私と王子の婚約を破棄させようとして失敗した妹の末路~可哀想ではありません、余計なことをするからです~

四季

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前編

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 私には婚約者がいる。
 名はエルベールといい、彼は国王の息子――つまり、王子なのである。

 私たちの関係は良好。おかしなことはまったくないし、お互い誠実に関係を築くことができていて、順調そのものである。

 ただ、私の妹であるリネアは、私とエルベールの関係を良く思っていなかった。

 なぜなら、彼女は、私の場所に自分が収まりたかったのである。
 それができなかったことを彼女はずっと根に持っていて、それで、私とエルベールの関係を良く思っていないのだ。

 そんなことで恨まれても理不尽としか言い様がないが……。


 ◆


 私とエルベールの関係を壊そうと思ったリネアはエルベールにこっそり近づき私の悪い話を吹き込もうとした。

 姉は裏で他の男とも関係を持っている、とか。
 姉は幼い頃からずっと私を虐めていた、とか。

 そんな嘘を吹き込んでいたようだ。
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