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3話「幸せは続く」
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やがて秋が来る。
空気が徐々に冷えてくる。
冬が迫るにつれて花は減ってゆくけれど、オプストフとの関係は良いもののまま。
「お茶会できるなんて嬉しいよ」
「私もです」
「ん……あ、このお茶美味しいね!」
「気に入っていただけたなら嬉しいです、私も好きでよく飲んでいるんですよ」
最近はこうして二人でお茶を飲むのがブームだ。
「今日は実はクッキーもあります」
「クッキー?」
「ドゥングリのクッキーです」
「おお!」
「食べます? 二色あるんですよ」
「ほ・し・い」
そして寒い冬。
木々は枝だけになってしまった。
私たちはもうすぐ正式に結婚する。
それからしばらく期間があって、私とオプストフは正式に夫婦となった。
「これからもよろしく」
「よろしくお願いしますね」
「ネーベラさん、またドゥングリクッキーの売場教えてね」
「ええっ。今それを言いますか……」
こうして私たちは結ばれた。
これからもきっと穏やかに生きてゆけるだろう。
今は迷いなくそう信じている。
◆
そういえば最近になって、母親から、ダブに関する話を聞いた。
彼はあの後もあの女性と仲良くしていたそうだが、いざプロポーズすると厳しく拒否されてしまったそうだ。また、酷い言葉まで投げられてしまったそうで、それ以来女性不信になってしまったらしい。
で、彼は今も一人で生きているとのことだ。
また、友人と会うたびに「女性なんて全員クズだ」とか「女性なんかみんな嘘つきだ」とか殺伐とした空気で独り言を吐き続けたため、同性の友人さえいなくなってしまったのだとか。
もっとも、幸せになれた私には関係ないことだけれど。
◆終わり◆
空気が徐々に冷えてくる。
冬が迫るにつれて花は減ってゆくけれど、オプストフとの関係は良いもののまま。
「お茶会できるなんて嬉しいよ」
「私もです」
「ん……あ、このお茶美味しいね!」
「気に入っていただけたなら嬉しいです、私も好きでよく飲んでいるんですよ」
最近はこうして二人でお茶を飲むのがブームだ。
「今日は実はクッキーもあります」
「クッキー?」
「ドゥングリのクッキーです」
「おお!」
「食べます? 二色あるんですよ」
「ほ・し・い」
そして寒い冬。
木々は枝だけになってしまった。
私たちはもうすぐ正式に結婚する。
それからしばらく期間があって、私とオプストフは正式に夫婦となった。
「これからもよろしく」
「よろしくお願いしますね」
「ネーベラさん、またドゥングリクッキーの売場教えてね」
「ええっ。今それを言いますか……」
こうして私たちは結ばれた。
これからもきっと穏やかに生きてゆけるだろう。
今は迷いなくそう信じている。
◆
そういえば最近になって、母親から、ダブに関する話を聞いた。
彼はあの後もあの女性と仲良くしていたそうだが、いざプロポーズすると厳しく拒否されてしまったそうだ。また、酷い言葉まで投げられてしまったそうで、それ以来女性不信になってしまったらしい。
で、彼は今も一人で生きているとのことだ。
また、友人と会うたびに「女性なんて全員クズだ」とか「女性なんかみんな嘘つきだ」とか殺伐とした空気で独り言を吐き続けたため、同性の友人さえいなくなってしまったのだとか。
もっとも、幸せになれた私には関係ないことだけれど。
◆終わり◆
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