美しい娘レミーナには同じ年齢の婚約者バットルがいたのだが……。~彼は後輩女に騙されていたようです~

四季

文字の大きさ
1 / 2

前編

しおりを挟む

 美しい娘レミーナには同じ年齢の婚約者バットルがいた。
 二人は学生時代に知り合った関係で。
 まだ卒業する前から将来婚約しようと話をしていて、それで、卒業と同時に婚約したという関係だ。

 そんな二人は卒業後は別々の道を行くこととなった。

 レミーナは家で過ごし、バットルは仕事を始めたのである。

 だがそれはすべての悪の根源となってしまった。
 というのも、バットルの同僚に年下の女性ルリラがいて、彼女がバットルのことを好きになったのである。

 それが破滅の始まりだった。

 最初こそレミーナのことしか考えていないと意思を強く持っていたバットルだが、慕うような行動を敢えてしてきてくれるルリラに彼の心は段々惹かれていって。そのうちに二人は段々親しくなり、やがて、深い関係へと発展してゆく。

 その時にはもうバットルはルリラを愛してしまっていた。

 ――そしてやがてその関係がレミーナにばれてしまった。

 その原因は、ルリラがレミーナのところへ勝手に行って「愛されているのは貴女ではなく私、ですから、彼から離れてください」などと言ったことであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。

四季
恋愛
本を返すため婚約者の部屋へ向かったところ、女性を連れ込んでよく分からないことをしているところを目撃してしまいました。

貴方の幸せの為ならば

缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。 いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。 後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

順序を間違えなければこんなことにはならなかったでしょうね

四季
恋愛
私には婚約者がいます。 しかし婚約者には、私とは別に、とても大事にしている女性がいます。

巻き戻される運命 ~私は王太子妃になり誰かに突き落とされ死んだ、そうしたら何故か三歳の子どもに戻っていた~

アキナヌカ
恋愛
私(わたくし)レティ・アマンド・アルメニアはこの国の第一王子と結婚した、でも彼は私のことを愛さずに仕事だけを押しつけた。そうして私は形だけの王太子妃になり、やがて側室の誰かにバルコニーから突き落とされて死んだ。でも、気がついたら私は三歳の子どもに戻っていた。

もう終わってますわ

こもろう
恋愛
聖女ローラとばかり親しく付き合うの婚約者メルヴィン王子。 爪弾きにされた令嬢エメラインは覚悟を決めて立ち上がる。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

そういう時代でございますから

Ruhuna
恋愛
私の婚約者が言ったのです 「これは真実の愛だ」ーーと。 そうでございますか。と返答した私は周りの皆さんに相談したのです。 その結果が、こうなってしまったのは、そうですね。 そういう時代でございますからーー *誤字脱字すみません *ゆるふわ設定です *辻褄合わない部分があるかもしれませんが暇つぶし程度で見ていただけると嬉しいです

処理中です...