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愛されるか否か
しおりを挟む「お前なんて愛されないんだよ」
あなたはそう言っていたわね
けれどもそれは事実ではなかったようよ
だってわたし愛されているもの
そうよ今確かに
それもとても素晴らしい人に想われ愛されている
愛されるか否か
それを決めることなど
できやしないのよ
誰にも
あなたはわたしを気に入っていなかったかもしれない
あなたにとってわたしはその程度だったかもしれない
そうね
あなたの心はそうだったのでしょう
きっとそうだわ
それはあなたが決められること
けれど
この世界に生きる人たちの心を
あなた一人で捉えることなんて
できるはずがないじゃない
愛されるか否か
あなたが
それを決めることなど
できやしないのよ
「お前なんて愛されないんだよ」
かつてあなたはそう言って
まるでごみでも見るかのような目でこちらを見て
関係の終焉を告げたけれど
それはあくまで
わたしとあなたの関係を終わりでしかなくて
この先ずっとの希望を失わせるほどの力など
そこにはありはしない
他人の心など見えないものでしょう?
あなただってそうのはず
わたしだってそうだけれど
「今日、幸せになります!」
あなたには
そう言ってやりましょう
言葉を贈るわ
満面の笑みで
愛する人の隣で
応援ありがとうございます!
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