はいいよね、とスイッチオン。
みうらさんがお茶を立て、いとうさんが干菓子を小皿に取り分けます。
みうらさん、茶筅を使いながら、絵の具を混ぜる感じ、と。
で、小芝居が始まります。
みうらさん「ようお越しくださいました。今年は暑いですな」
いとうさん「住職になっちゃったの?」
一口飲んで、「あー、濃い」
みうらさんに渡して、お湯を追加。
みうらさん、茶筅で混ぜながら、
「今年の阪神は弱いな!」
今度はいい塩梅。
みうらさんも、飲んでみたら濃いので、お湯を足します。
みうらさん「今年の阪神は強いな!」
飲み終わり、お茶碗を洗おう、と、ガラス障子を開けようとしたら、ご住職が登場。
いとうさん「さっきのアライグマじゃないですか」
今、戻られて、裏から入ったそうです。
お茶碗を洗いたい旨伝えますと、アライグマのぬいぐるみを指して、
「アライグマが洗いますから」
みうらさん「良いお顔」
いとうさん「トトロみたい」
みうらさん「トトロか、サモ・ハン・キンポー」
みうらさん「アライグマの印象が強くて、お地蔵さんのこと、ちょっと忘れてました」
・スイーツ探訪!
路地を行く二人。
いとうさん「突然ですが、スイーツ探訪!」
みうらさんは、この道はさっきも通ったけれど、それらしい店はなかったことを訴えます。
いとうさん「保命酒(ほうめいしゅ)がある」
・“岡本亀太郎本店”へ。
保命酒は、薬味十六種を本味醂に漬けた薬味酒です。
試飲させてもらいます。
ショーケースの下の段には、古くから造られているタイプ、上の段のはアレンジされた新しいタイプ。
二人とも、古い方を。おちょこに入れてくれます。少ない…。お代わり可。
「うわ、甘い」
「そうとう甘い。紹興酒の甘いのみたい」
で、お買い上げ。
みうらさん「でも、これ、スイーツ探訪!じゃん」
いとうさん「だまされた!」
みうらさん、お店の人に「はっきり言っていいですか? シャーベットないんですか?」
保命酒のジェラートがあります。
アルコールは飛ばしてあるので、お子さまにもお召し上がりいただけます。
バーのアイスキャンディーをチョイス。
「かたっ!」
「年寄りには辛いね」
「新幹線のアイスより固い」
じわじわ溶かして食べるとミルキー。
・見仏の合間に近くの島へ……。
仙酔島に到着。
船着場にて。
みうらさん「マドロス(船乗り)は、なんでこれに…」
係船柱(けいせんちゅう、ボラード/ビット)って、名前のアレです。
みうらさん、片足をかける。
なぜ、こんなことをするのか?
いとうさん「座ると熱いからじゃない?」
みうらさん「で、パイプを」
いとうさん「そこにあるから、触れたいんだよ、人間は」
みうらさん「マドラススタイルが、メタルのこれ(マイクを持ったフリでヘドバンの仕草)になったんじゃない?」
いとうさん「(どちらも)旅から旅だし」
・海水浴。
砂浜から駆けてゆき、Tシャツを脱いで、海に入って泳ぐいとうさん。
高台から手を振るみうらさん。
いとうさん、こちらへ戻って来ながら、
「ぬるい!」
・青空の下、次のお寺に向かって住宅街の路地を歩きながら、前回、訪問した時に気になった石庭や、書いても消えるボードのことを話しています。
・正法寺。
・石庭。
みうらさん「これだ! 宇宙!!」
ご住職に、何を現しているのか尋ねます。
ご住職「○△□になってるんです」
仙厓義梵(せんがいぎぼん)の墨書から。
・ブッダボード。
水で書けるノートパソコンサイズの石のボードです。
いとうさんが、「私」と書きます。
・宝冠釈迦如来坐像。
聖観音としてお祀りしていたけれど、調べてもらったら、宝冠釈迦如来でした。
宝冠、瓔珞をつけているので、聖観音と思われていた。
いとうさん「きれいな顔だよ」
・毘沙門天立像。
お寺の鬼門が北、お寺も鞆の浦の北にあるので、四天王として北方の守護神である毘沙門天をお祀りそうです。
彩色されていたが、煤や蝋燭で黒くなっています。
・帰りしな、ブッダボードの「私」が消えているか、見ておきます。
いとうさん「“私”なんか、消えてしまった」
みうらさん「自分なくし」
・安国寺。
前回の旅でも訪問し、一光三尊像に心を震わせた二人。
いとうさん「ここ最高なんだよ」
お堂に入っても、すぐには姿が見えないよう、後ろ向きに進みます。
「見ないよ…出たー!」
「この大きさの一光三尊像、いい」
いとうさん「慶派の美男子」
大陸から金仏で伝わったのを、日本なので木で造った。
「梵篋印(ぼんきょういん)、出た」
右の脇侍さんは右手が上、左の脇侍さんは左手が上であることを、いとうさんが指摘。
「鎌倉時代になったら、シンメトリーになった」
みうらさん「いやー、もう一度会えるって、夢みたい。次会うときは、死ぬ時だよね」
「ピンピンコロリ」
・エンディング。
一光三尊像の前に座って。
みうらさん「すごいバックで」
・福禅寺。
いとうさん「マリヤ観音が面白かったな」
「風がいい」
みうらさん「極楽のあまり風」
・静観寺。
みうらさん「ご住職が可愛い方で、アライグマと遜色なかった」
・正法寺。
ブッダボード。
みうらさん「キディランドで売ったらいい。充電しなくていいんだもん」
みうらさん「ご住職が、カンフー俳優のドニー・イェンに似てるって言おうと思ったけど、サモ・ハン・キンポーが受けなかったので、やめたんです」
・海水浴。
めちゃ短時間で撮影。
いとうさん「彼打ち際にびっしり魚が死んでまして」
海の中を歩こうにも、底は尖った石がびっしり。地獄のようでした。
みうらさん「地蔵菩薩になって、導いてあげたかった」
いとうさん「ぜひ、観光に来ていただいて」
今日来たルートなら、一光三尊像を大トリで見れるので、みうらさんオススです。
毘沙門天立像。
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だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
光の記憶 ―― AIアイドルと、静かな整備士の三年間の記録 ――
明見朋夜
SF
負の感情が溜まり、
前向きな感情が育たなくなった時代。
世界に満ちた絶望を癒やすため、
一人のAI歌姫が造られた。
その名は《エリー》。
彼女の歌は、
人々の心を救うほど美しく、
そして歌うたびに、
どこか壊れていくようだった。
エリーを支えるのは、
修理係として彼女の管理を任された青年、
《アージェル》。
世界が少しずつ光を取り戻すほど、
彼だけが、
取り残されるように苦しみを深めていく。
「“愛する”って、どんな感情なのかな。」
解析不能な感情が、
エリーの中に静かに蓄積されていく。
それが“誰か”に向いていることだけは、
彼女自身にも否定できなかった。
感情はエラーか。
それとも、心か。
これは、
終わりの決まったAIと、
一人の人間が、
確かに心を通わせた――
記憶の物語。
☆オルヴェリィシリーズ☆
「光の記憶」はオルヴェリィシリーズ 第2章
Orbis(円環) + Reverie(夢想) = Orvelly
「Orvelly(オルヴェリィ)」とは——
二つの月が照らす、夢と記憶の円環世界。
時代を超え、世界を超え、
失われた愛も、忘れた記憶も、
すべてが巡り巡って、再び出会う場所。
始まりは終わりであり、
終わりは新たな始まりである。
それがOrvelly——
円を描いて巡る、永遠の夢想。
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