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第2章 新生活スタート
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「コンッコンッ! うぅ……ミリアム。さっきから少し寒気がするんだ……。窓を閉めてもらえるかな」
「まぁ! 咳まで出て大変っ! 熱が上がったのでしょうか! 少しお待ちくださいね」
そう言ってミリアムは窓の外にある雨戸のような木の扉を閉じ始めた。
全て閉じ終えると部屋は真っ暗になったのでほんのりとした明るさで魔法を使うと続き様に窓側と言うか部屋全体の壁に薄い土の壁を作った。
ちゃんと出入り口だけは塞がないようにしてある。
「ふぇーん、疲れたよぉ……。お茶をもらえる?」
「ふふ、火傷しないように温めにしますね」
羊毛布団のお陰で軽くて暖かく寝られているのに、バレないためとはいえ毛布を幾重にも重ねるとか重くて仕方ない。
「アレが出来る前はこんな感じでしたからね……。物一つでこんなに変わるとは思いませんでした。ルカ様のお陰で凍えずに寝られるので皆感謝しているんですよ?」
「みんなの役に立ってるならすごく嬉しいな♪」
でも、実はまだやろうと思えばやれるよ?
暖かい衣食住を提供するにはやはり羊毛というかウールは必需品。
羊毛をシートのようにして布と布で挟み、ずれないように針と糸で模様を作りながら作るキルト。
それで肌着を作れば暖かいだろうし、ジャケットの裏地の間にいれれば更に暖かいと思う。
ちょっと太めの毛糸を作ってセーターというかカーディガンも良いよね!
暇潰しが欲しいなと思ったが偵察の人がいる以上、下手なことはできない。
日本から持ち込んだ本は見られないし、こっちにあるもので製作もできない。
あ、本と言えば最近兄は城で酒をコピーし終えたからって、俺好みのものから順に本を複写してくれている。
高価だと言われている図鑑も今ではたくさんあります!
羊皮紙で出来た古い文献もあってビックリだよ……。
兄は城を出るその日までは複写機能を最大限に活用する気らしい。
しかも最近は俺がコピーするものがないからか、フ・クセイさんもお手伝いしてるらしいとは辞書るからの情報。
それにしたって本当に暇だなぁ……。
寝巻き姿でベッドに座っていると肌寒くてストールを羽織った。
「ふふっ、そうしていると本当に病弱なご子息様みたいですよ?」
「うぅ、ミリアム酷いっ!」
淹れてくれた紅茶はいつもよりもぬるめで飲みやすかった。
あぁ、ホッとする……。
昨日の夜はパパがノリノリで俺を構い倒すから疲れた……。
「昨日は面白かったですね……」
「僕はつらかった……」
昨日、パパが城から帰ってきてすぐに俺の部屋に来たんだ。
その時の俺は少し寒かったので暖炉のそばで毛布にくるまっていたんだけど、その時に来たものだから……。
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