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婚約者である私を農民の女と見下した彼は後日親から徹底的に罰を与えらえたようです。
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「農民の女なんてやっぱ無理だわ~、てことで、婚約破棄な!」
婚約者ウェヴリーフはある日突然さらりと関係を終わらせる言葉を発してきた。
「え……」
「何だよその顔、だっせ」
「婚約破棄って……本気なの? それってとても大きなことよ、本気でそうするつもり?」
「はぁ~? 馬鹿じゃねぇの。大きなこと? それってお前の中でだけだろ? あーあ、これだからだっせぇ田舎もん女は。くっだらねぇ~」
ウェヴリーフは馬鹿にしたような表情を敢えて作ってくる。
挑発しようとしているのか?
私から問題発言を引き出そうと?
……だとしたら、甘い。
私はそこまで愚かではない。
「じゃ、そういうことなんで! 永遠にさよならな!」
こうして関係はさらりと終わりを迎えてしまった、のだが――。
「ぎゃああああ! ママぁ! パパぁ! やめてえええええええ!」
ウェヴリーフは両親からとてつもない罰を受けることとなった。
「恥ずかしい! 恥ずかしいよぉ! 恥ずかしいいいいい! 見られてる、見られてる、よおぉぉぉぉ!」
ウェヴリーフの両親は息子の行いに激怒し自らの手で息子に罰を与えた。
その内容は少々過激なものもあって。
路上で尻を叩くというような羞恥心を掻き立てるようなものも含まれていた。
「ママぁ! もうやめて! やめてええええ!」
「駄目よ、愚かなことをした息子にはこのくらいしなくっちゃね」
「息子を虐めないでぇぇぇぇ!」
「知らないわ、あんたが馬鹿なことをしたのでしょう? 自業自得。それにね……親にはきちんとした躾をする義務があるの」
連日続くそれは次第に町の人たちが見て楽しむ会と化していった。
その結果ウェヴリーフは大勢に恥ずかしい姿を見られてしまうこととなってしまった。
「パパぁ! 助けて! 助けてよおおお! ママが虐めるぅぅぅぅ!」
「知るか。お前が馬鹿なんだぞ? 婚約者さんに対して失礼なことをするから」
「婚約破棄しただけぇ!」
「いや違う。農民の女、などと、無礼な言葉もかけたのだろう。差別意識が過ぎるぞ」
「いやあああああん! たっけて、たっけてよおぉぉぉぉ! パパぁ! 恥ずかしいよおおぉぉぉおおおおぉぉぉぉおおおん!」
こうして徹底的に虐められたウェヴリーフはやがて精神が崩壊し言葉など何も発せないような状態になってしまったそうだ。
少しやり過ぎな気もしないではないが……。
ただ、まぁ、それもその家の教育方針であるなら仕方ない。
私が口出しすることではないだろう。
――さて、新しい世界へと一歩を踏み出そうか。
◆
「ママ! こっちこっち!」
「どうしたの?」
「きれいなおはなさいてるよ!」
「ああ、これ? そうね、とっても綺麗ね。見惚れてしまうわね」
あれから数年が経った。
私は今、良き夫と可愛い娘に囲まれて、穏やかに幸せに暮らしている。
「みて! ちょうちょも!」
「触っちゃ駄目よ」
「えー、ママ、どうして?」
「自分よりずっと大きい生き物から急に触られたりしたら嫌な気分になってしまうでしょう? それに、痛いかもしれないし」
「ああー……うん、こわい、そっか……」
「だから、なるべく見るだけにしましょうね」
「うん! 分かった! そうする」
◆終わり◆
婚約者ウェヴリーフはある日突然さらりと関係を終わらせる言葉を発してきた。
「え……」
「何だよその顔、だっせ」
「婚約破棄って……本気なの? それってとても大きなことよ、本気でそうするつもり?」
「はぁ~? 馬鹿じゃねぇの。大きなこと? それってお前の中でだけだろ? あーあ、これだからだっせぇ田舎もん女は。くっだらねぇ~」
ウェヴリーフは馬鹿にしたような表情を敢えて作ってくる。
挑発しようとしているのか?
私から問題発言を引き出そうと?
……だとしたら、甘い。
私はそこまで愚かではない。
「じゃ、そういうことなんで! 永遠にさよならな!」
こうして関係はさらりと終わりを迎えてしまった、のだが――。
「ぎゃああああ! ママぁ! パパぁ! やめてえええええええ!」
ウェヴリーフは両親からとてつもない罰を受けることとなった。
「恥ずかしい! 恥ずかしいよぉ! 恥ずかしいいいいい! 見られてる、見られてる、よおぉぉぉぉ!」
ウェヴリーフの両親は息子の行いに激怒し自らの手で息子に罰を与えた。
その内容は少々過激なものもあって。
路上で尻を叩くというような羞恥心を掻き立てるようなものも含まれていた。
「ママぁ! もうやめて! やめてええええ!」
「駄目よ、愚かなことをした息子にはこのくらいしなくっちゃね」
「息子を虐めないでぇぇぇぇ!」
「知らないわ、あんたが馬鹿なことをしたのでしょう? 自業自得。それにね……親にはきちんとした躾をする義務があるの」
連日続くそれは次第に町の人たちが見て楽しむ会と化していった。
その結果ウェヴリーフは大勢に恥ずかしい姿を見られてしまうこととなってしまった。
「パパぁ! 助けて! 助けてよおおお! ママが虐めるぅぅぅぅ!」
「知るか。お前が馬鹿なんだぞ? 婚約者さんに対して失礼なことをするから」
「婚約破棄しただけぇ!」
「いや違う。農民の女、などと、無礼な言葉もかけたのだろう。差別意識が過ぎるぞ」
「いやあああああん! たっけて、たっけてよおぉぉぉぉ! パパぁ! 恥ずかしいよおおぉぉぉおおおおぉぉぉぉおおおん!」
こうして徹底的に虐められたウェヴリーフはやがて精神が崩壊し言葉など何も発せないような状態になってしまったそうだ。
少しやり過ぎな気もしないではないが……。
ただ、まぁ、それもその家の教育方針であるなら仕方ない。
私が口出しすることではないだろう。
――さて、新しい世界へと一歩を踏み出そうか。
◆
「ママ! こっちこっち!」
「どうしたの?」
「きれいなおはなさいてるよ!」
「ああ、これ? そうね、とっても綺麗ね。見惚れてしまうわね」
あれから数年が経った。
私は今、良き夫と可愛い娘に囲まれて、穏やかに幸せに暮らしている。
「みて! ちょうちょも!」
「触っちゃ駄目よ」
「えー、ママ、どうして?」
「自分よりずっと大きい生き物から急に触られたりしたら嫌な気分になってしまうでしょう? それに、痛いかもしれないし」
「ああー……うん、こわい、そっか……」
「だから、なるべく見るだけにしましょうね」
「うん! 分かった! そうする」
◆終わり◆
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