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40話 旅行、満喫
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手続きが終わると、客室へ向かう。
ローザだけは別の部屋ということで予約されていたのだが、二つの部屋は比較的近いところにある部屋だ。同じ階で、同じ通路を使う範囲内である。隣同士とかではないが、それなりに行き来はできそうだ。
後ほど合流するという約束ををして、ローザとは別れた。
母親がドアノブの辺りについた黒っぽい色の板にカードキーを当てる。すると板についている小さなランプに赤い光が宿った。そうなれば自由に開けることができる。ということで、母親はドアノブを握り捻った。扉は無事開いた。
「日和、入るわよ」
「はーい」
「リリィちゃんもね」
「はい」
私たち三人は部屋の中へ入った。
入り口のドアを通り過ぎると狭く短めの通路。右手側にはクローゼットが設置されており、左手側には手洗い場兼風呂場へ続く扉がある。床はカーペットを敷いたようなワインレッドで、土足のまま進むことができる。
もう少し進むと、広いところへ出る。
直進した辺りは洋室風。よくあるホテルの客室のようである。だがよくあるホテルと違っている部分もある。というのも、右手側に一段上がったところがあり、畳が敷かれているところがあるのだ。
洋室と和室があわさったような客室であった。
三人部屋ということもあり、狭くはない。
「取り敢えず荷物を置きましょ」
「そこの椅子に置く?」
「日和のはその椅子のところでいいわよ。私のはこっち、畳のところに置くわ」
「はーい」
まずは持ち込んだ荷物をどこかに置かなくてはならない。
「ベッドは二つね。場所も決めておきましょ。日和、好きなところを選んで」
「リリィと相談する!」
「急がないわ」
「ありがとう! 決めるね」
それから私はリリィと相談する。ベッドが二つしかないので、誰か一人は畳に布団を敷くこととなるのだ。そういうことも踏まえつつ二人で話し合った結果、私はリリィと一つのベッドで寝ることにした。
決まったことを母親に伝えると、母親は笑った。
「相変わらず、すっごく仲良しね」
一人用の狭いベッドなら二人並んで寝るのは難しいだろう。無理矢理二人入ったら、息苦し過ぎて、快眠からは程遠くなりそうだ。だが、このホテルに設置されているベッドは、一応一人用想定なのだろうがそこそこ幅がある。二人横に並んでも問題なく寝れそうだ。
「じゃあ私は手前のベッドにするわね」
「うん!」
私とリリィは奥側のベッドで寝ることを決めた。
その後私たち三人はローザと合流した。そして、少しお茶をして、一度は彼の部屋を見に行かせてもらったりもした。その後、一旦解散し、それぞれの部屋へ帰る。
「もう疲れた」
リリィは既に疲労感を露わにしている。
慣れないことをしているからだろうか。
「大丈夫?」
「寝たい」
リリィはベッドに仰向けに寝転がっている。
「かなり疲れてるみたいだね……」
「疲れてる」
「ちょっと寝る? 休んでもいいよ?」
「じゃ、そうする」
そう言って、リリィはすぐに眠りに落ちてしまった。
ローザだけは別の部屋ということで予約されていたのだが、二つの部屋は比較的近いところにある部屋だ。同じ階で、同じ通路を使う範囲内である。隣同士とかではないが、それなりに行き来はできそうだ。
後ほど合流するという約束ををして、ローザとは別れた。
母親がドアノブの辺りについた黒っぽい色の板にカードキーを当てる。すると板についている小さなランプに赤い光が宿った。そうなれば自由に開けることができる。ということで、母親はドアノブを握り捻った。扉は無事開いた。
「日和、入るわよ」
「はーい」
「リリィちゃんもね」
「はい」
私たち三人は部屋の中へ入った。
入り口のドアを通り過ぎると狭く短めの通路。右手側にはクローゼットが設置されており、左手側には手洗い場兼風呂場へ続く扉がある。床はカーペットを敷いたようなワインレッドで、土足のまま進むことができる。
もう少し進むと、広いところへ出る。
直進した辺りは洋室風。よくあるホテルの客室のようである。だがよくあるホテルと違っている部分もある。というのも、右手側に一段上がったところがあり、畳が敷かれているところがあるのだ。
洋室と和室があわさったような客室であった。
三人部屋ということもあり、狭くはない。
「取り敢えず荷物を置きましょ」
「そこの椅子に置く?」
「日和のはその椅子のところでいいわよ。私のはこっち、畳のところに置くわ」
「はーい」
まずは持ち込んだ荷物をどこかに置かなくてはならない。
「ベッドは二つね。場所も決めておきましょ。日和、好きなところを選んで」
「リリィと相談する!」
「急がないわ」
「ありがとう! 決めるね」
それから私はリリィと相談する。ベッドが二つしかないので、誰か一人は畳に布団を敷くこととなるのだ。そういうことも踏まえつつ二人で話し合った結果、私はリリィと一つのベッドで寝ることにした。
決まったことを母親に伝えると、母親は笑った。
「相変わらず、すっごく仲良しね」
一人用の狭いベッドなら二人並んで寝るのは難しいだろう。無理矢理二人入ったら、息苦し過ぎて、快眠からは程遠くなりそうだ。だが、このホテルに設置されているベッドは、一応一人用想定なのだろうがそこそこ幅がある。二人横に並んでも問題なく寝れそうだ。
「じゃあ私は手前のベッドにするわね」
「うん!」
私とリリィは奥側のベッドで寝ることを決めた。
その後私たち三人はローザと合流した。そして、少しお茶をして、一度は彼の部屋を見に行かせてもらったりもした。その後、一旦解散し、それぞれの部屋へ帰る。
「もう疲れた」
リリィは既に疲労感を露わにしている。
慣れないことをしているからだろうか。
「大丈夫?」
「寝たい」
リリィはベッドに仰向けに寝転がっている。
「かなり疲れてるみたいだね……」
「疲れてる」
「ちょっと寝る? 休んでもいいよ?」
「じゃ、そうする」
そう言って、リリィはすぐに眠りに落ちてしまった。
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