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淡い煩い
しおりを挟む傍にいて この手の届く距離にいて
その指の温もりをただ感じさせ
甘い夢 見させてほしい 今だけは
共にいて 歌声届く場所にいて
その声の優しさをただこの耳に
聞かせてと 言わせてほしい 今はまだ
春の陽の中で見た 幸せの輪郭
暑過ぎる日々の中 思い出す夏の午後
穏やかに 微笑んでいた瞳には
幸福な時間だけただ刻まれて
甘い夢 見ていたのだと 今気づく
軽やかに 弾んでいたあの声が
もはやない毎日をより鮮明に
映し出す 頭の中に 今もまだ
秋の夕暮れに見る 哀愁の縁取り
冷淡な空の下 震えてる冬の夜
変わり 移り 巡る そんな時の中で
私 何を すれば 時を止められるの
生まれ 変わり 消える そんな人の心
私 何を すれば 変わらずにいられたの
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