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妹と私の元婚約者は愛を貫くとか何とか言って勝手なことをしていたために孤立したようです。
しおりを挟む私とオーウェンは婚約者同士だった。
関係もそこそこ良いもので。
婚約後しばらくは順調に進んでいた。
けれどある時、三つ年下の妹がオーウェンに目をつけてしまって。妹が割り込んできたことで私とオーウェンの関係は壊れてしまった。
オーウェンは甘えたな演技が上手な妹に惚れ込み、私を切り捨てた。
そうして私と彼と婚約は破棄となってしまった。
悲しいことだ。
きっと幸せになれると思っていたのに。
こんな風になってしまうなんて。
けれども私は切り替えた。
だって無駄だろう?
もう彼とは終わったのに。
そのことについてあれこれ考えても何も生まれはしない。
だから私は次を見据えることにしたのだ。
で、その結果、運良く王子と知り合うことができて。
私はその王子と結婚することになった。
彼は第二王子であり王の位を継ぐ可能性は低い。でもだからこそ良かった、私にとっては。王になる人が相手だと心理的負担が大きいから。次男である夫はほどよい立ち位置だ。
そうして私は恵まれた環境で生きられることとなったのだけれど、妹とオーウェンは結婚するも幸せにはなれなかったようだ。
というのも、二人は自分たちの希望だけを無理矢理通すようなことを繰り返したために両方の家から嫌われたそうなのだ。
で、最終的にはどちらの家からも縁を切られ、二人は孤立してしまったらしい。
それからしばらくは二人で町から離れた森の中の小屋に住んでいたそうなのだが、次第に二人も喧嘩ばかりするようになっていってしまって、最終的には離婚したそうだ。
◆終わり◆
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