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後編
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アバロディフの足の小指の怪我。
それはいたって普通のささやかな負傷かと思われた。
だがそうではなかった。
打った部分は腫れ上がり、通常であればじきに回復していくところだが一向に回復しない。医者に診てもらって対応してもらっても、薬を使っても、一向に回復の傾向が見えてこない。
そうしているうちにアバロディフは心を病んでしまった。
段々家から出ないようになり、客人も拒むようになっていって、いつしか彼の存在は周囲の人たちの脳から薄れていく。
そして一ヶ月が経った頃、自室なくなっているアバロディフが発見された。
◆終わり◆
それはいたって普通のささやかな負傷かと思われた。
だがそうではなかった。
打った部分は腫れ上がり、通常であればじきに回復していくところだが一向に回復しない。医者に診てもらって対応してもらっても、薬を使っても、一向に回復の傾向が見えてこない。
そうしているうちにアバロディフは心を病んでしまった。
段々家から出ないようになり、客人も拒むようになっていって、いつしか彼の存在は周囲の人たちの脳から薄れていく。
そして一ヶ月が経った頃、自室なくなっているアバロディフが発見された。
◆終わり◆
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