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前編
しおりを挟む「ねぇお義姉さま?」
義妹ユレセルフが声をかけてくる時というのは大抵ろくでもないことを言ってくる時だ。
彼女は私のことを嫌っている。
しかも、ただ嫌うだけではなく、時に驚かされるくらい見下している。
「あんたみたいな女、一生結婚なんて無理でしょうね」
――そう、彼女はたびたびこういうことを言ってくるのだ。
どうして傷つけるような言葉を発することができるのだろう? それも平然と。彼女には人の心といったものがないのだろうか? でなければそんなこと言えるわけがないと思うのだが。
「また心ないこと言うのね」
「事実を言っただけよ!」
「もう……どうしてそんなに攻撃的なの……」
「本当のことでしょ!? 認めなさいよ!!」
一度始まるとなかなか終わらない。
そういうところが、非常にやっかいだ。
――だが、二十歳の春、私はあるパーティーにて王子ウォシェルットに惚れられて求婚された。
それからというもの、義妹は情緒不安定になった。
ずっと見下していた義姉が王子という地位のある男性に見初められたショックで彼女は壊れてしまったのだ。
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