婚約者である王子との関係を邪魔しようとしてきた妹、あまりよろしくない家の出の恋人と共に自滅しました。

四季

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後編

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「ということなんで、もしかしたらどうにかなるかもしれない」
「どうにか?」
「処罰されるかも、ってことだよ」

 処罰、か。

 まぁ何でもいい。
 どうにでもなってくれ。

 むしろ、厳しい罰を受けてほしいくらいである。

「そうですか。承知しました」
「冷静だね?」
「はい。だって……妹と言っても、彼女は、私にとっては悪魔みたいなものでしたから」
「……そっか、分かったよ」

 その後、二人は、二年間の拷問刑と死刑を合わせた最高刑を言いわたされた。


 ◆


 そして二年後。

「今日、妹さんとあの男の処刑が完了したよ」
「あぁ……今日だったのですね」

 私は既に第一子を生んだ。
 今は赤子を抱いている。

「……ありがとう、貴方。愛しています」

 私は笑顔で礼を述べる。

 もう妹に何かされることはない。酷い目に遭わされることもない。そう思うだけで自然と笑みが込み上げてくる。たとえそれが家族の死であるとしても。それでも喜びの情は生まれるのだ。妹に嫌なことをされた日々があったからこそのこの灰色の喜びである。

「これからも、どうぞ、よろしくお願いします」
「改まってるね!?」
「変ですか?」
「い、いや。ううん、そんなことは。ただ、もっと気さくに関わってほしいかな……そろそろ?」

 王子は照れくさそうに頭をぽりぽり掻いていた。

「ふふ。そう言っていただけるととても嬉しいです」


◆終わり◆
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