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後編
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数ヶ月後、妹はルローズと婚約した。
妹は私から彼を奪い取ったのだ。
嘘を利用して。
私を悪者に仕立て上げて。
薄々思ってはいたけれど、まさか本当にそんなことになるとは思っていなくて、だから少々驚いた。
何もかもが嫌になった私は家を出た。
どこかで一人飢え死にする方がまし、そう思ったのだ。
◆
結論から言うと、私は魔法使いに拾われた。
人里離れたところに住む彼が、何も持たず家出して倒れていた私を助け、それから二人での暮らしが始まった。
私は出会った日に彼にすべてを明かしている。
そのうえで同居することになった。
だから多分、彼は、私の事情を理解したうえで接してくれているのだと思う。
今はとても幸せだ。
これは街へ買い出しに行った時通行人から聞いた話だが。
ルローズと妹は結婚式の最中に賊に襲撃されて落命したそうだ。
二人の結婚式は、血の祭りとなったようである。
白色のドレスは紅に染まり。
新郎新婦は落命し。
参加者も多くが負傷させられ。
まさに、悪夢だ。
あのまま家出せずあそこにいて、妹らの結婚式に参加していたら――もしかしたら私も賊の襲撃による被害を受けていたかもしれない。
◆終わり◆
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