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婚約破棄を告げられたのは ある寒い冬の日でした
しおりを挟む婚約破棄を告げられたのは
ある寒い冬の日でした
貴方は知らない女を連れて
久々に私の前へ現れて
「お前とは終わりにする」
なんて無責任なのでしょう
貴方は
他人の心など無視をして
目を向けず
見えないふりをして
貴方は
己の心だけに忠実に
生きてゆく道を
選んだのです
男の人はそういうものだと
聞いてはいましたが
本当にそうなのだと分かって
驚くくらい驚きました
婚約破棄?
そんなに簡単に?
私には理解ができないけれど
貴方にとってはそれが普通なのでしょうね
婚約破棄を告げられたのは
ある寒い冬の日でした
今でも思い出せる
あの日の空の色と空気の匂い
もっとも
もう戻りたくはないですが……
婚約破棄を告げられたのは
ある寒い冬の日でした
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