戯作三昧

吉野楢雄

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戯作三昧

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  僕の暮らす、大学の学生寮の食堂での創作発表会で、僕の順番が来た。
  時計の針は午後八時半を指していた。
 
 “僕は東北大学の四回生だ。入学以来四年間を学生寮で過ごした。
 ある日、美しい娘が寮の食堂で働き始めた。これまでは賄いのおばさんが一人で働いていた。
 寮生たちは浮足立った。
「俺の嫁に」
「いや俺の伴侶に」
 寮内は彼女の噂一色に染まった。
 そのうち冬休みが始まり、寮生たちは散り散りに帰省を始めた。
 僕は卒論を仕上げるために、今回の帰省を取りやめることにしていた。
 人影のまばらになった食堂で、賄いのおばさんが僕に話しかけた。
「あなたに折り入って相談があるの」
「何でしょう?」
「娘をもらってくれない? あの子、私の娘なの」
 そうして僕たちは夫婦となり、東京でささやかな暮らしを始めた。
 職場の総務省では順調に出世を重ね、そうして夢の一軒家を田園調布に構え、一男一女に恵まれ、そうして…‥“

「そんなバカな話はない」
「君は地元の奈良に戻るはずだろう」
「第一、あのおばさんの娘がそんなにかわいいはずがない」
 寮生たちのヤジが飛んだ。僕は、会長も務めたこの創作発表会を、今回を最後に引退することになっていた。
 新会長に就任する三回生の学生が、
「それでは今日はこの辺にしましょう」
 時計の針は九時を指していた。
「じゃあ、この会のことはよろしく頼むよ」
「お任せください」
 僕は部屋に戻って布団に入った。仙台湾からの潮風が心地よかった。
 総務省に入ることを考えたのは事実だが、奈良の実家の高齢の両親をおもんばかって奈良県庁からの内定を取り、来月から勤め始めることになっていた。
 離れ離れになる友人たちのことを考えながらビールを飲み、そうしてうつらうつらした。
 寝入ったかどうかというころ、窓を叩く黒い影が現れた。
 窓を開けると一羽のこうもりが入ってきた。こうもりを見るのは初めてだった。
「君は何者だい?」
 僕はこうもりに尋ねた。
「僕は大学の裏山に住むたった一羽のこうもりさ。もう千年余りになる」
「どうしてここへ?」
「君は近々、地元の奈良に帰ることになっているね。最後に見せておきたいものがあるんだ」
「それは何?」
「行こう」
 僕はこうもりと共に羽ばたき、窓の外へ飛び出した。

 裏山の広場につくと、そこは提灯の明かりの屋台でにぎわっていた。いろんな動物がねじり鉢巻き姿で店に立っている。
 僕は一番そそられたおでんの屋台で、お任せの一皿とお酒を一合頼んだ。料金を尋ねると、カワウソの店主は無料だと答えた。
 僕は礼を言い、こうもりに、
「お祭りの時期なのかい?」
「年中こうなのさ」
「冬なのに」
「寒さの感覚がないんだ、ここの連中には」
 おでんを食べ終えると、僕たちは再び屋台をまわった。
 狸がボクシングの公開試合をしていた。
 星条旗のパンツをはいた狸が最初優勢だったが次第に日の丸のパンツが盛り返し、最後は日の丸が星条旗にノックアウト勝ちしてやんややんやの盛り上がりになった。
「毎日こうなの?」
「ああ。感覚が戦後から変わらないんだ」
 ほかには熊の相撲や狐の手品ショーもあったが、僕たちはその前を通り過ぎてステージに向かった。
 ステージでは様々な動物が、スーツにネクタイ姿で討論会をしていた。
「この山でもそろそろ間接民主制を取り入れてはどうでしょう? 現行の直接民主制は行き詰まり、毎夜のように開かれる投票が住民および役人の負担になっています」
「古代ギリシャで直接民主制が衰えたのは住民の増加に伴うものです。本来政治は直接民主制が最も好ましい」
「西欧から始まった議会制民主主義は今や世界を席巻しています。我が山でも流れに取り残されるわけには」
「いやいや人口が現状のままでは現行の制度のほうが望ましい」
 こうもりに尋ねた。
「この山の人口はどれくらいなの?」
「千人ジャストさ。自然の生殖活動がなく、一匹でも減れば補充するという制度なんだ」
 ふと酒がもっと飲みたくなり、こうもりがイタチの甘酒屋に案内してくれて、そこでこうもりと二人で温かい甘酒を飲んだ。
「毎日こうだと逆に疲れない?」
「ここでは疲れるということがないんだ。屋台の増加を検討されているくらいで」
 チンドン屋がパレードをはじめ、そのあとに阿波踊りの一群が現れた。
 一杯入ったらしい動物達が阿波踊りの列に加わり、賑わいを増した。
「どうして僕をここへ?」
「見せたいものがあるんだ。行こう」
 グラウンドをずらりと囲む屋台巡りを始めた。
 ベビーカステラの店先のベンチで、死んだはずの祖父母がカステラを食べていた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、死んだはずじゃなかったの?」
 僕は思わず尋ねた。
「私たちはね、死んでここにたどり着いたの。そうして毎日、あなたの成長を待っていたのよ」
「葬式で焼かれて灰になったはずなのに」
「心は死ななかったのよ」
 こうもりが僕の袖を引っ張り、僕は少し怖くなって再び歩き始めた。
 もつ煮込み屋の前では、さっきまで創作発表会にいた友人三人がもつを食べていた。
 僕を見て、
「よう吉野、そろそろお別れだな」
「ここによく来るのか?」
「ああ毎晩のように。君には話さなくて悪かったが」
「ここまで歩いてくるのはたいへんだろう」
 友人たちは笑って答えなかった。
 次に焼きとうもろこし屋の前に来ると、両親と妹がとうもろこしを食べていた。
「どうやってここへ来たの?」
 両親と妹は、さっきの友人たちと同様に笑って答えなかった。
「ここは食べ物がうまい」
 父が笑って話した。
「しかもただだ」
「どうやって食材を仕入れるの?」
「ここは天国の屋台だ。なんでも手に入る」
「母さん、僕は卒業して奈良に戻るよ」
「無事卒業できそうでよかったわね」
「美幸、結婚相手なら俺の友人を紹介するよ」
 妹は笑い、
「ありがとう。でももう婚約者がいるの。お兄ちゃんには話してなかったけど」
「そうだったのか」
 いくぶんがっかりし、そうしてまたこうもりが袖を引っ張った。
 りんご飴屋の前では、賄いのおばさんが娘さんとりんご飴を食べていた。
「吉野君、無事卒業おめでとう」
「ありがとうございます」
「私の娘、もらってくれるでしょう?」
「もちろんです」
 娘さんは頬を赤く染めた。
「幸せにします」
「こちらこそ」
 こうもりはうれしそうに眺めていたがやがて袖を引っ張り、僕たちは広場のベンチに腰掛けた。
「どう思ったかい?」
「死んだはずの祖父母が現れたり、奈良の両親が現れたり、不思議な光景を目にしたよ」
 こうもりは満足そうに笑った。
「ここは天国さ」
「そうだろうね」
「君もいたいかい?」
「もちろん」
「でもそうはいかない、君には、賄いのおばさんの娘さんをこの世で幸せにしてもらわないと」
「そうかい」
 僕はいくぶんがっかりした。好きだった祖父母や離れ離れになる友人たちと一生一緒には過ごせないわけだ。
「ここは毎日がお祭りなのかい?」
「皆がそう望めばね」
 ステージから討論の声が聞こえてくる。
「私は新しくできる住民会議の名称を、最高人民会議と名付けたいと思います」
「それじゃあ中国だ」
「それなら裏山最高人民会議では?」
 喧々諤々の議論が聞こえてくる。
「あれは毎日なのかい?」
「うん、通年国会と呼ばれている」
 僕は首を横に振った。
「よくやるよ」
「あれはあれで、わりあい人気があるんだ」
「これから僕たちはどうするかい?」
「帰ろう」
 再び僕たちは寮の自室に戻った。部屋では、さっき見ていたテレビのニュース番組が続いていた。
「あそこは天国なんだね?」
「そう呼ぶ人もいるよ」
「なぜ僕の前に現れたの?」
「そうだね、一度は紹介しておくことになっているんだ」
「あれは死者なんだね」
「何と言おうか」
 こうもりは口を濁した。
「生きているような生きていないような」
「そう。僕はこれからどうするのかな?」
「普段の生活を続けてもらうよ。もちろん賄いのおばさんの娘さんと結婚して」
「それはいいんだけど」
「僕は再び君の前に現れるよ」
「うん」
 こうもりは窓の外へ飛び去った。ニュース番組が終わり、深夜のスポーツニュースが始まった。
 僕は布団に入り、あれは夢だったのではないかと考えた。そうして、夢ならああまで鮮明ではないだろうと考え直し、目覚まし時計をセットした。明日は卒業式だった。
 僕はこれからどうなるのだろうと考え、そのうち眠りについた。

 目が覚めると、元の平安時代の絵師に戻っていた。
 台所に向かうと、二人暮らしの妹が朝げの支度をしていた。妹は近所でも有名な美人だ。
 今日は殿様が、俺に依頼なさった地獄絵の描写に必要な、地獄の沙汰を見せてくれるという約束の日だ。燃える車に磔にされた娘が炎で悶え死ぬ様を見せてくれる約束だった。
 俺は変人で通っている。絵のためなら誰がどう苦しもうと関係のない、人でなしと言われているが苦にすることもなく、ただ絵のために生き、そうして絵はこの世のものとは思えない迫力のあるものと評判を受けていた。
 俺の人生はそれでいい、飯をかき込みながら独り言ちた。
「兄さん、今日は殿様との約束の日ね」
「ああ、地獄の沙汰が見られる楽しみの日だ」
「お止めなさったらいいのに」
「構わん。絵のためだ」
 俺は食事を終えると城に向かう準備をした。
 玄関で足袋を履いていると妹が来て、もう一度、
「お止めなさったらいいのに」
「構わん」
 そうして俺は城に向かった。
 ……絵以外に何の関心も持たない俺だがただ一人、妹だけは深く愛している。絵が売れればその金で何彼と妹の喜ぶものを買って帰る。
 妹は喜び、だが遠慮して、もう私のものを買うのはお止めなさってというのだが、それが生きがいで絵を描いているので止める気はない。
 両親を早くに失って以来、妹と二人暮らしだ。俺の修行時代は、妹が針仕事で貧しいながら生計を立ててくれた。
 そればかりでなく、売れない絵師時代の俺を妹は強く励ましてくれ、そうして俺は当代一流の絵師となることができたのだ。
 なに構わん、今回の件も妹を幸せにするためだ。そう考えながら俺は城に向かう歩を進めた。
 野良犬が道にたむろしている。強引に分け入ると、犬たちは気圧されたかのように道を譲った。
 近所の婆さんたちが道路脇で立ち話をしていた。おや、良秀様お出かけですか珍しいと話しかけたが、面倒なので返事をしなかった。
 殿様は、どんな車や娘を用意してくださっているであろう? お主はどのように所望するかと殿様が問うたので、車は豪華絢爛なものにしてほしいと依頼した。そうして娘は美しければ美しいほど良いと答えたのだった。
 絵の背景はほとんど完成させてあった。中央の地獄そのものを表現する、若く美しい娘が火炙りにされ悶え死ぬ様、それがどう描いても気に入らず、今回の件につながったのだった。
 殿様は俺の依頼を聞き、どうしてそのような沙汰がたかが絵のために必要かと最初は怒り、俺がどうしても今回の絵のためにはそれが必要です、たかが絵のためとおっしゃるなかれ、当代最高の地獄絵を描いてみせましょう、殿様も鼻高々でしょうと説得したのだった。
 殿様はしばらく黙りこみ、なにやら思案している様子だったがやがて薄気味悪く笑い、そうしてお主の望みを叶えよう、一月後に城に来い、お主の所望する地獄の沙汰を見せてくれようと答えなさったのだった。
 殿様がなぜ笑ったのか俺にはわからなかったが、願いが受け入れられたうれしさがいっぱいで、それ以上は考えなかった。
 俺は地獄の沙汰を見ることができる喜びで、口笛を吹きながら歩いた。
 娘には、豪華絢爛な十二単(じゅうにひとえ)を着せてほしいと頼んであった。それが炎と共に焼き尽くされる様が目に浮かぶようで、うれしくてしようがなかった。
 城が近づいてきた。俺は入城前に一息つこうと茶屋に入った。
 抹茶を頼み啜っていると、馴染みの店主が、
「良秀様、今日はどんな御用で?」
「絵の都合だ」
「どんな絵でございますか?」
「地獄だ」
 店主は顔を歪め、
「地獄の絵でございますか」
「そうだ」
「どうしてそのようなものを」
「知らん。殿様の命だ」
「地獄の絵といいますと、人が苦しむ様を?」
「そうだ。それもとてつもなく」
「どうしたことでしょうねえ」
 店主は去った。
 どうして俺は地獄の沙汰を絵にすることになったろうかと考えた。
 殿様の気まぐれに付き合わされる羽目になったわけだが、どういうわけだか絵師として血が騒ぎ、その絵の完成にすべての情熱を傾けて大方のところは完成させたのである。
 どうしても中央の地獄そのものを絵にしたような様が描けずに、殿様に掛け合ったのである。車に磔にされた若く美しい娘が炎に包まれる様でなければどうしてもならないと、絵師としての勘から思ったのだ。
 焼かれる娘のことを気の毒だとは思わなかった。至上の絵を完成させるためにはやむをえない。絵とはそうまでしてでも描かれねばならない。
 俺は抹茶を啜り終えると、城に向かった。
 門で役人は、俺を見てなぜかにやりと笑い、
「良秀殿、用は承っております」
「そうか」
 俺は殿様の待つ座敷に向かった。
 殿様がしばらくして現れ、
「今日はお主の所望の地獄の沙汰を見せてやる」
 殿様は笑みを浮かべた。
「かたじけなく存じます」
「中庭に準備してある。向かえ」
「はい」
 娘が焼け死ぬ様を目にすることにさすがに少しためらわれたが、殿様は笑顔だった。
「最高の地獄絵を描いてみせます」
「期待しておる」
 中庭には豪華な車がしつらえてあり、やはり絢爛たる十二単をまとった若い娘が磔にされていた。
「所望通りの様であります」
「そうか?」
 俺が娘をよく見ると、それは俺の妹だった。
「火をかけよ」
 殿様の命を受けて、役人たちは一斉に車の下に燃えさかる松明(たいまつ)を投げ込んだ。
 みるみる車は燃え始める。妹の足元に火は近づき、妹は苦悶の表情を浮かべた。
「妹よ!」
「いいんです、兄さんが最高の絵を完成させるためなら」
「そんなわけがないだろう!」
 俺は駆け寄り妹にすがった。
「兄さん、やめて!」
「そんなわけがない! 俺たちはいつまでも一緒だ!」
 突然、頭上で大学の裏山のこうもりが羽ばたき、カーカーと鳴いた。

 目が覚めると、奈良の自室のベッドだった。
 ああそうだ、今日は妹の結婚式だった。
 僕の婚約者になった、賄いのおばさんの娘さんも参列する。
 洗面所に向かうと、妹の部屋からおしろいをはたく音が聞こえた。
 ああそうだ、僕は昨晩この小説を完成させて、賞に応募したんだっけと思い出した。
 朝食に向かうと母は、
「あなた、昨晩うなされていたわよ」
「そうだった?」
「明日、県庁に初出勤でしょ。今晩は早めに寝なさい」
「うん」
 朝食を終え部屋に戻り、そうして学生時代の終わりに仙台で買った、幸運を招くというこうもりの置物を拝んで、妹の幸せと小説の当選を祈った。


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