3 / 3
ステータス
しおりを挟む
『今日は急な事でお疲れでしょう。とりあえず今夜はお休みください。詳しい話はまた明日ご説明いたします』
アイラ王女にそう言われ、彼女に呼ばれたメイドに案内されて、現在は客室と思われる部屋にいる。
「伝説の傭兵…か」
一人になったところで色々考えてみる。
俺がTMOでやっていた事がこの国の歴史として反映されていると思うとなんだかこそばゆい気もする。
しかし今まで俺が倒してきたモンスターの中には伝説級もいる。千年後のこの時代にどの程度の強さのモンスターが存在するかはわからないが、それでも語り継がれているくらいだし同程度だと考えてもいいはずだ。
「でも俺は桐生仁であってゲームの中のJINとは違うんだ…」
この国を救えと言われ戦うとしたら、平和な日本で育ったただの大学生に何ができるというのだろうか。一人の兵士として従軍する程度ならできるが一騎当千の勇者にはなれない。
「…せめてゲームと同じ力を使えたらなぁ」
そう独り言を呟いてベッドに横になる。
「メニューオープン…なんて開くわけ………!?」
冗談半分で言ってみた言葉に反応して現実世界で見慣れたメニューコマンドが現れた。いや、正確に言えばTMOのメニューコマンドより欄は少ない。あるのは【ステータス】と【スキル&アビリティ】と【アイテム】の3つだけだ。
「えっと…とりあえずステータス…」
宙に文字が見えると言うなんとも近未来的な状況に恐る恐る【ステータス】指を運ぶ。
「うわっ…マジかよ」
【ステータス】が開き現れた情報は、
≪桐生仁≫
種族:人間
性別:男
年齢:21
レベル:999
職業:傭兵
称号:『伝説の傭兵』
所持金:0R
魔力:???
攻撃力:???
防御力:???
…というものだった。ほぼTMOのデータを引き継いでいる。攻撃力や防御力の欄が表示されないのは何故だろうか?まあTMOは割と攻撃力などはレベルに依存する傾向にあるからこのレベルで低いということはないだろう。
所持金が0なのはこの国の通貨が変わったという認識で良さそうだ。単位も変わっている。それに関しては特に問題ない。きっと幾らかの金は貰えるだろうしいざとなればアイテムを売ればいい。
「スキルとアビリティは…こっちも全部揃ってるか…」
TMOで入手したスキル、アビリティはもちろん、TMO内で作成したユニークスキルも引き継がれている。
「これは使えるぞ…よし、次はアイテム…」
アイテムに関しても一般的な回復アイテムなどから伝説級モンスターから取れる素材、レア武器、防具なども全部あった。
「これがあれば戦える…」
そうだとわかると胸が熱くなってきた。
この世界に存在するモンスターと戦える。そう思うとなんだかわくわくする。
「この世界を知るのが楽しみだな」
これからのことを考えながら眠りに就いた。
アイラ王女にそう言われ、彼女に呼ばれたメイドに案内されて、現在は客室と思われる部屋にいる。
「伝説の傭兵…か」
一人になったところで色々考えてみる。
俺がTMOでやっていた事がこの国の歴史として反映されていると思うとなんだかこそばゆい気もする。
しかし今まで俺が倒してきたモンスターの中には伝説級もいる。千年後のこの時代にどの程度の強さのモンスターが存在するかはわからないが、それでも語り継がれているくらいだし同程度だと考えてもいいはずだ。
「でも俺は桐生仁であってゲームの中のJINとは違うんだ…」
この国を救えと言われ戦うとしたら、平和な日本で育ったただの大学生に何ができるというのだろうか。一人の兵士として従軍する程度ならできるが一騎当千の勇者にはなれない。
「…せめてゲームと同じ力を使えたらなぁ」
そう独り言を呟いてベッドに横になる。
「メニューオープン…なんて開くわけ………!?」
冗談半分で言ってみた言葉に反応して現実世界で見慣れたメニューコマンドが現れた。いや、正確に言えばTMOのメニューコマンドより欄は少ない。あるのは【ステータス】と【スキル&アビリティ】と【アイテム】の3つだけだ。
「えっと…とりあえずステータス…」
宙に文字が見えると言うなんとも近未来的な状況に恐る恐る【ステータス】指を運ぶ。
「うわっ…マジかよ」
【ステータス】が開き現れた情報は、
≪桐生仁≫
種族:人間
性別:男
年齢:21
レベル:999
職業:傭兵
称号:『伝説の傭兵』
所持金:0R
魔力:???
攻撃力:???
防御力:???
…というものだった。ほぼTMOのデータを引き継いでいる。攻撃力や防御力の欄が表示されないのは何故だろうか?まあTMOは割と攻撃力などはレベルに依存する傾向にあるからこのレベルで低いということはないだろう。
所持金が0なのはこの国の通貨が変わったという認識で良さそうだ。単位も変わっている。それに関しては特に問題ない。きっと幾らかの金は貰えるだろうしいざとなればアイテムを売ればいい。
「スキルとアビリティは…こっちも全部揃ってるか…」
TMOで入手したスキル、アビリティはもちろん、TMO内で作成したユニークスキルも引き継がれている。
「これは使えるぞ…よし、次はアイテム…」
アイテムに関しても一般的な回復アイテムなどから伝説級モンスターから取れる素材、レア武器、防具なども全部あった。
「これがあれば戦える…」
そうだとわかると胸が熱くなってきた。
この世界に存在するモンスターと戦える。そう思うとなんだかわくわくする。
「この世界を知るのが楽しみだな」
これからのことを考えながら眠りに就いた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる