君が君という存在であったことが問題だ、なんて、よくそんなことが言えたものですね。

四季

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後編

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 フォルテンに婚約破棄されてから、早いもので、もう十年が経った。

 私は今、一人の男性の妻となり、二児の母にもなっている。
 家族四人で街中の家に住んで暮らしている。

 毎日は忙しくも楽しい――いや、実際には楽しいなんて感じている間もないくらいの忙しさなのだけれど――それでもこの道を選んだことを悔やんではいない。

 幸い、夫は協力的な人だ。

 生活を共にする存在である彼が色々な点に理解を示してくれるということはとても助けになっている。

 ちなみにフォルテンはというと、あの後惚れた女性にプロポーズしたところ人格や存在を否定するようなことを数時間にわたって言われ続けてしまい、それによって精神が崩壊し廃人のような状態になってしまったそうだ。


◆終わり◆
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