一行日記 2024年5月 🌿

５月19日（日）

・半分眠りながら、『エヴァの匂い』を見終わる。あの、主人公のスタンリー・ベイカーの顔と言動が怖くて（ほぼ犯罪者）、ジャンヌ・モロー応援眼線で鑑賞してしまったけど、それも正解？

　映画.comの紹介文では『幸せな男を破滅に導く魔性の女』て書かれてるけど。
　けどよ、エヴァ＝ジャンヌ・モローは、それは勿論、美しくて賢くて、コミュニケーションの立ち回りが上手で、傲慢かもしれん、けど、だからと言って“ファムファタル”呼ばわりして、責任を負わさせるのは納得できんわ。
　ストーキングの言い訳にすな。

　あと、スタンリー・ベイカーの妻が、若くてどえらい美人で、しかも仕事が出来る！　なのに、兄の盗作で人気作家の地位について、性格も態度も悪い、浮気性のベイカーにベタ惚れなのが謎でしかない。ダメンズには惹かれるよね、って共感できやしねえよ、酷すぎて。
　オレは浮気する。て、結婚するならオレの性質を認めろや、みたいに宣告するくせに、終わりの方になって、急に妻に執着し始めるのも不可解。

『幸せな男を破滅に導く』て、男が破滅したがって、周囲の人間を傷つけ痛めつけながら転落してゆく、そんな感じです。
　そもそも、自分は才能ないし、兄の盗作しかできんし、とか、自己懲罰に浸ってうっとりしたかったんよね、と認識した。

　ストーリーや心理は退屈かつ苛々しっぱなし、不快、ながら、カメラワークやモノクロの画面、ジャンヌ・モローのキュートさは、素晴らしいです。

　ジョセフ・ロージー監督は、『召使』も理解出来んかったけど、『唇からナイフ』は好きなんよね💋

・用事を済ませ、３時半からテレビを見るのだ！！

・ミステリー　江戸川乱歩シリーズ⑦
　『宝石の美女』　「白髪鬼」より

　キャスティングがめちゃくちゃゴージャスやー！！　川村役で小坂一也、里見役に田村高廣。素敵が渋滞よ。

　ヒロインの亡くなっ夫が田村高廣、彼がパトロンをしていた画家が小坂一也演じる川村。小坂一也は、未亡人となったヒロインと婚約発表しようとしている。相続税を払うために、別荘を売ることにしたら、その買い手として現れた里見と名乗る男も田村高廣。

　二大スターさん出演で、天知茂の登場も活躍も少なめだったかも。

・U-NEXTで『テッド・ザ・シリーズ』

　なんと、あのテッドの前日譚がテレビシリーズに。
　自宅だけのシットコムじゃないの、高校生の設定で、学校へも通ってるんよ。一話完結でもなくて、ストーリーが続いてる。
　あの姿が動いてるのを見れるだけで嬉しいね🧸