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後編
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「なぜそのようなことを……」
「ダイスくん、君はロリエの味方をしてはくれないそうだね」
「そんなことは……!」
「しかし、君は、母親の卑怯な行動を見逃し過ぎだ。そんな者に娘を預けることはできない。証拠もあることだし、婚約破棄させてもらう」
こうして、私とダイスの婚約は破棄されることとなった。
後に聞いた噂によると。
ダイスはあの後数名の女性と親しくなったそうなのだが、そのたびに彼の母親が女性を虐め、上手くいかず終わるパターンが連続したそうだ。ダイスの母親は「息子のため」と言い張るが、ついに喧嘩になってしまい、ダイスは家を飛び出したとか。
だが母親の行き過ぎた行動は終わらない。
ダイスは一人の女性と同居を開始するのだが、彼の母親は、二人の家にことあるごとにやって来ては嫌がらせをするようになる。
そして、ある日、一人帰ってきた女性を母親は殺めてしまう。
その一件によって、ダイスの母親は人殺しとして牢に入れられた。
その後のことは私は知らない。
ちなみに私はというと、後に、平凡な青年と結婚した。
特別なことなんて何もないけれど、幸せだった。
◆終わり◆
「ダイスくん、君はロリエの味方をしてはくれないそうだね」
「そんなことは……!」
「しかし、君は、母親の卑怯な行動を見逃し過ぎだ。そんな者に娘を預けることはできない。証拠もあることだし、婚約破棄させてもらう」
こうして、私とダイスの婚約は破棄されることとなった。
後に聞いた噂によると。
ダイスはあの後数名の女性と親しくなったそうなのだが、そのたびに彼の母親が女性を虐め、上手くいかず終わるパターンが連続したそうだ。ダイスの母親は「息子のため」と言い張るが、ついに喧嘩になってしまい、ダイスは家を飛び出したとか。
だが母親の行き過ぎた行動は終わらない。
ダイスは一人の女性と同居を開始するのだが、彼の母親は、二人の家にことあるごとにやって来ては嫌がらせをするようになる。
そして、ある日、一人帰ってきた女性を母親は殺めてしまう。
その一件によって、ダイスの母親は人殺しとして牢に入れられた。
その後のことは私は知らない。
ちなみに私はというと、後に、平凡な青年と結婚した。
特別なことなんて何もないけれど、幸せだった。
◆終わり◆
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