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後編
しおりを挟むその後、ポトルクフスの姉は、婚約者から婚約破棄を言いわたされる。その理由は「不気味なことが多すぎるから」というもので。愛する人から怖いとか気味が悪いとか色々言われ、彼女は精神が崩壊。一気に幼児退行し、彼女はもう人形で遊ぶことくらいしかできない状態となってしまった。
そうしてポトルクフスは、一人寂しく生きていくしかなくなってしまったようである。
けれども同情はしない。
だって彼もまた悪人なのだから。
受ければいいのだ、天罰を。
◆
「ママ! 今日オムレツ食べたい!」
「そうねえ、じゃあ作ってもらいましょうか」
「ええー、やだー、ママの手作りがいいー」
「もう、ごねないの」
「だってママのオムレツが愛を感じるんだもん!」
あれから数年、私は愛しい人と結ばれ穏やかに暮らしている。
そして、第一子にも恵まれた。
ちなみに夫は歴史ある家の子息であり、経済的にも裕福な人だった。
だからこの家にもお手伝いさんがいてくれる。
基本的に家事や雑用はその人たちが行ってくれるのだけれど――たまには私がすることもある、自分の意思によって。
「仕方ないわね……じゃあ私が作るわ」
「やったーあ!」
「でも、その間大人しくしていなさいよ? お手伝いさんに迷惑かけたらその時点でなしにするからね?」
「かけない! 迷惑!」
「静かに本でも読んでなさい」
「はーい!」
◆終わり◆
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