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後編
しおりを挟むその後レイリフィリアは知人の紹介で出会った人から反復横跳びを習い、それからその競技に強い興味を持つようになった。朝から晩まで反復横跳びを続けるようになり、あっという間に凄まじい早さで反復横跳びをこなすようになっていった。
――それから数年。
レイリフィリアは反復横跳びの世界を大会三つを制覇。
最強の女子選手として国の歴史に名を残した。
さらには国王からその運動能力を認められて王子と結婚できることになった。
こうして彼女は未来の王妃となったのである。
誰もがその展開には驚いた。けれども、似合わない、とはだれも言わず。それどころか、多くの人たちが相応しいと言って喜んでいた。
一方エイビルはというと。
ある反復横跳び大会の際に乱入しすべてを駄目にしようとして警備隊に捕まり、そのまま流れで処刑されることになった。
乱入だけなら捕まりはしても処刑にはならなかっただろう。しかし彼は爆発系の危険物を持ち込んでいた。そのことが処刑の決め手になってしまったのだった。
◆終わり◆
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