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後編
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あの婚約破棄から三年、私は今も実家に住んでいます。
けれども不幸さはありません。
両親と妹と四人、仲良く、毎日暮らせているからです。
妹はいつか誰かのところへ行くかもしれません。もちろんそれに反対はしませんよ。妹の人生は妹のもの、私が口出しするべきところではありませんから。
けれども私はずっとここにいると思います。
これからものんびりと暮らすのです。
ちなみに、元婚約者の彼はというと、あの後賭け事にはまり過ぎて財産のほとんどを失うこととなってしまったそうです。
お気の毒に。
ま、どうでもいいですけれど。
◆終わり◆
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