1 / 2
前編
しおりを挟む
ゲーム屋で携帯ゲーム機とRPGゲームを買ったので、私はエリアスやジェシカやノアと早速プレイしてみることにした。
「最初に自分の分身を作るらしいの。折角だしみんなでやってみない?」
エンジェリカにはこういうゲームというものはなかったので何だか新鮮だ。
「へーっ、自分をキャラクターとして作るのか! 面白いね。いいじゃん! やってみよ」
ジェシカは早速電源を入れゲームを起動する。しばらく地上界で暮らしていたからか、意外と操作できているようだ。
「どうやるのー?」
ノアはジェシカの持つゲーム機を覗き込みいちいち確認しながら進めている。彼は自力で進めるととんでもないことになりそうだ。ジェシカに確認しているのは賢明だと思う。
「王女、キャラクターなるものの設定まで進みました。これが自分の分身を作る画面ですね」
「そうそう」
エリアスが一番乗り。さすがね。彼は安心感があるわ。
その後、ジェシカとノアもキャラクターの設定画面までたどり着いた。取り敢えずここまでは全員クリアだ。
よし、早速取りかかろう! ということで、ひとまず、それぞれ自分に似せたキャラクターを作ってみることにした。
——十五分経過。
ゆっくり作っていたら十五分も経っていたことに内心衝撃を受けつつ、四人全員が完了したことを確認する。
「じゃあ今から一人ずつ見せあいましょ」
私が芯をとって言うと、ジェシカは提案してくる。
「王女様! これさ、一番自分に似てるキャラクターを作った天使が、一番自分に似てないキャラクターを作った天使の頬にキスするって企画にしない!?」
う、うわぁ。嫌な提案キタ。
私が返答を悩んでいると、急にノアが口を開く。
「それいいねー。ジェシカ、名案だよー」
「私は勝つ自信があります」
隣のエリアスもなぜか妙に乗り気。どうしたんだ、エリアス。
「さーて、じゃあ一人ずつ見ていこ! 誰が誰にキスになっても恨みっこなしね」
その企画、通ったのね……。
しかもいつの間にかジェシカが司会者になっている。
一番最初にキャラクターを披露するのはジェシカになった。とても見せたそうだったから。
「これ、結構自信あるんだっ」
彼女は納得いくキャラクターを作れたらしく、とても自信を持っているようだ。自分で「自信がある」と宣言してしまうぐらい勢いに乗っている。
「じゃん! どうよっ」
画面を見て驚いた。予想より高いクオリティだったから。
髪の長さや少し跳ねた感じ、瞳の色、ややつり目で自信を感じさせる顔つき。クロスしたピンまでしっかりついている。
「ほう、凄いな……」
エリアスも感心して画面を覗き込んでいる。
「えっへん! あたし結構凄いでしょ。職業もちゃんと剣士にしたんだからっ」
「ジェシカさん確かに凄いわ」
「最初に自分の分身を作るらしいの。折角だしみんなでやってみない?」
エンジェリカにはこういうゲームというものはなかったので何だか新鮮だ。
「へーっ、自分をキャラクターとして作るのか! 面白いね。いいじゃん! やってみよ」
ジェシカは早速電源を入れゲームを起動する。しばらく地上界で暮らしていたからか、意外と操作できているようだ。
「どうやるのー?」
ノアはジェシカの持つゲーム機を覗き込みいちいち確認しながら進めている。彼は自力で進めるととんでもないことになりそうだ。ジェシカに確認しているのは賢明だと思う。
「王女、キャラクターなるものの設定まで進みました。これが自分の分身を作る画面ですね」
「そうそう」
エリアスが一番乗り。さすがね。彼は安心感があるわ。
その後、ジェシカとノアもキャラクターの設定画面までたどり着いた。取り敢えずここまでは全員クリアだ。
よし、早速取りかかろう! ということで、ひとまず、それぞれ自分に似せたキャラクターを作ってみることにした。
——十五分経過。
ゆっくり作っていたら十五分も経っていたことに内心衝撃を受けつつ、四人全員が完了したことを確認する。
「じゃあ今から一人ずつ見せあいましょ」
私が芯をとって言うと、ジェシカは提案してくる。
「王女様! これさ、一番自分に似てるキャラクターを作った天使が、一番自分に似てないキャラクターを作った天使の頬にキスするって企画にしない!?」
う、うわぁ。嫌な提案キタ。
私が返答を悩んでいると、急にノアが口を開く。
「それいいねー。ジェシカ、名案だよー」
「私は勝つ自信があります」
隣のエリアスもなぜか妙に乗り気。どうしたんだ、エリアス。
「さーて、じゃあ一人ずつ見ていこ! 誰が誰にキスになっても恨みっこなしね」
その企画、通ったのね……。
しかもいつの間にかジェシカが司会者になっている。
一番最初にキャラクターを披露するのはジェシカになった。とても見せたそうだったから。
「これ、結構自信あるんだっ」
彼女は納得いくキャラクターを作れたらしく、とても自信を持っているようだ。自分で「自信がある」と宣言してしまうぐらい勢いに乗っている。
「じゃん! どうよっ」
画面を見て驚いた。予想より高いクオリティだったから。
髪の長さや少し跳ねた感じ、瞳の色、ややつり目で自信を感じさせる顔つき。クロスしたピンまでしっかりついている。
「ほう、凄いな……」
エリアスも感心して画面を覗き込んでいる。
「えっへん! あたし結構凄いでしょ。職業もちゃんと剣士にしたんだからっ」
「ジェシカさん確かに凄いわ」
0
あなたにおすすめの小説
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる