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第2章 新生活スタート
29
ゼノさんの過去イベから約二週間程が経ち、外は落ち葉で色とりどりに色付けられている。
あー、日向で寝転がったら気持ちいいんだろうなぁ……。
それが出来る猫とか羨ましい。
パパから下された俺のお外に出るの禁止令は未だ解除されてません。
「つらい……(暇だ……)」
行儀が悪くたって許して欲しい。
ベッドにうつ伏せの体勢で突っ伏して唸るように言っていた。
でも本当に暇なんだよ。
パパとママは明日、王城で王様主催のパーティーというか舞踏会? があるために用意に余念がなく、ヨハンやミリアムも忙しそうにしていた。
俺もなにか手伝いたいけど、念には念をと言うことでベッドでおとなしく寝てなさいと命令された。
そもそも俺は成人していないのだから社交パーティーには出なくて良いはずなのだ。
なのにも関わらず病人になれと言う理由はグレン兄さんにあった。
彼は列記とした伯爵家の嫡男で成人しているのだからパーティーに出なくてはいけない。
でも結局は水属性の兄さんを快く思っていない貴族の集まりで得るものなどなし。
なら欠席するに最高の理由をつけてやらぁ! とパパが新しく養子に迎えた息子が病弱なので一人にしておけないため息子のグレンは欠席すると伝えた。
最高の理由つけてやるって言ってさ、『病弱な俺』とかどうなの?
何て言うか考える気なしな気がする……。
俺は病弱っ子なのでグレン兄さんの欠席をする報告をパパがした日から熱だしてベッド暮らしである。
しかも偵察の心配をして布団なしの毛布をたっぷり重ねられ、拷問かと思うほど重い物を掛けて辛いです……。
でもそれを承諾するには俺にもメリットがあるわけで……。
病弱故に学校生活を送れないからと理由をつけてくれたので学校に通わなくて良いよと俺にとっては最高の免除をパパから頂いたのだ。
程度の知れている学校に行かなくて良いのならなんでも協力しちゃうよね!
早くパーティーと言うか舞踏会が終われば良い。
そうしたら数日後にはミニキッチンに入っても良いと言われている。
コンコンコンコン……。
「ルカ様、ご気分はいかがですか?(おとなしく寝てますよね?)」
「うぅ……ミリアム……。辛いよぉ……(暇すぎて死にそう)」
涙を流して訴えるとミリアムは苦笑いをした。
「ほらほら、肩が出てますよ? ちゃんと横になっていないと熱が上がりますからね?(お客様が来てますよ)」
「ミリアム、兄さんは? 僕、兄さんのお仕事で遠征したお話とか聞きたい……」
「グレン様はお仕事ですよ。夕刻には帰ってまいりますからそれまで少し寝ましょうね」
濡れタオルを額に置かれた。
うぅ、お客様(偵察or刺客)がいるなら仕方ない。
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